トップページ > 国際情勢 > 2011年05月29日 > +uW8T/kR

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名無しさん@お腹いっぱい。
中東、アフリカの反政府デモ総合

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中東、アフリカの反政府デモ総合
791 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/05/29(日) 01:06:41.45 ID:+uW8T/kR
大分長く続いたイエメン内紛も、そろそろ終わりの時が近づいてきているようだ。
最近になって、イエメンの首都サナア市での戦闘が激化したことが、その大きな兆候であろう。
金曜日には、サナア市だけで戦闘の死亡者は100人を超えたと報告されている。

これでは誰も、アリー・アブドッラー・サーレハ大統領を支持する者はいなくなるだろう。
イエメン国民はサーレハ大統領に代わる誰かが出てきて、一日も早く流血の惨事を止めて
ほしいと願っていることだろう。サナアの激戦で、首都を逃れる者が多数出ているということも、
最近では報告されている。

そうした中で登場してきたのが、イエメンきっての大部族、ハシド部族の族長のシェイク・
サーデク・アルアフマル氏だ。彼がもし、サーレハ大統領に代わってイエメンの新しい大統領
に就任するのであれば、湾岸諸国はこぞって彼を支持するのではないか。それは、サーレハ
大統領が湾岸諸国の仲裁を全く受け付けなかったからだ。

もし、サーレハ大統領が湾岸諸国の仲裁を受け付けていれば、イエメン大統領の座を降りても
亡命先に事欠かなかったろうし、その後の豊かな生活も保証されたはずだ。しかし、今となっては
サーレハ大統領がアルカーイダの脅威を持ち出してもアメリカは見向きもしないだろうし、湾岸
諸国に亡命を申し出ても受け付けない可能性があろう。 

サーレハ大統領が間違った判断を下し、自身の立場を弱めたのは彼の面子だったのか、
あるいは彼の物質的な欲望だったのか。彼以外には真実は分かるまい。いずれの理由である
にしろ、イエメン国民はあまりにも多くの血を流しすぎた。その上また部族長が大統領に就任
するのでは、サーレハ大統領の統治の形とそう変わらないのではないか。
少なくとも、欧米が考える民主主義とは、程遠い体制が出来上がるであろうと思われる。

欧米型民主主義の実現は、まだほとんどのアラブの国では無理なのかもしれない。
そうであるとすれば、当分の間アラブ世界で実行可能な、欧米型民主主義に代わるアラブ的
民主主義か、あるいは擬似の欧米型民主主義の体制を考える必要があるのかもしれない。


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