- 世界最強の国は 日本
95 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 14:45:35.70 ID:T67WkdB5 - ”世界帝国”と呼ぶに値する秩序を文字通り、地球規模で提供し得る国はどこか?潜在的にもせよ
その資格のある国は?しかし、この問い掛けが、、真剣になされた事は殆ど、無かった。しかし、 ブッシュ親子の二代にわたる中東派兵(対イラク戦争)や2008年秋の金融危機での対応を見るにつけ、 アメリカ合衆国にその資格が無い事は満天下に明らかとなったと、おれは思う。では、他のいずこの 国が?と言う問い掛けが必然的に生じて来る訳だ。
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96 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 15:00:24.05 ID:T67WkdB5 - 思うに”世界帝国”は、それを実現させる当事国が、意図して成立する事は、極めて困難な
試みであるはずだ、意識してそれを目指す場合、その”帝国”に踏み潰される国々は、その 当事国を”侵略者”、もしくは、”覇道実践者”、つまりは、「大それた野心家」として、 口を極めて罵るに相違無いし、残余の全世界が連合を組んで阻止、妨害に一致団結する事が 確実なそのよーな構想を標榜した場合、いかなる強国も挫折するのは、歴史的必然なのだ。
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97 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 15:10:10.20 ID:T67WkdB5 - ↑、一行目に→ >意図して成立する
とあるが、「意図して成立させる」の書き間違いです。意図してと言う連用修飾語の 後は、自動詞は有り得ないよね、他動詞でなけりゃ、日本語じゃないわ。 で、>>95-96を要約すると、今日のアメリカには”世界帝国”の資格は無いし、”世界帝国”は 当事者である帝国建設者自身が、無意識の野心の無い、無欲な心でいなければ 成立不可能な事業である、と言う主旨なんだ。
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98 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 17:42:23.60 ID:T67WkdB5 - つまり、現在の地球上の独立諸国の中に未来の”世界帝国”の母体となる得る本命を探す作業と言うのは、
混戦の状況のどんぐりの背比べの勢力図のダービー戦線で、優勝馬を予想する試みと酷似しているのである。 クラシックレースを推理するには、過去の歴史を振り返るのは当然のデータ活用であり、ダービーのような G1レースに臨んでは特に重要な手段である。これを”世界帝国”選定の思考実験上で申すなら、過去の 歴史上の”世界帝国”の覇業達成の足跡を辿る行為が該当する。
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99 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 18:02:02.44 ID:T67WkdB5 - 思うに代表サンプルとして極めて適切な”帝国”と言うのは、西欧のグローバルな規模では共和政ローマ、
極東の地域限定版としては、徳川幕府、グローバルな規模として支那社会の殷、周、秦といった覇業 達成者たちであろう。これらの勝利者の特徴は、受け身であり、紛争の種は常に外からやって来るのであり、 次々襲い掛かる、挑戦を退け、火の粉を振り払い続ける作業の中で結果的に相対的な地域の覇権を手に 入れてしまっていた、と言う図式が成り立っているのだ。
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100 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 18:17:08.62 ID:T67WkdB5 - すなわち、ナチス第三帝国や米合衆国、ソヴェット・ロシアのよーなあからさまな、露骨なまでの
覇権主義は、アッシリアやナポレオン、秀吉の外征、アカイネメス朝によるギリシャ遠征の例を 見るまでもなく、すべて、覇業達成の途上で挫折しているのであり、我が大日本帝国も同様の仕儀と 相成った訳だ。しかし、大日本帝国に関しては、後継国家である日本国の今後の身の処し方次第では、 単なる挫折でなく、後の成功の為の一通過点としての高い授業料であった、と言う記述を未来の 歴史書に記される可能性がある事実を我々は常住頭の隅に残して置くべきなのだ。
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101 :麻布第三連隊 ◆OEQQxZzzQU [sage]:2011/06/11(土) 18:39:43.57 ID:T67WkdB5 - おれがこの上述のよーな考えを持つに至ったのは、徳川の三河武士気質と共和政ローマの
コアであるパトローネス(元老院階級)たちの性格が酷似していると気づいてからなのだ。 両者の共通点は、信義を重んずる、その一点だ。武士に二言は無い、と言うアイデンティティーだ。 世界帝国の建設者には、被征服者たちに提供できる、道徳的美質、行動原理、多民族の手本たる得る 実際的な行動規範(机上の空論で無い、プラグマティストとしての)が、必要不可欠であり、 それは一例を申せば、大災害のよーなクライシスでの対応時に如実に発揮されるに相違ないのである。
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