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名無しさん@お腹いっぱい。
2012年アメリカ大統領選挙 part2
EU【欧州連合】

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2012年アメリカ大統領選挙 part2
798 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/07/20(水) 21:07:42.65 ID:aZVfknSr
選挙資金

オバマ 8600万ドル

ロムニー 1825万ドル

ロン・ポール 590万ドル

ポーレンティー 420万ドル
EU【欧州連合】
5 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/20(水) 21:41:24.61 ID:aZVfknSr
ユーロ圏解体への私案 By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph: 9:00PM BST 17 Jul 2011
http://www.telegraph.co.uk/finance/comment/ambroseevans_pritchard/8643512/A-modest-proposal-for-eurozone-break-up.html

2つの条件が満たされるなら、ユーロ圏は理論上まだ救済可能である。
1つ目は、ドイツ、オーストリア、フィンランド、オランダの首脳陣が財政連合と債務プールを受け容れることであり、
2つ目は、各国の議会および裁判所にそのような革命的措置の承認を説得出来ることである。

ドイツ陣営が欧州中央銀行の使命を破棄することに同意し、インフレ・ターゲットからジョブ・ターゲットへの
切り替えを許せば(「失業率は2つ以上の加盟国で10%を超過してはならない」などの決まり)、事実上欧州中央
銀行にFRB式の景気刺激策を3-5年に亘って実行させることになる。

これによりスペインは、賃金を引き下げフィッシャー的債務デフレ・スパイラルを悪化させることなく、いまやGDP比
300%を超える債務を片付けられるかもしれない。また、GDP比250%の債務を抱えるイタリアも、自滅的な永久不況
を引き起こすことなく失った競争力を取り戻せるかもしれない。

しかし、欧州中央銀行による上記のような景気刺激策には酷い副作用があるかもしれない。
ドイツでは物価上昇率が5%または6%という険悪な水準になるだろう。ドイツ政府は6年前のスペイン政府やアイル
ランド政府とほぼ同じ問題に直面するだろう。つまり、甚だしく不適切な金融政策をオフセットするために、
甚だしい緊縮財政と甚だしい金融的抑圧の実施による痛みを耐えることになると思われる。

僕は、ドイツ、オランダ、またはフィンランド議会がそのような条件を受け容れるなどあり得ないと思っている。
当然だ。ドイツ陣営の市民は、投票を許されたとしての話だが、EUの財務省、税連合、または債務プールに
賛成票を投じたことはないし、これが示唆する議会の特権を無力化することについて賛成をしたこともない。
そう、彼らはこのようなことは決して起こらないと告げられたのだ。ドイツのキリスト教社会同盟のエドムント・
シュトイバー党首(当時)はマーストリヒト条約の後、今後ドイツがEMU加盟国を救済することがあれば、
まるで「ババリア大飢饉」のようになるだろう、などと冗談を言った。
EU【欧州連合】
6 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/20(水) 21:43:25.05 ID:aZVfknSr
これらの主権国家の議会が容易に消え去らないことを考慮すれば、賢明な措置は通貨同盟の秩序ある解体
への準備を整えることだろう。秩序を保ち得る選択肢は一つ限りだ。ドイツおよびその衛星経済はEMUを脱退し、
残ったユーロと通貨同盟をギリシャ・ラテン陣営に託さなければならない。遺産であるこのグループを、19世紀
の先人等にちなんで「ラテン同盟」と呼ぼうじゃないか。

ラテン・ユーロは人民元、日本円、韓国ウォン、ポーランド・ズロティなどの通貨に対して急落するだろう。
新ドイツ・マルクに対しても同様だ。そしてラテン同盟(+アイルランド)は経済的な継続性を取り戻せる上に、
既存のユーロ債の大部分を返済出来るだろう。

IMFは、ラテン陣営がEMU分裂直後の数週間をやり過ごせるよう、柔軟な信用枠を用意してスタンバイして
いなければならない。事態が沈静化すれば、イタリア、スペイン、アイルランド、そして恐らくポルトガルが、
経済成長による債務トラップ脱出を期待するに十分な競争力を取り戻したことは明らかになるだろう。
ドミノ倒しへの懸念も薄れるだろう。

代替策は、一連の国々の政治が破綻し、資本の逃避がより弱体化した国による無秩序なEMU脱退を引き起こし、
更に世界第3位の債務国であるイタリアに至る連鎖破綻が生じるまで、(ギリシャ式)緩和策のない緊縮財政債務
デフレを強制することだ。過去2週間の債券相場の動揺が示した通り、既にこの状況に不安なほど接近している。

フランスが障害物になっていることは言うまでもない。この国はEMU加盟国の救いようがない部類ではないが、
悪化する貿易と債務はフランスの存続も同じようにゆっくりと蝕みつつある。フランス大統領府はドイツからの
別離は全て大惨事と捉えるだろう。しかしこれは21世紀において全く時代遅れの考え方なのだ。ドイツはもはや
EU政治の上品なしがらみに縛られる必要はないのである。ドイツが縛られるべきは、中米世界秩序の辺縁に
ある老齢大陸における平和民主主義だ。
EU【欧州連合】
7 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/20(水) 21:45:27.33 ID:aZVfknSr
その代わり、フランスは人口2億2,000万人とユーロ圏GDPの60%を有し、北アフリカを経済的に統治するラテン同盟
のリーダーという新たな役割を見出すかもしれない。欧州中央銀行本部は、新世紀における偉大な文明のハブ、
マルセイユに移転し、地中海中央銀行と改称出来るだろう。この通貨同盟は直ぐにヨーロッパの一大勢力となるだろう。

