- 中東、アフリカの反政府デモ総合
812 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/06/05(日) 11:32:38.57 ID:SieObP1+ - サウジアラビア政府が、苦しい決定を下した。それは、サウジアラビアでの外国人の就業期限を
6年以内とするという決定を下したことだ。この決定により、サウジアラビアの民間企業で働く 何百万人という熟練のスタッフが、帰国せざるを得なくなるということだ。 サウジアラビアの民間企業は多くの場合、サウジアラビア人がオーナーではあるが、インド人、 パキスタン人、シリア人、パレスチナ人、エジプト人、レバノン人が実際の切り盛りをしているのだ。 これら外人の多くは英語を話し、アラビア語が出来、しかもコンピューターも使いこなせ、ビジネス に精通しているのだ。したがって、彼らが離職することは、サウジアラビアの民間企業の活動が ストップすることを意味しているのだ。 サウジアラビアで働く外人スタッフは、6年どころか、10年以上もサウジアラビアの民間企業で 働いている者がほとんどで、会社の内容を完全に把握しているのだ。もちろん、外国の取引先 との人脈も、彼らがしっかり掴んでいるのだ。今回、サウジアラビア政府の決定は、結果的に、 サウジアラビアの民間企業を倒産に追い込む危険性がある。サウジアラビア人のスタッフでは、 とても外人スタッフがこなしていた仕事はこなせないのだ。 今回の決定をサウジアラビア政府が下したのは、若者層の失業問題解決が目的であろう。 もし、この失業問題を放置しておけば、他のアラブの国々で起こったのと同じような大衆蜂起が サウジアラビアでも起こってしまう危険性がある。現在、サウジアラビアの公式な失業率は 10・5%と発表されているが、20%を優に超えているというのが一般的な認識だ。
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