- 捕鯨問題議論スレッド 12頭目
93 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 15:12:04.62 ID:umJgsHrz - >>92
環境負荷の高い畜産を野放しにして、野生生物の保護はあり得ないと思うけどな。 そもそも近年の工業畜産は先進国による莫大な穀物生産と世界規模の輸送システムによって成り立っており 決して倫理的に優れていて環境負荷の低い代物ではない。 畜産→倫理的、環境負荷低い 狩猟→非倫理的、環境負荷高い 先進国民にありがちなこういう認識が、そもそも前提として間違っていると思う。 畜産は狩猟より進んだ効率の良いものに見えるが、 先進国民の底なしの欲望を満たすために作られたシステムであって、 環境保全や倫理的配慮から作られたものではない。 個人的には、畜産において総生産量のコントロールをしなければ、食料・環境問題において深刻な影響が出ると思う。 野生生物に関しては、種の保護を大前提とした現在の様な資源管理を徹底し、自然界の復元力の範囲で有効に活用をする。 究極を言えば、自然の復元力のみを利用した範囲で地産地消をするのが理想だと思う。
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102 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 17:09:17.48 ID:umJgsHrz - >>95
狩猟の環境負荷が低いとは思ってない。 自然の復元力については、以前の乱獲による種の絶滅という反省に立ち 科学的な試算である程度の数値(捕獲枠)を設定することはできる。 (このスレでいえば、RMP:改訂管理方式がそれにあたる) そもそも、狩猟が与える影響が目に見えやすい(固有の種の絶滅などの形で)のに対し 畜産は化石水の枯渇や食料問題への影響、牛のゲップが与える温暖化への影響など、 範囲が多岐に渡る上に目に見えにくい。 ただ、畜産目的の森林伐採が種の絶滅の主要な原因である様に、 環境負荷の点では無計画な狩猟と同様に、規制の無い畜産の無尽蔵な拡大は、大きな脅威であることに変わりはない。
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104 :102続き[sage]:2011/04/17(日) 17:17:47.31 ID:umJgsHrz - 究極には自然の復元力のみを利用した範囲の地産地消で完結させるのが理想だと思っているが、
当然それだけではまかないきれないので、環境負荷を考えた計画的な畜産によって補う形になるだろう。 問題は現在の畜産が「環境負荷を考えた計画的な管理」を行っていないのに加え、 畜産の持続性について既に黄色信号がついている状態だということ。 現在の畜産は、環境からみれば既に供給オーバーだと思ってる。
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144 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 23:11:40.64 ID:umJgsHrz - なんだか議論があっちゃこっちゃいっとりますがなw
とりあえず、商業捕鯨を危惧されている方にとって ・鯨の数が枯渇しているのではないか ・再開したとしてまた乱獲が繰り返されるのではないか という2点が問題点としてあると思う。 (捕鯨における倫理的問題等はとりあえず置いておく) 鯨の生息数についてはIWCの調査によって以下の様な公式データが出ている。 参照:http://www.iwcoffice.org/conservation/estimate.htm#table 「南半球のミンククジラの生息数76万頭」というのが多いのか少ないのかという議論はあるが この数値によるIWC科学委員会での結論は、クロミンクについては 「100年に20万頭(年間2000頭)の捕獲が資源に悪影響を与えない形で可能」 というものである。(クロミンク2000頭ではざっと1万〜1万6千トンになる) 乱獲の防止についてはモラトリアム後に不備の認められたNMPに変わってRMP(改訂管理方式)が IWC科学委員会によって92年に完成している。 ちなみに、IWC科学委員会は捕鯨賛成派の息のかかったものではなく、 鯨類に関する科学的検討においては世界最高の権威機関です。
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