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マンセー名無しさん
総督府スレより転載
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目

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連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
581 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 00:00:31.38 ID:4zkeeFdu
そのことについてです。ニホンちゃんもノーベル=スウェーデ
ン君もです。
首を傾げさせます。真面目な彼女にとっては珍しいことであり
ます。
しかしです。ここでやっとフィンランちゃんが出て来ました。
彼女は二人に対してこう言ってきました。
「ちょっと。お腹の調子が悪くて」
「それでなの」
「遅れたんだ」
「そうなの。おトイレ行ってたの」
遅れた理由はこれです。よくあることです。
それで遅れたというのです。けれど何はともあれです。

連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
582 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:07:22.84 ID:4zkeeFdu
肝心のフィンランちゃんが来てです。そうしてなのでした。
ラジコンのはじめての操縦がはじまりました。場所はフィンラ
ン家が面しているバルト池です。ノーベル家と挟んでいる内池
と呼ばれている形のお池です。
そこで操縦をはじめます。お船のラジコンがゆっくりと動きだ
します。
それを観てです。ニホンちゃんとノーベル君はそれぞれ言いま
した。
「結構いいんじゃないかしら」
「そうだね。操縦も船の出来もね」
「フィンランちゃんらしく手堅くまとまっている感じかしら」
「流石と言うべきかな」
二人共その操縦を見て言います。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
583 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:14:54.87 ID:4zkeeFdu
「じゃあこのまま?」
「いけるだろうね」
二人はフィンランちゃんのラジコンは操縦も含めていいと思い
ました。けれどです。
ここで急にです。そのフィンランちゃんに異変が起こったので
す。
顔がぴしっ、と壊れた様なものになってです。次には真っ青に
なってしまいました。
その顔で、です。ニホンちゃんとノーベル君に対してこう言っ
てきました。
「御免なさい、ちょっと」
「ちょっとって?」
「どうしたんだい?」
二人はです。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
584 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:20:46.68 ID:4zkeeFdu
その急に変わったフィンランちゃんに対してです。こう尋ねま
した。
「何か様子がおかしいけれど」
「何かあったのかな」
「そ、それは」
フィンランちゃんは答えようとします。しかしそれよりも前に
なのでした。
その真っ青になった顔で、です。ラジコンの操縦機を放り出し
てです。
慌ててお家の中に書け戻りながら。こう言ってきました。
「おトイレ!」
「えっ、おトイレって」
「またなんだ」
二人はフィンランちゃんのその言葉を聞いてです。


