- 日韓宇宙開発事情Part74
589 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 00:46:39 ID:utPWYahE - シベリア極東に建設中のポストチヌイ宇宙港は2015年完成予定で、
2020年までの本格運用(バイコヌールからの引越)を目指しているから、 もう少しは余裕が有りますよ。
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597 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 14:23:56 ID:utPWYahE - カザフスタンに1億1500万ドルらしいからね。
国外に出るお金は自国と自国民を潤さないから、ロシアとしては国内に基地を作った方が総合的に得。 ポストチヌイから打上る次世代のアンガラロケットもRus-Mもケロシン/LOX系のロケットにして、 シベリアのヒドラジン汚染を最小にする。そのテスト機としてナロ号を打ち上げてやるというロシアの愛。 グックはロシアに永遠の感謝をしなきゃならん。 これは、日本の場合も同じで、クリスマス島に打上基地を作るより、種子島打上で強力なロケットを開発し、 漁協に補償金に払う方が総合的には利益になるという勘定になる。 もっとも、昨年夏の集中豪雨による種子島の道路破壊の補修が終わっていないというのが民主党クォリティ。
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599 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 15:04:02 ID:utPWYahE - >>598
イプシロンの射場として考えてみても、東大東島・西大東島は島全体が 断崖絶壁で囲まれており、重機の搬入が難しい。 さらに、人の住んでいる島なので、打ち上げ時の退避距離3kmが困難。 特殊な自然環境なので、自然保護の観点からも駄目でしょうね。 沖大東島は戦前に燐鉱石の採掘で表土が全部剥ぎ取られ、戦後は在日米軍の 射爆場としてつかっている私有地(ラサ工業所有)なので、自然保護は必要なし。 地形には断崖絶壁も無い。 今でも低品位の燐鉱石が300万トンほど眠っているそうなので、肥料危機になった 時に、燐鉱石の採掘とセットなら、開発も不可能じゃないと思います。 (米軍の射爆場をどうするかの問題はありますけど。) どちらにしろ、無人島のまま開発しないと、せっかくの利点が薄れてしまうので、 今までとは少し違う資源開発方法が求められそうです。
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609 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 17:04:51 ID:utPWYahE - >>604
船舶ってのは1年の大部分を運行してこそ元が取れるシステム。 1年に1〜2発のイプシロンの為に、何十億円もの船舶を作り、 毎年の維持費に数億円使ったら、打上1発におそらく10億円?の上乗せになる。 はしけを打ち上げ時のみレンタルという手も有るが、船上で爆発したら沈没する 可能性も有るので、保険を掛けなきゃならないし、なかなか安くはならないと思われ。 シーロンチは石油掘削リグの中古を転用したけど、あれも買い手がつかないのを 格安で押えた物件だからこそ成立した商売だし、大爆発1回で運転資金が回らなくなり、 その後6回打ち上げたけど、結局破綻した。 親方日の丸を是認する気は無いけど、打上基地は公共施設がベスト。
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614 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 17:39:29 ID:utPWYahE - 基本的にロケット打上基地は迷惑施設。
地上の退避距離と共に、海上にも立ち入り制限海域が設けられるから厄介。 もともと観光や漁業が成立している場所に誘致したら、補償金の問題が必ず出る。 沖縄県の大部分は、浅い大陸棚の上に乗っているため、どこでも漁業が行われている。 沖大東島と大東諸島は、例外的に琉球海溝を挟んだ東側にあり、海底山脈の頂上が海上に出た島。 その点で、多少は緩和されますけどね。 ちなみに、沖の鳥島を含む海底山脈の延長線上に桜島・霧島岳がある。 東南方向から幾百万年もかけて日本へ沈み込んだ山脈の一部が噴火で出ているわけ。
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615 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 17:43:55 ID:utPWYahE - >>613
沖大東島打上だと最初から極軌道へ191°の打上ができるので、 イプシロンのSSO打上が420kgから700kgに増加する。 でも、沖大東島に射点を作る費用で、M-Vの2段目モーターを 組み込めば打上能力の増大が図れるので、燐鉱石採掘と セットでないと採算が合わない……と思う。
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617 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 17:57:07 ID:utPWYahE - >>616
本年の4月1日から、種子島・内之浦の打上制限は無くなり、 通年打上が可能になる予定です。 その分、漁業補償費がアップ……(今は年12億円) 年間打ち上げ最大数は従来通り17機まで。
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619 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 18:06:08 ID:utPWYahE - 補償費の12億円は穴掘って埋めるわけじゃない。
漁協を通じて漁業関係者へ廻り、消費されるわけで、 それで地方経済が潤うなら悪い話じゃあありません。
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624 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 18:40:08 ID:utPWYahE - >>621
そもそも今の日本にはロケット製造17機/年のキャパシティが無い。 上限を心配するだけ杞憂であります。
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628 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 20:14:00 ID:utPWYahE - >>627
まったく動いてないぞ。沖大東島全体が在日米軍の施設で立ち入り禁止。 所有者のラサ工業も沖大東島の燐鉱石は調査したけど、 採算に難有りということで今では肥料部門からは撤退している。 単なる思考実験で、種子島と内之浦以外で可能性のある場所の一つだというだけの話。 紀伊半島沖からの船舶打上とか、飛行機を使った空中発射とか、そこら辺より現実味は薄い。
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631 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 21:55:28 ID:utPWYahE - 横須賀市沖のメガフロート実験で1000m x 60mの浮体を作ったけど、
結局分割されて、日本各地のフェリー乗り場や海釣り公園になってしまったよ。 横須賀に残った最後の200m x 60mで海上駐車場を造り、長期耐久試験を 目指したけど、地権者の同意を取り付ける事が出来ずに立ち消え。
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635 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 22:30:30 ID:utPWYahE - >>633
横須賀沖のメガフロート実験だけで189億円掛かっています。(その後の移転費用含めず) 日本にお金の有るうちに社会実験して、「使えない!」という結論も含めて様々な知見を 得ることは重要だと思います。しかし、イプシロンロケットの開発費が1号機を含めて 205億円ですから、結構な金額です。 なお、海洋構造物は定期的にドック入りして、錆び落とし、塗装、修繕が必要です。 沖縄海洋博覧会のメイン会場となったアクアポリスも20年弱で錆のため強度が低下し、 安全のため閉館となりました。
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639 :マンセー名無しさん[sage]:2011/02/02(水) 23:03:26 ID:utPWYahE - そもそもイプシロンロケットは、既存技術を最大限に活用しつつも、
パソコンを使ったモバイル管制と、射場作業期間の短縮を目指している。 出張打上も考えられているだろうけど、あまり時間の掛かる輸送は 逆に人件費が嵩んでコスト高になる。 イプシロンの目標 フルサクセス(エキストラサクセス) 地球周回軌道 1200kg(1400kg) 太陽同期軌道 450kg(500kg) 射場作業期間 7日間(5日間) 最終アクセス 3時間(2時間) 投入精度 液体ロケット並 >>638 ヤバイですね。
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