- 連続ドラマ小説「二ホンちゃん」44クール目
233 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:20:24.90 ID:1hdRvpZ9 - 「ビンロウ」
タイワンちゃんのお家にはとても珍しい嗜好品があります。それ は何かというとです。 ビンロウといいます。そしてです。 そのビンロウを皆にあげる時のタイワンちゃんはです。何故かと ても露出が多くなります。 この日は真っ赤なミニのチャイナドレスです。何と肩まで出てい ます。その格好で、です。 皆にそのビンロウを配るのです。そのタイワンちゃんにニホンち ゃんが言います。 「あの、いつも思うけれど」 「どうしてこんな格好かってこと?」 タイワンちゃんもわかっています。それでなのでした。
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234 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:26:52.56 ID:1hdRvpZ9 - ニホンちゃんに対してです。こう言ったのでした。
「それよね」 「うん。何でビンロウを皆に配る時はあえてそんなに派手な格好 になるの?」 「この格好だと皆貰ってくれるのよ」 だからだとです。タイワンちゃんはにこりと笑ってニホンちゃん にお話するのです。 「だからなのよ」 「そうなの。それでなの」 「そういうこと。それにね」 「それに?」 「若しもよ」 どうかというのです。
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235 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:33:33.13 ID:1hdRvpZ9 - 「スケベな奴が触ってきたり言い寄ってきたりしたらね」
「マカロニーノ君とか?」 「そう、あいつが一番そうだけれど」 五年地球組の面々は皆結構スケベだったりします。タイワンち ゃんがそんな格好をしていればです。 デートに誘ったり肩を抱いたり足を触ってきたりです。そんな ことをしてきたりしたならです。 そうした時はどうするのか。タイワンちゃんは笑いながらも確 かな目で言うのでした。 「叩きのめしてやるから」 「拳法でよね」 「そう、それでね」 得意とする拳法の構えを取りながらの言葉でした。
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236 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:39:51.73 ID:1hdRvpZ9 - 「だから大丈夫よ」
「実際にそれでやっぱり」 「まあ。誰とは言わないけれどクラスのスケベなのを何人かね。 そうしてやったから」 「やっぱりそうなの」 「そう、そうしたから」 それでだというのです。 「今は流石にそんなことする奴はいなくなったわ。身体で覚えさ せてやったのよ」 「ううん、実力でもなのね」 「そういうこと。だから言い寄られても大丈夫よ」 こうニホンちゃんにお話したのです。
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237 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:45:56.66 ID:1hdRvpZ9 - そしてです。その日のタイワン家にです。ニホンちゃんが遊びに
来ました。そしてニホンちゃんだけでなくです。 カンコ君も来ました。彼はです。 ニホンちゃんを見てです。こう言ったのでした。 「なじぇ御前が来たニダ」 「わたしタイワンちゃんに呼ばれたんだけれど。カンコ君もだっ たの?」 「ウリは暇だから来たニダ」 こうしたことはよくあることです。暇でお家に誰も来ない時は誰 かのお家に遊びに行くのです。五年地球組の暗黙のルールでそう した人は迎え入れるのです。 それで、です。カンコ君はこの日暇だったのでタイワン家に来た のです。
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238 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:52:24.18 ID:1hdRvpZ9 - そうしてニホンちゃんとタイワン家の前で鉢合わせしたのです。