連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
585 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:27:20.16 ID:4zkeeFdu
驚いた顔になってです。そのお家に駆け戻っているフィンラ
ンちゃんに対して問い返しました。
「ちょっと、ラジコンは?」
「それはどうなるんだよ」
「後で!」
もうタイムリミットまで僅かです。そうなっては余裕は全く
ありません。
それで、です。フィンランちゃんはお家の中に入ってしまい
ました。後に残されたのは。
ニホンちゃんとノーベル君、それに放り出された操縦機とお
船のラジコンです。それだけです。
そして操縦する主をなくしたお船はです。あてもなく彷徨い
はじめました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
586 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:33:21.49 ID:4zkeeFdu
それを見てです。ノーベル君は顔を顰めさせてニホンちゃん
に言いました。
「まずいよ、これは」
「ええ、操縦する人のいないラジコンって」
「どうなるかわからないよ」
「何かおかしな動きしてるし」
早速です。ラジコンの動きは妙なものになってしまっていま
した。
右に行ったり左に行ったりしてです。速度もあげたり下げた
りしています。
これでは何時どうなるかわかったものではありません。しか
もです。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
587 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:38:40.83 ID:4zkeeFdu
ここで、です。さらに悪いことに。お船の前にです。
何かそこだけ浅い場所がありました。そこにお船が突っ込ん
で、なのでした。
お船は座礁してしまいました。そうして動かなくなってしま
ったのです。それを見てです。
ニホンちゃんもノーベル君もです。首を捻ってです。こう言
いました。
「ううん、やっぱりこうなっちゃったわね」
「まあ氷にぶつかったりしなかっただけましかな」
そうなってしまえばあの伝説のラジコンタイタニックみたい
になってしまいます。けれど幸い今お池には氷らしいものは
ありませんでした。
それでお船は最悪の事態は避けられたのです。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
588 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:45:06.19 ID:4zkeeFdu
それでも座礁は座礁です。ラジコンは動かなくなってしまい
ました。それを見てです。
ニホンちゃんもノーベル君もです。困った顔でそれぞれ言い
ます。
「どうしようかしら、これって」
「とりあえず。お船何とかしようか」
二人でズボンを膝までたくしあげてです。ニホンちゃんも今
は幸いズボンでした。
それで靴を脱いでそうしてからです。お船を座礁している場
所からどけました。
それからスイッチを切ってです。何とか終わらせました。
そしてここで、です。フィンランちゃんがやっと戻ってきま
した。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
589 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:52:02.13 ID:4zkeeFdu
それで二人に気付いてです。こう言ったのでした。
「もしかしてお船が座礁して」
「あっ、もう終わったから」
「気にしなくていいよ」
二人はにこりと笑ってです。そうしてなのでした。
フィンランちゃんに対してです。何ともないというのです。
けれどフィンランちゃんは。
「有り難う、本当に」
「こういうことは仕方ないから」
「誰にもあるからね」
二人はフィンランちゃんのピンチにです。そっとフォローし
たのです。そしてそのことについてです。何も言わないので
した。自分達からは。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
590 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 00:58:34.26 ID:4zkeeFdu
フィンランドで観光フェリーが座礁、船長がトイレから出られず
ロイター 8月22日(月)8時27分配信
[ヘルシンキ 19日 ロイター] 乗客54人を乗せたフィン
ランドの観光フェリーが、船長がトイレに閉じ込められ、座礁し
た。フィンランドの沿岸警備隊が19日明らかにした。座礁によ
り一部の乗客が軽傷を負ったほか、フェリー内の食器などが破損
した。
船長不在の中、乗船スタッフがフェリーの減速に成功。ただ、フ
ェリーは停止することなく、ヘルシンキ近郊の海岸にある岩にぶ
つかり、座礁した。
沿岸警備隊によると、船長は鍵の壊れたトイレから出ることがで
きず、助けを求めていたという。
沿岸警備隊は、船長の行動を結果的に危険をもたらす行為だとし
て犯罪性があったかどうかを捜査している。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110822-00000953-reu-int
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
591 :総督府スレより転載[sage]:2011/08/30(火) 01:06:58.43 ID:4zkeeFdu
第二次世界大戦における欧州戦争の勃発と並行して、ソ連・フィ
ンランド間で戦われた戦争。
1939(昭和14)年、ヨーロッパで戦争が勃発し、独ソ不可侵条約の
秘密協定に基づき、フィンランドの自勢力入りを目論んだソ連は、
フィンランドに対し、ハンコ半島の海軍基地の租借と、マンネル
ヘイム線の非武装化、およびフィンランド湾の島々の割譲を要求
した。フィンランドは当初若干の譲歩をしたものの、結局全面拒
否。1939(昭和14)年11月、交渉は決裂した。11月28日、ソ連は19
32(昭和7)年に締結された不可侵条約の48時間以内の失効を通告し
て来、1939(昭和14)年11月30日午前6時50分、国境線に布陣したソ
連軍砲兵隊の一斉射撃をはじめとして、1932(昭和7)年の不可侵条
約を破棄してソ連軍はこの小さな隣国に侵攻を開始した。
その兵力は人員50〜60万人、戦車1,500両、航空機800機にものぼっ
ていた。まず、主攻撃ルートになったカレリア地峡に第七軍(七個
狙撃兵師団、五個機甲旅団、および控置の六個狙撃兵師団。兵力
人員20万人、装甲車輌1,400両、砲900門)が配置され、同軍はマン
ネルヘイム線を突破して、フィンランド第二の都市、ヴィープリを
占領することになっていた。次に、ラドガ湖の北のスオヤルヴィ・
ソルタバラ地区に第八軍(六個狙撃兵師団、一個機甲旅団。兵力 人
員13万人、装甲車輌400両、砲600門)が配置され、同軍はラドガ湖
の北を回ってカレリア地峡背後を衝くと共に、一部はそのまま内陸
に向かって進軍する事になっていた。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
592 :総督府スレより転載[]:2011/08/30(火) 01:11:44.21 ID:4zkeeFdu
さらに北には第54師団(人員1
万2000人、装甲車輌35両、砲120門)を主力とし他三個師団からなる
部隊がクフモに、第163師団(兵力1万7000人)と控置の第44師団から
なる部隊がスオムッサルミに、第88師団と第122師団からなる部隊が
サッラにそれぞれ分かれて進撃する事になっている第九軍が配置さ
れていた。部隊が三手に分かれているのは、この地域は道路がまば
らでるからであった。しかし、逆に同方面はソ・フィン国境とボス
ニア湾との距離が最も近く、またフィンランド側の道路が比較的整
っていたため、南部の二部隊はそれぞれ割り当ての地域を占領後、
そのまま内陸に向かって進撃し、フィンランドを東西に二分するこ
とになっていた。最後に、最北の北極海沿岸には三個師団からなる
第一四軍が配置され、うち第104師団と第52師団はペツアモからフィ
ンランド内陸部に進撃し、サッラの部隊と握手することになってい
た。
以後省略
ttp://www.wdic.org/w/MILI/%E5%86%AC%E6%88%A6%E4%BA%89


