- イスラエル情勢総合スレ Part4
128 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/09(土) 14:00:26.67 ID:ag9z1gON - パリのシリア反政府勢力の集会はシオニスト集会 7月6日 Champress
http://www.champress.net/index.php?q=en/Article/view/95189 レバノンのアサフィール紙は6日、「シリア運動を支援する」と題されたパリで5日に行われた集会で、 ムスリム同胞団とアンタリア委員会メンバーとしてシリア人の反政府運動家の装いで、在フランスの イスラエルの友人らが参加した、と報じた。 この集会は「ゲームの規則( La Regle du Jeu)」誌によって組織されたものだ。このメディアは ベルナー・オンリ・レビというイスラエル擁護主義者が主幹で、その他に在フランスのイスラエルの 友人と表現されたフランス人がこの集会を支援した。 アサフィール紙は、サン・ジェルマン映画館の警備員らは、「ここにはシリア人は一人もいない; いるのはシオニストだけだ」と叫んだためトゥラヤと名乗る若い女性を捕まえて、集会所の映画館から 引きずり出したと報じている。200名ばかりの参加者の中から、別のシリア人青年が立ち上がり、 やはりシリア人の反政府メンバーはパリの集会に来ていない、と述べたと、この新聞は報じている。 この新聞は、これらのシリア人に動揺しない名うてのシオニズムの持ち主である人物たちの名前 の中に、元イスラエル議員のアレックス・ゴールドファーブの名前があることを報じている。 彼がシリア人の反政府運動家として行動し、「シリアの民主化」協会の名前でもって演説することに、 この集会の参加者らは何らの異議も示さなかった。 参加者らの中には、この他にベルナー・クシュネールがいた。イラク戦争の擁護者で最も過激で、 ガザの殺戮についてはもっとも静かだった人物だ。また反アラブ哲学者で強硬な右翼のアンドレ・ グラックスマンがいた。 この新聞は、この集会の参加者らが占領されているゴラン高原について、彼らが何らの心配の 配慮も示さず、反対に彼らはこのゴラン高原をイスラエルに併合し、新しい入植地を作ることに 熱心だったのは奇妙であったと報じた。
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- 【エジプト・リビア】中東、アフリカの反政府デモ総合 3
22 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/09(土) 14:09:12.94 ID:ag9z1gON - 他の幾つかのアラブの共和国と同様に、アラビア半島の東南端に位置するイエメンでも、
政情不安が起こって久しい。その流れのなかで、アリー・サーレハ大統領が彼の宮廷の モスクのなかで、大怪我をした。攻撃が行われた後、大統領は急遽、治療のため隣国 サウジアラビアに入った。サウジアラビアから漏れてくる情報によれば、一命は取り留めた ものの、ほとんど回復の見込みがないということだった。 しかし、アリー・サーレハ大統領はそう簡単に政治の舞台から降りるわけにはいかなかった。 しばらくすると、近日中に帰国という情報が流れ始めた。この情報は、大統領側が流した ものであり、相当に政治臭の強い、信ずるべきではない情報として受け止められた。 案の定、それからしばらくした6月29日、イエメンからテレビ局のクルーがサウジアラビア に向かい、アリー・サーレハ大統領の声明を録画し、放送するという情報が流れてきた。 つまり、大統領はとても帰国できる状態ではない、ということが証明されたわけだ。 それでは何故、そこまで無理をしてまでも、サーレハ大統領はイエメン国民に対して 声明を発表する必要があるのだろうか。それは、復帰が不可能だということになれば、 イエメンの内乱は一気に方向を変える危険性があるからだ。 今のところ、3人の息子たちと大統領支持派の政府幹部が、かろうじて権力を維持しているが、 大統領が復帰不可能となれば、一気に反政府側が元気付くであろう。現政権が持たなくなる 危険性があるのだ。そのため、無理を押してでも、国民に対し声明を流さなければならない、 ということであろう。 しかし、とても元気な姿をテレビの映像で流せる状態ではないのではないか。何らかの 工夫をして声明を発表するのであろうが、その際に、テレビ・クルーはサーレハ大統領の 負傷の様子を目の当たりにするであろう。そのことは、必ずイエメン国民に知れ渡っていこう。 つまり、サーレハ大統領が一か八かに賭けた、ということではないか。つまり重症を負って尚、 敢然と自分の地位を守り通そうとする大統領に対して、イエメン国民が支持することに賭けた ということだ。しかし、この賭けは全く逆の結果を齎す危険性もあろう。
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- 【エジプト・リビア】中東、アフリカの反政府デモ総合 3
23 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/07/09(土) 14:11:16.88 ID:ag9z1gON - 溺れる犬を棒で突付き溺死させようとする者、負け犬に石を投げる者が居るのと同様に、
アリー・サーレハ大統領時代の終焉を、声高に唱え始める者が出てこよう。可能性は後者、 つまり、サーレハ大統領の賭けは失敗に終わる確率の方が高いのではないか。 つい最近、イエメン人のジャーナリストが訪日したが、彼が言うには、イエメンの場合も 他のアラブの国の場合も、体制派と反体制派の対立の根底には、部族間対立があるという ことだった。つまり、アリー・サーレハ大統領が失脚するようなことになれば、イエメンは 民主的な国家になっていくというよりも、国内の部族間の武力衝突が、拡大していく可能性 の方が高いということだ。 リビアの場合も同様で、部族間対立が本当の理由であり、それは富の配分が最も重要な 争いの原因になっているのだ。外国の支援や介入、反体制派支持は、そのアラブの国が 民主化していくことを望んでではなく、自国の利益に繋がるような体制が出来上がっていく ようにするため以外の、何ものでもないのだ。それが国際政治の現実なのだ。 イラクの場合も、リビアの場合も、シリアの場合も、イエメンの場合も、強力なリーダーが 居ればこそ、部族間の武力衝突を防いで来れたのだ。つまり、独裁者の存在は、必要悪の 部分が多分にあるのが、アラブ世界なのだ。その独裁者が存在しなくなった時は、漬物石を 取ったのと同様に、内部は混乱の度を増していくのがほとんどであろう。そう考えると、今後 イエメンは当分の間、希望も平和も豊かさも、民主主義もありえないということであろう。
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