そのうえでニホンちゃんに対して言ったのです。 「御前が呼ばれているとは思わなかったニダよ」 「わたしも。カンコ君が来るなんて」 「まあいいニダ。それでニダ」 「タイワンちゃんのお家に入ってよね」 「何か食わせてもらうとするニダ」 こうしてです。二人でタイワン家に入ろうとします。ところがこ こでなのでした。 そのタイワンちゃんがお家の玄関から出て来てです。そのうえで 二人を見て言ってきたのです。 「あれっ、バカンコも来たの」 「暇だから来たニダ。感謝汁」 カンコ君はいつもの調子でタイワンちゃんに返します。
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239 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 00:58:00.99 ID:1hdRvpZ9 - 「それで何があるニダ」
「お料理作ってるところだけれどね。その間ゲームでもする?あ たしのお家のゲームだけれど」 「そうニダな。とりあえずはニダ」 「お邪魔させてもらってね」 ニホンちゃんも応えてです。そうしてなのでした。 二人でタイワン家に入ろうとします。けれどここでまたでした。 タイワンちゃんがふと思い出した様な顔になってです。ニホンち ゃん達に言ってきたのでした。 「そうそう、これどう?」 「あっ、ビンロウ?」 「それニダか」 タイワンちゃんは懐からそれを出してきてです。二人の前に出し てきたのです。
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240 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:04:06.71 ID:1hdRvpZ9 - そのビンロウを出してからです。タイワンちゃんはまた二人に尋
ねます。 「これどう?今噛む?」 「ええと、わたしはそういうのは」 ニホンちゃんはタイワン家によくお邪魔していますが女の子です。 ビンロウはどっちかというと男の子が噛むものです。だから彼女 もなのでした。 遠慮する顔になってです。こうタイワンちゃんにお話するのでし た。 「悪いけれど」 「そうなの。じゃああんたは?」 「久し振りに貰うニダ」 カンコ君はすぐにタイワンちゃんに答えました。
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241 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:14:05.51 ID:1hdRvpZ9 - 「暫く噛んでいないからどんなのか忘れてしまったニダい。だか
ら余計に欲しいニダ」 「わかったわ。それじゃあね」 こうしてです。ニホンちゃんの分も含めてでした。タイワンちゃ んはカンコ君にビンロウを渡しました。そうしてです。 カンコ君は早速そのビンロウをお口の中に入れてです。噛むので した。 すると忽ちのうちにお口の中が真っ赤になっていきます。そうし てです。 自然とです。彼はガニ股になってそのうえでポケットの中に手を 入れてタイワン家の玄関の前を歩きだしました。その姿を見てで す。 タイワンちゃんは何故か妙に納得する顔になってカンコ君に言う のでした。
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242 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:20:07.05 ID:1hdRvpZ9 - 「あんたの今の格好だけれど」
「何かこれを噛んでいると自然にこうなるニダ」 「ビンロウ噛んでるよね」 「そうニダ。この格好で歩いてそれで、ニダ」 そのお口の中に溜まった紅いものをです。ペッと吐き出すのでし た。すると玄関の前のアスファルトがです。赤く染まります。そ れを見てです。 タイワンちゃんはまたカンコ君に言うのでした。 「その吐く姿もね」 「どうニダか」 「滅茶苦茶似合ってるわよ」 そうなっているというのです。
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243 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:26:25.31 ID:1hdRvpZ9 - 「あんたが一番似合ってるけれど」
「それは褒め言葉ニダか?それともけなし文句ニダか?」 「どっちでもないけれどね」 特に褒めるつもりもけなすつもりもなかったのです。そのことは 確かです。 けれどそれでもです。タイワンちゃんもニホンちゃんもそのカン コ君に対して言います。 「今のあんた滅茶苦茶絵になっているから」 「吐き出す姿もニダか」 「何処かのおじさんみたいに」 確かにです。ガニ股で吐く姿はまさにおじさんです。タイワン家 にいるです。
