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マンセー名無しさん
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目

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連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
499 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:01:48.89 ID:VhA0bfdd
       「あまりにも口うるさくて」
カンコ君はずぼらなところがあります。この年齢の男の
子では多いですがそれでもです。彼がずぼらでないとは
誰も否定しないことです。
その適当さにです。最初に気付いたのはです。
コユンちゃんでした。カンコ家において一番のしっかり
した子がです。それに気付いたのです。
カンコ君が外で泥だらけになるまで遊んで帰ってきまし
た。ところがです。
彼はです。手を全く洗わずにです。お菓子を手に取って
食べています。コユンちゃんはそれを見てすぐに言いま
した。
「待て、カンコ」
「何ニダか?」
カンコ君おやつを手にコユンちゃんに顔を向けます。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
500 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:07:14.52 ID:VhA0bfdd
「何かあったニダか?コユン」
「外で遊んで手を洗わないでおやつを食べる気か」
「それがどうかしたニダか?」
カンコ君は何でもないといった口調でコユンちゃんに
対して言葉を返します。
「別にどうということはないニダ」
「そんなことがあるか。外から帰ってきたら手を洗え。
これは常識だぞ」
「そんなことはケンチャナヨニダ」
カンコ君はいつもの調子です。全く動じたところがあ
りません。
「気にしないでいいニダ」
「そんなことがあるか」
まだ言うコユンちゃんでした。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
501 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:14:07.77 ID:VhA0bfdd
「いいから早く手を洗え。さもないと汚くて仕方がな
いだろう」
「そうニダよ」
ここで、です。チョゴリちゃんも出て来ました。カン
コ家のしっかり者二人が揃いました。
「兄さんおトイレ行った時も手を洗っているニダか?
洗ってないと駄目ニダよ」
「うっ、それは」
「洗っていないな」
「そうニダな」
二人はカンコ君がぎくりとした顔になったのを見て、
です。すぐにわかりました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
502 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:19:30.92 ID:VhA0bfdd
そしてそのうえで、でした。二人同時にカンコ君に対
して言います。
「いいな、これからはだ」
「いつも手を洗うニダよ」
「なじぇそうなるニダか」
「普通誰でもそうするが」
「兄さんが不潔過ぎるニダよ」
かくして二人からの集中砲火を浴びたカンコ君でした。
この二人に言われてはです。カンコ君も仕方がありま
せんでした。かくしてです。
こうしてカンコ君はです。お家から帰ったりトイレに
行った後はです。手を洗うことになりました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
503 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:25:42.08 ID:VhA0bfdd
このことについてコユンちゃんとチョゴリちゃんがい
つも傍について見るようになりました。そうしてなの
でした。
カンコ君は何とか手を洗うようになりました。そのこ
とを学校で皆にお話します。
「へえ、御前も遂にかYO」
「食べた後は手を洗うようになったあるか」
アメリー君とチューゴ君がです。そのカンコ君に対し
て言いました。
「まあ確かに手は洗わないとな」
「不潔あるからな。とはいってもある」
ここで言ったのはチューゴ君でした。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
504 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:31:45.00 ID:VhA0bfdd
「僕も時々忘れてしまって香に注意されることがあ
ったりするあるが」
「そりゃまずいだろ。とはいっても僕もラスカやベガ
スの目があるからな」
実はアメリー君もなのでした。
「注意してるけれどな」
「そうある。妹の目というものは厳しいある」
「厄介な間だYO」
「最近はもっと夜しっかり寝ろとか運動もしっかりし
ろとか言われているニダ」
コユンちゃんとチョゴリちゃんにです。こんなことま
で言われるようになっているカンコ君です。どうやら
二人共もうかなりの小姑になっているようです。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
505 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:38:00.60 ID:VhA0bfdd
「とにかく。今は大変ニダ」
「いや、運動してしっかり寝ないとな」
「太るし髪の毛にもきたりするあるぞ」
二人は真剣な顔でお話します。
「運動とスポーツは必須だろ」
「肥満と禿は恐ろしいあるからな」
「うっ、そういえば兄さんは」
カンコ君はここでキッチョム君のことを思い出しまし
た。彼はです。欠食児童であってもです。
「太っていてしかも髪の毛がやばいニダ」
「御前兄弟だからああなるんじゃねえのか?」
「気をつけないと取り返しのつかないことになるある
ぞ」
「うう、それはわかったニダ」
カンコ君も真剣な顔で頷きます。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
506 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:44:11.11 ID:VhA0bfdd
「ウリも肥満と禿は避けたいニダ。睡眠不足もかなり
まずいニダな」
「お肌にもよくないっていうよね」
ニホンちゃんが出て来ました。この娘もここにいるの
です。
「男の子もね」
「ああ、そういえばニホンちゃんのところのウヨは」
「かなりしっかりした生活を送っているあるな」
「ううん、武士はね」
ニホンちゃんはその弟さんのことをお話します。ウヨ
君はどうかというのです。
「真面目な性格だから」
「そうだよな、真面目だからなあいつは」
「その生活もあるな」
アメリー君もチューゴ君も頷くのでした。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
507 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:50:43.51 ID:VhA0bfdd
「規則正しくか」
「そして清潔あるな」
「うん、流石にいつも手をウェットティッシュで拭い
たりとかはしないけれど」
「913ニダか」
カンコ君はそのいつもウェットティッシュで手を拭い
いる人が誰かすぐにわかりました。
「あいつはそもそも手に拭いた血を拭き取る為にそう
しているニダが」
「それはそうだけれど」
勿論ニホンちゃんも知っています。その元ネタが何か
をです。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」40クール目
508 :マンセー名無しさん[sage]:2011/03/01(火) 23:56:52.79 ID:VhA0bfdd
「けれど。わたしもそこまで神経質じゃないわよ。そ
れは武士もよ」
「あんな人間が本当にいたら物凄く怖いニダ」
「流石にな。あれはないからな」
「同感ある」
アメリー君もチューゴ君も言います。しかしなのでし
た。
コユンちゃんがそれを聞いてです。こんなことを言う
のでした。
「カンコはそこまで潔癖症になった方が丁度いいと思
うがな」
「御前はあのキャラクターがどんな奴かわかって言っ
いるニダか」
カンコ君は真顔でコユンちゃんに言い返します。


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