- 【フリーメーソン】ユダヤの陰謀【イルミナティ】62
658 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/14(水) 19:57:12.28 ID:pd2r9eCL - http://www.ajs.gr.jp/column/column_200706.html
わずか35年の間に、まったく同じ地域をターゲットにして、イトーヨーカドーは、何と4回も新店を作ったのである。 それも、新しい店は、常に時代の最先端をいく大型店で、これを言葉にして言えば、『(ひとたび店を出して)いい商圏だと判断された地域は、絶対に手放さない』ということである。 別の言い方をすれば、『イトーヨーカドーの○○店を出す』という考えではなく、『イトーヨーカドーという会社が、その地域を永遠に自社の商圏として確保する』ということなのである。 これに対して、挫折したGMS各社は、むしろイトーヨーカドーの反対をやっていたように見える。たとえばダイエー、西友などは、既存店を守ることより、新店を作ることのほうを優先していた。 つまり、繁盛店ができたら、そこから上がる利益を次々に投下して別のところに進出していくことを続けたのだ。 だから、初期のころ(1990年ごろまで)その発展は驚異的で、攻められる他社からは、恐怖心を持って迎えられることになるのだが、放置された繁盛店のほうは歳月とともに老朽化し、時代遅れの規模や設備になっていく。 気が付けば、かつての繁盛店は、他社の店舗に攻められて客をとられ、ひどい場合には赤字に転落してしまう。 ダイエーの経営再建にあたって、赤字店の閉鎖が最大の問題になったが、これらは、そのほとんどすべてが『一度自社のものとした商圏を他社に奪われた場所』『守り抜けなかった商圏』なのである。
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660 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/14(水) 19:58:18.12 ID:pd2r9eCL - 高収益の既存店を閉鎖して、時代に合った新しい店に変えていくのは、企業に非常に大きな負担を強いる。
そのまま放っておけば『他社の攻撃にさらされるまで、既存店は高収益のまま』なのだ。その店の歴史が長ければ長いほど利益も大きい。 その高収益店を閉鎖して最新鋭の店を作れば、新店は、しばらく(数年間だろう)赤字を出す。 つまり、プラスが消えてマイナスが増えるから、企業損益にダブルに影響するのである。 もちろん、新鋭店はやがて閉鎖した店以上の高収益店に育つだろうから、長期的には、トータルで大きなプラスになるはずだが、スクラップした当座数年は、かなり大きな負担になる。 これを一言で言えば、『目先の利益』と『格好よく拡大しているイメージ』を追えば、スクラップ・アンド・ビルドには消極的にならざるを得ず、『長期的な利益』と『本当の発展』を求める企業だけが、スクラップ・アンド・ビルドという道を選択することになる。 イトーヨーカドーは、まさに後者の道を選択したのだ。
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- 【フリーメーソン】ユダヤの陰謀【イルミナティ】62
661 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/14(水) 20:00:30.11 ID:pd2r9eCL - http://www.ajs.gr.jp/column/column_200707.html
前々回、前回と2回にわたって、イトーヨーカドーが、《一度手に入れた好商圏》については、何度も店舗を建て替えるなどして、まるでスッポンのように食いついて離さなかったということを書いた。 もちろん、最終的にそうしたほうが儲かるという判断があったのだろうが、《商圏を確保し続けるためにかけたコスト》は非常に大きなものだったはずだ。 利益の点でも規模の点でも、イトーヨーカドーは、1970年代前半までは「出遅れ」と思われるほどスローペースの成長だったのだが、それは、コストをかけて既存商圏を守っていたからだったようだ。 ここがイトーヨーカドー成功のもっともベーシックな理由だったように思う。 これは《チェーンストア発展の正道》とでも言うべき基本原則で、これに違反して既存商圏を守らずに拡大に走ったダイエーなどには、滅亡が待っていた。
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- 【フリーメーソン】ユダヤの陰謀【イルミナティ】62
662 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/14(水) 20:01:35.01 ID:pd2r9eCL - http://www.ajs.gr.jp/column/column_200706.html
イトーヨーカドーと言えば、利益を上げることの上手な企業というイメージが強いが、それは『目先の利益』を追うことではない。『短期の利益を犠牲にしても長期の利益を求める』という実に堅実な経営姿勢の結果として、長年にわたる努力のすえに生まれたものだ。 1970年前半までGMSとして発展スピードが遅かったのは、『長期利益中心に考えても(=スクラップ・アンド・ビルドを続けながら)増益を続けることのできる体質』を作るまでに時間がかかったためであったに違いない。 『イトーヨーカドーは土地を持たなかったからよかった』などという俗説ではなく、『一度掴んだ商圏は絶対に手放さない』『長期的利益中心に考える』という姿勢をイトーヨーカドーから学ぶべきだと思う。
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