- 【エジプト・リビア】中東、アフリカの反政府デモ総合 3
380 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/10/17(月) 21:56:19.88 ID:9nT6G71L - イランの体制の二本柱である、宗教権威者のハメネイ師とアハマド・ネジャド大統領との対立が
表面化してきている。この両者の対立が明らかになったのは、アハマド・ネジャド大統領の義兄弟が 大統領顧問として就任したが、彼が金融スキャンダルに絡んでいたことが露見してからだ。 このイラン歴史上始まって以来の巨額に上る金融事件は、関係者の複数がすでにカナダなどに 逃れている。当然のこととして、これはアハマド・ネジャド大統領にも関係する事件だ。 この問題が表ざたになった裏には、アハマド・ネジャド大統領とハメネイ師との権力闘争があったからだ。 こうした動きに至るには、2009年に行われたイランの大統領選挙が大きく影響している。当時、アハマド ・ネジャド大統領は選挙結果をごまかし、ムサヴィ候補を退けて大統領に就任したというのが、イラン国民 の多くの考えだった。このため、選挙後にアハマド・ネジャド大統領がハメネイ師に謁見した時、ハメネイ師 は彼の手にアハマド・ネジャド大統領がキスすることを認めないという場面が公にされている。 今回、ハメネイ師がこれよりも一歩踏み込んだ、議院内閣制による大統領選出の方法に言及したのだ。 これは明らかな、アハマド・ネジャド大統領に対する挑戦であろう。貧民に物資を配布して、人気を集めて いるアハマド・ネジャド大統領は、もし国会議員による大統領選出に変わった場合、選出される可能性は 低くなると考えられるからだ。 このハメネイ師の追い込みに対し、アハマド・ネジャド大統領はどう巻き返すのであろうか。 その場合ものを言うのは、革命防衛隊をどちらが味方につけるのかではないか。 そして、全く沈黙を守り続けているイランの正規軍が、どう動くかであろう。 アメリカやヨーロッパ諸国による、イラン体制への圧力が強化される中で、イランは自らの手で混乱を もたらそうとしているようだ。その混乱は、早ければ来月からでも始まるのではないか。
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