連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
593 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:12:51.84 ID:4zkeeFdu
          「ウヨ君兄貴バージョン」
今カンコ家のテーグのお庭においてです。皆が陸上競技を行っ
ています。
これは運動会とは違ってです。陸上競技にのみ限った大会です。
それを行っているのです。
ところがです。ホスト役のカンコ君はすこぶる不機嫌です。そ
れはどうしてかといいますと。
「最早あれは消滅してしまったニダか!」
「消滅?何がニダ?」
チョゴリちゃんがお兄さんに尋ねます。
「何が消え去ったニダか?皆ちゃんと参加してくれているニダ
が」
「ブルマニダ!」
カンコ君は絶叫しました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
594 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:19:23.08 ID:4zkeeFdu
「なじぇブルマがないニダか!最早あれはなくなってしまった
ニダか!」
「言うにこと欠いてそれニダか」
「ブルマは男の浪漫ニダ!あれなくして陸上競技の意味がない
というか体育の意味がないニダ!」
ここまで言うカンコ君でした。見れば女の子は皆スパッツか半
ズボンです。
カンコ君はこのことにファビョーーーンしてです。それで喚い
ているのです。
「ロウき○ーぶを観るニダ!ブルマは一人だけしかいないニダ、
あれは許されざる罪ニダ!」
「PVでの花澤さんのミニスカで我慢しておくニダ。それか魔
乳秘剣○でも観ておくニダ」
チョゴリちゃんは冷静にお兄さんに突っ込みを入れます。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
595 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:29:11.16 ID:4zkeeFdu
勿論この娘もブルマではありません。赤い半ズボンです。何処
かバカテスな感じの体操服です。
カンコ君の期待とは全く違うその格好をしてです。チョゴリち
ゃんは突込みを入れるのです。
「ブルマならまだニホンさんのアニメでも時々出ているニダよ。
喜多村○梨さんとか明坂○美さんが出ているとかなり高い確率
でそうなるから楽しみにしているニダ」
「よく知っているニダな」
「何かわかってきたニダ」
どうもニホンちゃんのお家のアニメにも何かしらの法則がある
ようです。ですがこの辺りは確実にそうだとは言えないみたい
です。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
596 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:39:01.17 ID:4zkeeFdu
「とりあえずもうリアルでは期待するだけ無駄ニダ。バレーで
も半ズボンニダ」
「うう、ウリは猛烈に悲しいニダ」
リアルで悲しんでいるのがとてもよくわかる言葉でした。
「もう特撮でも黒スパッツニダ。あんなものは外道の中の外道
だと思っていたらブルマまでリアルでは死滅してしまっている
ニダ。男の浪漫を理解する漢はこうして消え去っていくニダか、
ウリはそれがとてつもなく悲しいニダ」
「悲しいのはわかったニダ」
一応こうは返すチョゴリちゃんでした。
「とりあえず大会の色々な雑事をするニダ。仮にも兄さんはこ
の大会のホストニダよ」
チョゴリちゃんは真面目に告げます。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
597 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:47:52.72 ID:4zkeeFdu
「やることは一杯あるニダ。だから叫び回っている暇なんて全
くないニダよ」
「ブルマ復活を要求するニダ!あとトウエイはお母さんなんか
に屈するなニダ!シャ○ダーの頃を思い出せニダ!」
「あそこまでやったらかえって露骨過ぎるニダ」
とか何とか言いながらです。カンコ君はチョゴリちゃんに引っ
張られて連行されていきます。その後に男組の無言の、しかし
圧倒的な賞賛を受けて。
ホスト役がこんなのですがそれでもです。大会自体は進んでい
きます。その中で、です。
ボール投げもあります。これにはです。
日之本家からはウヨ君もいます。彼はといいますと。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」42クール目
598 :マンセー名無しさん[sage]:2011/08/30(火) 23:55:27.10 ID:4zkeeFdu
「あれっ、何かいつもと違わない?」
「うん、ボール投げの時はね」
ウヨ君はお姉さんに応えます。勿論ニホンちゃんもブルマでは
ありません。緋○のアリアそのままの黒い半ズボン姿です。で
すがこれはこれで中々見所があります。
それに対してウヨ君はです。何かいつもよりもずっとムキムキ
な感じがします。それは」
「兄貴フォームになるんだ」
「兄貴フォームって」
「うん、ちょっとツボを突いてなるんだ」
ちなみにそのツボを少し押し間違えると最悪指が爆発してしま
います。中々怖いツボだったりします。


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