トップページ > 国際情勢 > 2011年04月30日 > foLiaiT9

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名無しさん@お腹いっぱい。
中東、アフリカの反政府デモ総合
イスラエル情勢総合スレ Part4

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中東、アフリカの反政府デモ総合
734 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/30(土) 15:44:45.80 ID:foLiaiT9
現在のエジプトは、革命に暴力をもって対応した警察が完全に舞台から降り、社会は混沌とした状態になり、
警察は犯罪を取り締まることを放棄している。輸入業者は支払いが不確かであり、販売が不確かな状態の中で、
輸入を止めている。各企業は社員を解雇し、あるいは給与を大幅にカットしている。もちろん倒産した企業も
少なくないようだ。その結果、ある企業のオーナーは、大卒やドクターを持つ多くの若者が『何の仕事でもいい、
出来るだけ早く雇って欲しい。』というメールを送ってきていると語っていた。

エジプトでは大衆革命が成功し「独裁者」ムバーラク大統領は追放された。
しかし、その結果は、パンが無い、仕事が無い、生活苦、という悪循環だけではないのか。
そして、その状況はやがて、新たな大衆の蜂起を起こさせることになろう。

その第二革命に対し、ムスリム同胞団は応えることができるのであろうか。現段階で軍最高評議会が
ムスリム同胞団の専横を許しているのは、第二革命に備え、自分達の役割を考えているからではないのか。
イスラエル情勢総合スレ Part4
82 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/30(土) 15:58:11.58 ID:foLiaiT9
パレスチナの二大勢力であるファタハとハマースが挙国一致内閣を樹立することで合意した、
というニュースが流れている。これを殆の報道機関は、前向きに評価しているのではないだろうか。

もちろん、対立関係にあるイスラエルにしてみれば、前向きに受け止められる内容ではない。
敵が一致団結してかかってくる、と受け止めている。イスラエルのネタニヤフ首相はこの合意に対し、
「ファタハはイスラエルとの和平を選ぶのかハマースとの合意を選ぶのか。」と強く反発している。
確かに、ハマースはファタハとは違って、いまだにイスラエルを国家として認めていない。
隙あらば打倒し、ユダヤ人をパレスチナの地から追放したいと考えている。

しかし、今回の合意で、ファタハは別にハマースの「イスラエルとはあくまでも戦う。」という強硬
路線に従うという立場を採ったのではない。またハマースはハマースで、ファタハの「イスラエル
との和平路線」を受け入れたのでもない。挙国一致内閣を作ることで合意したとは言うが、
今までの両者の立場に変化があったわけではないのだ。

では、何が今回の両派の合意を生み出したのかというと、実はファタハもハマースも手詰まり
状態になっていたのではないか。ファタハは長い間、極めて卑屈にイスラエルとの「和平ごっこ」
を続けてきていた。「和平ごっこ」というのは、アメリカなどからの支援を受けるためにイスラエル
と和平交渉をする姿勢を見せてきたのであって、和平が成立することを望んで交渉してきた
のではないということだ。

ハマースはハマースで、あくまでも武力闘争によってパレスチナの地を解放するのだ、と言い
続けてはきているものの、実態はイスラエルの報復を受け、大きな人的物的被害を受け続けて
きている、ということではないのか。
イスラエル情勢総合スレ Part4
83 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/30(土) 16:00:38.46 ID:foLiaiT9
こうした現実を、パレスチナの大衆は見守り続けさせられてきた。そうした中で、アラブ世界で
燃え始めた大衆革命が、パレスチナ人の目にも留まったのだ。現在権力を有するファタハと
ハマースの動きに対し、大衆が反発して立ち上がる動きが出てきているのであろう。

ハマースはこの中で、エジプトのムバーラク政権が打倒されたことにより、ムスリム同胞団の
力が強まり、ハマースに対する支援の幅が広がる可能性が出てきている。現実に、エジプトの
アラビー外相は、ガザとエジプトとの国境を長期的に開放する方針を語っているのだ。
ファタハは大衆の蜂起を恐れ、ハマースも何らかの手段を講じなければ大衆が強硬路線に
嫌気をさしてくることを考え、エジプト革命をファタハとの間で優位な妥協をするチャンスと
見たのではないか。

しかし、今回のファタハとハマースとの挙国一致内閣の樹立合意は、決して生易しいもの
ではなかろう。イスラエルがガザばかりではなく、ヨルダン川西岸地区に対しても、先制攻撃を
仕掛けてくる危険性があるからだ。

ファタハとハマースが少しでもカジの執り方を間違えれば、イスラエルとパレスチナとの
全面戦争に発展する危険があるのだ。エジプトはパレスチナで戦争が起これば、自国内の
意思統一が出来ると考えるかも知れないが、だからと言ってエジプトが参戦するとは思えない。
シリアもまた、イスラエル・パレスチナ戦争が起これば、フルに利用することは考えても、
参戦する意志はほとんど無いだろう。

ただ、エジプトやシリアがイスラエル・パレスチナ戦争を利用だけしようと思えば、両国民は
激しい政府非難を始めることが予想される。今回のファタハとハマースの挙国一致内閣樹立
合意は、誰にとっても危険なものになるではないのか。


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