- 【エジプト・リビア】中東、アフリカの反政府デモ総合 3
462 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/11/22(火) 22:29:05.61 ID:/PSC84yS - Sedat Ergin コラム:対シリア、トルコ政府の2つのシナリオ 2011年11月19日付 Hurriyet紙
http://www.hurriyet.com.tr/yazarlar/19278240.asp?yazarid=308 シリアのバッシャール・アサド政権の将来が、国際政治において最も重大な諸問題の一つとして 国際課題に定着する一方、トルコ政府は今後の対シリア政策において指針とするパラメーターを 概ね形成した状態にある。この政策の大筋は以下のように言い表せる。 ■ シリアは最早引き返せない トルコ政府は、シリアの反体制派もアサド政権も「引き返せない地点を越えた」という見解をもっている。 アサド政権崩壊は確実視されており、全関心が、政権交代の公算に向けられている。 「政権が自身を変える能力はなく、(現体制は)崩壊し始めている。如何に急速に崩壊しようとも、 我々からすればその方が良い」との言葉はこの見方を要約している。 ただ外交筋の「しかし、ことはそう簡単にいかないで あろうと認識しており、大変な困難が待ち受けている」 との評価は、シリアの政権交代が帯びているリスクに対し、またそれがもたらすであろう諸困難に対し 、トルコが前もって準備することが必要であるとのメッセージを帯びている。トルコ政府は、シリア政策に おいて、国民の利益と依拠すべき外交上の利益双方を一致させる状況が生じていると考えている。 ■ キリスト教徒達の態度の重要性 この点において、シリアで生じている困難は、ある面において次のような問題を抱えている。 バッシャール・アサド大統領は、スンニー派の重要な層を、特権を見返りとして味方に付けていた彼の父 ハーフズ・アサド前大統領に比べて、より同じ宗派に属する者を重視する姿勢に転じ、少数派の意見を 反映することで、大統領自身が属するアラウィー派に縛られ、自身の権力基盤を狭めている。 こうした中、政権の支持層の問題という点では、最大の未知の要因の一つが、キリスト教徒達が取る 態度である。シリアの人口の約12%を構成している推測されるキリスト教徒達は、今のところ反アサド へと傾いてはいない。この点、クルド人達は事件初期の段階では変化を要求する者達と距離をおいて いたが、最近徐々に反体制派に転じていると見られている。
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