- 西ヨーロッパ諸国総合スレ
82 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/06/06(月) 13:08:48.73 ID:s4Ur23oo - ttp://jbpress.ismedia.jp/articles/-/10450
原発の全面停止を決めたドイツ欧州全体に悪影響、得するのはフランスか 2011.06.06(Mon) Financial Times By Paul Betts(2011年6月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ●多くの人を驚かせたメルケル首相の翻意 これらすべての国にとって、メルケル首相の決定はいくつかの理由で驚くべきものだ。第1に、このような急激な態度の変化は、 ポピュリスト的な政治以外に、ほとんど論理的説明がないように見える。 第2に、このことがドイツの長期的見通しにとって何を意味するかについて、全く考察されなかったことは明らかだ。再生可能 エネルギーを2倍に増やすと発表し、これでドイツは緑の革命の先頭を走ると主張するのは簡単だ。だが、実際には、そこに到 達するまでの道のりは、費用がかかるうえ、リスクが多く、極めて不確かだ。 再生可能エネルギーはまだ主流の技術を使っていない。このため専門家たちは、再生可能エネルギーに一気にシフトする取り組 みは、企業のコストを押し上げるとの見方で概ね一致している。消費者も光熱費の急増に見舞われる。ドイツは緑の革命が効果 を上げ始めるまで、隣国のフランスから一層多くの電力を輸入せざるを得ないからだ。 ●ドイツは欧州の中でも特別だが・・・ メルケル首相に公正を期すために言えば、ドイツは特別なケースだ。何しろ、同国では緑の党がとりわけ強い力を持ち、世論が 原子力に熱心だったことは一度としてない。実際、熱心どころか、全く逆だ。選挙で選ばれた政治家が国民の意志に逆らってで きることには明らかに限界がある。 ●欧州全土に大きな影響 ドイツは、単に近隣諸国から原子力で発電された電力を輸入する羽目になるだけではない。ドイツは、従来よりはるかに多くの ガス(恐らくロシアから輸入されるため、ロシア政府への依存が一段と高まる)、石炭、石油も輸入しなければならなくなる。 これは必然的に、ほかのすべての国にとっても資源の価格を押し上げることになる。 ●フランスは次世代EPRの建設にゴーサインを出すか?
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