- 【エジプト・リビア】中東、アフリカの反政府デモ総合 3
315 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/27(火) 22:52:06.74 ID:de51Xt3X - サウジアラビアは、アメリカとの強い信頼関係を維持してきた国だ。
そのために、サウジアラビアの王制は安定してこれた、という部分が多い。 つまり、サウジアラビアの体制は、アメリカによって守られてきたということだ。 その見返りとして、これまでアメリカの意向に沿い、石油価格の安定に協力してきていた。 また、イラク侵攻(湾岸戦争、イラク戦争)時には、全面的な協力もしてきた。 しかし、昨年末から始まるアラブ世界の不安定化の中で、サウジアラビア王家はアメリカの意向に 反する動きを明確にし始めた。その一つは、エジプトのムバーラク体制を倒す方向にアメリカが動いた時、 全面的にこれに反対した。革命が達成された後にも、新生エジプトへの協力をしない立場を採りもした。 第二のサウジアラビアのアメリカに対する抵抗は、パレスチナ問題だった。今回国連でパレスチナ 自治政府のマハムード・アッバース議長が国家としての承認を要請したが、これをサウジアラビアは 全面的に支持したのだ。アメリカの立場は国連での承認ではなく、且つパレスチナ側の一方的な要請に よるのではなく、国家の樹立はイスラエルとの話し合いによるべきだという立場だ。 以上のように、サウジアラビアは重大なテーマで、アメリカと立場を異にしたのだ。 その結果、何がサウジアラビア政府や王家に及んでくるのか不明だ。 多くの識者たちは、このことがサウジアラビアとアメリカとの関係を破壊して行き、アメリカがしかるべき 敵対的立場になり、サウジアラビアに対する行動を起こすのではないかという不安を抱いている。 かつて、アメリカの国防総省の高官は、アメリカの国益のために保守的なアラブの体制は破壊しなけれ ばならない、と言っている。サウジアラビアはまさに、保守派アラブの代表的な国家ではないのか。
|
|