この事業にアイルランドの出る幕はない。アイルランドは時機を待ち、ラテン・ユーロが最も弱くなった時、
つまり、アイルランドのユーロ建て債務が最も少なくなった時に、独自のアイルランド・ポンドを立ち上げるべく
脱退すべきなのだ。この通貨はほぼ間違いなく、値下がりではなく、値上がりするだろう。アイルランドはそれ以降、
イスラエル、ニュージーランド、チリ、スウェーデンが成功しているように、独自に金融政策を実施すべきなのだ。

ラテン・ユーロはどこまで値下がりするだろうか?HSBCがこの筋書きの改良版をまとめている。
「周縁ユーロ(EUP)」は0.65ドルまで暴落するが、「コア・ユーロ(EUC)」は最近のスイス・フランの動きを繰り返して
1.83ドルまで急騰するだろう、と同行は計算している。

僕はこれは言い過ぎだと思うが、HSBCのカランシー・チームが、市場の力が抑えられていなければEUPは
EUCの3分の1の価値しか持たないだろうと断言しているという事実は、EMUの既存構造への苛烈な非難だ。
どうしてこんな不均衡が発生したのだろう。HSBCはフランスをコアとしている。フランスがラテン同盟に加われば、
物語は相当違ってくるだろう。為替レートは当初のオーバーシュート後、30%ほど値下がりして安定するかもしれない。

チュートン同盟は自然とドイツ、オランダ、フィンランド、オーストリア、スロヴァキア(そしてフランダース地域?)
で構成されるかもしれない。これは手強い陣営となるだろうが、規模は小さくなるだろう。分裂をスムーズに進める
ために、一時的な資本管理が必要になるかもしれない。チュートン・エリアの銀行は、価値の下がったラテン債の
保有分に対して、直ぐに大規模な評価損を蒙ると思われる。政府は資本構成を改めなければならないだろう
また、金融システムを維持するために、これら銀行の一部を国有化しなければならないかもしれない。
EU【欧州連合】
8 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/20(水) 21:47:43.36 ID:aZVfknSr
しかしそれでも、アナリストが現在、頑固なユーロ危機で想定されるコストとして出している金額よりも2-3.5兆
ユーロ安上がりになる上に、各国の議会に対して正当化もし易いだろう。いずれにせよ北部欧州は、ユーロ建て
債務の暗黙の軽減により棚ぼた利益を得ることになりそうだ。

それよりもむしろEU首脳陣が事態を成り行きに任せなければ、ユーロ版リーマン・ショックを引き起こし、
欧州中部の銀行システムが(リーダーシップの欠落とかなり以前に滅茶苦茶になっていた金本位制厳守により)
崩壊するのを許した1931年5-10月に発生したメルトダウンを繰り返す危険を冒すことになる。この危機の余波は
ロンドンとニューヨークへ及び、第二次米国銀行危機を引き起こし、不況を世界的な不況に変えたのである。

リーマン危機の中で世界中の銀行とそれに連動したカウンターパーティーに何が起こったのか理解したいのならば、
ウィリアム・アレン氏とRicchild Moessner氏による『The International propagation of the financial crisis of 2008
and a comparison with 1931』は一読の価値がある。BISが公表したばかりの身の毛もよだつ報告だ。
ワシントン(FRB、米財務省、ホワイトハウス)だけが崩壊を防いだ。

ユーロ版リーマン危機はもっと酷いものになるだろう。というのも、ヨーロッパにワシントンは存在しない。
またその一方で、債権者は主権国家そのものへの信頼を大きく失ったからだ。様々なチャネルを通じて、
ロンドンとニューヨークは即座に巻き込まれるだろう。フェイサム・コンサルティングによる研究結果によれば、
ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーの銀行はCDSを用いて、地中海クラブの債務の大部分をアングロ・
サクソンの債務で保証している。CDSの額はイタリアが2,920億ドル、スペインが1,680億ドルだ。
EU【欧州連合】
9 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/20(水) 22:56:59.36 ID:aZVfknSr
ユーロの崩壊が、補強措置を全て取った上で、適切に計画、実行されるのであれば、想定されるほど悲惨な
ことにならないかもしれない。チェコのバツラフ・クラウス首相が言ったように、通貨同盟を終焉させるのは
驚くほど簡単なのだ。チェコとスロバキアは、ある朝、落ち着いてそれを行ったのだから。

EUがそのような危機を乗り越えられず、競争執行機関および国際貿易協議といった有益な役割を継続出来ない、
必然的根拠はない。強国の仮面と20世紀の帝国への郷愁を奪われた、より現代的なEUは、より健全な組織と
なるだろう。シェンゲン協定は継続可能だろうし、人々の営みも続くだろう。市民は時を経ずして、あれは何の騒ぎ
だったのかと不思議に思うだろう。

いずれかのEU首脳陣がこの厄介事を理解することはあるだろうか。残念ながら、欧州の政治エリートの大部分は、
イデオロギー的に欧州プロジェクトに屈しており、焦土作戦によって改革されていないEMUを護ろうとするだろう。
僕らに残された希望は、彼らほど欧州プロジェクトに屈していないドイツ連邦憲法裁判所の裁判官等が、
9月に事態を敏速に危機に至らしめることだ。


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