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244 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:32:04.71 ID:1hdRvpZ9 - 噛み終えたカンコ君のお口は真っ赤です。そのカンコ君を見てな
のでした。 ニホンちゃんもです。こう言いました。 「今のカンコ君も本当に」 「似合い過ぎる程似合ってるわよね」 タイワンちゃんもそのニホンちゃんに応えます。 「配りがいがあるわ」 「褒められている訳でもないしけなされている訳でもない。本当 に微妙な気持ちニダ。こうした時はさっさと料理を食わせるニダ」 「まあ待っててね。それじゃあゲームでもして待ってて」 こうしてあらためてです。ニホンちゃんとカンコ君はタイワン家 に入るのでした。ビンロウで赤くなった道路とカンコ君のお口は そのままで。
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245 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:38:24.49 ID:1hdRvpZ9 - ∞台湾のビンロウ売りの女性
ビンロウ売りの女性は台湾独特の職業だ。露出度の高いセクシー な若い女性が道端でビンロウを販売するものだが、抜群のスタイ ルに大胆な服装、またビンロウ売りの高い収入から、ビンロウ売 りをする女性が急激に増加し、台湾の道路の風物詩になっている。 しかしお色気で客寄せをする販売方法が台湾社会ではずっと批判 の対象となっている。 明るいネオンで飾られた台湾のビンロウ販売所。台中付近など台 湾南部の道路ではよく見られる。購入者はトラック運転手が中心 で、長距離の運転の眠気覚ましにビンロウを求める。 より多くの同業者が参入して競争が激しくなったことから、ビン ロウ売りの女性たちはどんどん露出度の高い服装を着るようにな った。運転中の運転手がビンロウ売りに見とれて事故を起こすこ とも多く、ビンロウ売りが殺人罪で起訴されたこともあるという。 ビンロウで高い収益を上げるために、顧客の目を引こうとして露 出度の高い服装の女性に販売させる店が少なくない。2002年に地 方政府は露出度の高い服装でビンロウを売るこをと禁止。台北市 が率先して行い、桃園県が続いた。2004年になると台北一帯では ビンロウ売りを見かけることはなくなり、今では台中や台南一帯 のみでみられるが、以前のような過激な服装は見られなくなって いる。
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246 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:45:06.32 ID:1hdRvpZ9 - 女性団体の中には、経済状況を改善するためとして露出度の高い
服装のビンロウ売りに理解を示す意見もあるが、こうした見方に は賛否両論がある。国際的なモデルやスター、展示会のコンパニ オンなどが露出度の高い服装をすることは不適切だとは言われず、 社会や法律もモデルやスターのセクシーな服装を規制しようとは しない。これに対してビンロウ売りの服装を制限するのは、社会 階層に対する偏見だとするものだ。 ビンロウ売りの中には一家の生計を支えるために学校を中退した 女子学生もいる。彼女たちの多くは学歴や年齢が原因で企業での 勤め先が見つからなかったり、ビンロウ売りの収入が多いことな どからこの職業についている。 またビンロウ売りの女性に対するメディアのネガティブな報道と、 より重要な社会的、経済的問題の軽視を批判する意見もある。性 搾取反対運動を行なう「励馨基金会」などはビンロウ売りの女性の 自主権について悲観的だ。こうした女性たちは店主や家族に搾取 される対象となりやすい。 ビンロウ売りの女性の中にはお色気で客寄せをするものもいる。 お客が一定以上の量のビンロウを買うと「特別サービス」として 裸体を露出したり、客に身体を触らせるなどして客寄せをはかる のだ。中には性行為を提供するものもいる。「ビンロウを買うの はビンロウを咬むだけじゃない」という台湾の男性の言い回しも ある。 ビンロウの価格は一般的に8、9粒が50ニュー台湾ドル程度だが、 こうした方法で売られるビンロウは1粒100ニュー台湾ドルもする。 ビンロウ売りは1カ月で4万?5万新台湾ドルの収入を手にする。
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247 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:50:19.20 ID:1hdRvpZ9 - ttp://j.people.com.cn/94638/94659/7673775.html
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248 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 01:55:58.99 ID:1hdRvpZ9 - 台湾について、事前に調べることといえば、観光地とか食事と
かそんなことでしょう。でも、実際行ってみて気になったもの は、やはりビンロウでした。実は私はずいぶん前に一回台湾に 行ったことがあって、ビンロウの存在は知っていたのですが、 日本とこんなに近いのに、こんなに変な文化があるとは、改め て驚きました。ビンロウとは椰子の木のようなものになる実で、 それと石灰を一緒にかむとつばがあとからあとから出てきて、 それがなぜか赤くなるのです。噛むと気分が高揚したり、目が 覚めるタバコのような嗜好品です。イリアンジャヤに昔行った ときには、町の道に朱色の液体が撒かれていたので、なんじゃ こりゃ〜と思ったのですが、その赤い液体は飲み込めないので、 皆ペッと吐き出すから、そのようになるのです。これはいろん な国で噛む習慣があるらしいです。台湾の人も体に悪いからね ぇ(発ガン物質が含まれているとか)。と悪しき風習にあまり 快く思っていないようです。でも、海にいた監視員のおにーち ゃん達は、そろいもそろって口のなかがお歯黒ならぬビンロウ 色に染まっていてなんか怖かった。村で「ジュースでも飲んで 行かんかねー」と声を掛けてくるジュース屋のおばあちゃんの 口がビンロウ色だったのも怖かった。 イリアンにいたときのように、道に汚らしいビンロウの跡がな いのは不思議でしたが、一部ではビンロウはまだまだ健在のよ うです。まさか飲んでいるわけではあるまい。
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249 :マンセー名無しさん[sage]:2011/12/19(月) 02:02:50.38 ID:1hdRvpZ9 - このように日本にはない嗜好品「ビンロウ」の奇習もさること
ながら、その販売方法がもっと気になります。大きな町では 「タバコ屋」ならぬ「ビンロウ屋」があって、町中いたるとこ ろで見かけます。が、一歩郊外にでるともっと気になるビンロ ウ屋が!何もない平原に忽然と姿を現すネオンで彩られたガラ ス張りのBOX。そこには決まって、露出度の高い若い女の子が けだるそうに腰掛けています。日本では都会の盛り場でしか見 られない格好の女の子が、台湾のど田舎のなーんもないところ にいるのですから、異様です。墾丁〜高雄間では、ほとんど1 〜2キロおきにビンロウBOXが現れるので、とってもきになりま す。ネーミングも小悪魔とか、愛人とか意味深だ。そして、中 ではけだるそうにバーでよく見かける丸くて背の高いいすに座 り、ぼんやりと遠くを見つめる女の子。この女の子達はビンロ ウ小姐(本当は全部漢字)と呼ばれているようです。次のビン ロウもその次も、示し合わせたようにみーんな同じように座っ ています。来ている服が若干個人によって変わるようです。次 はどんな服なんだろう?なんて期待をしてしまうほどはまって しまった。。。ビンロウBOXウォッチングに。 これは怪しい、裏になにかがあるのではないか?高雄のステー キ屋に日本語の出来る子がいたので聞いてみた。 「派手な格好してると、お客さん喜ぶからいっぱい買ってくれ るでしょ。だからです。でも本当はやりすぎると警察につかま るよ。」
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- 連続ドラマ小説「二ホンちゃん」44クール目
250 :マンセー名無しさん[]:2011/12/19(月) 02:08:07.60 ID:1hdRvpZ9 - なるほど、ビンロウを売りたいという純粋な気持ちからあんな
ふうになっているのであって、裏はないらしい。 「私の友達もやっているよ。若い人しかできない。」 ちょっと恥ずかしそうに言うのが印象的だった。 台北あたりでは、ビンロウ売りが規制を受けているらしい。で も南部ではまだ健在のようだ。 P.S.イリアンで一回ビンロウにチャレンジしたことがあったのだ が、硬いビンロウを噛むととても渋い。石灰を噛んでしばらくす ると口が赤くなって、あとからあとからつばが出てくる。で、ペ ッと吐くと。。。うわー皆と同じものが出てきたーーー。という 感じでとてもビックリします。けっしてウマイものではございま せん。 ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/1674/yomoyama/binrou.html
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