- オルタナティブ通信
189 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/27(日) 00:00:15.79 ID:Il62qaRr -
もちろんそれには政治主導による思い切ったインフラ整備が必要になる。原子力に頼りたいのはわかるが 今回の災害を契機にして、国策としてエネルギー計画の見直しを考えて見るべきである。 既存の原発は使うが、もう新たに作ることはせず、安全不十分のもの、耐用年数の過ぎたものから 順に廃炉にしていき、埋蔵量が豊富にあるとわかってきた天然ガスを買って、その不足を補うことが 良策ではないだろうか。 できればメタンハイドレートを近海で採掘してとりだせれば最高だが、それはまだ先の話である。 批判的に述べてきたが、すでに民間レベルで日本自動車産業界は、臨機応変にその技術を持ってして フレックス自動車を海外で販売しており、、トヨタは今年ブラジルでE100(エタノール100%) 車などを安価で販売する予定である。日本において、もう少しフレックス自動車やエタノール自動車、 天然ガス自動車の理解が高まればすべてのエネルギーを有効に使うことができ、石油や原発などの 呪縛から開放されよう。 HV自動車や電気自動車、燃料電池(水素)自動車は、確かに新たな技術産業として旨みはあるが コスト高であるばかりでなく二次エネルギーを利用してるに過ぎず、これからの日本の消費者の 懐を考えると採算が合うのか疑問が残る。(風力や太陽光や水力などのクリーンエネルギーから 電気を得れば確かにエコカーではあるんだけど。原発はクリーンであると宣伝できない事態に なったことは、もはや言うまでも無いだろう) 今回の福島の原発事故が世界に及ぼした影響を考えると、世界そのものが 上述のように、天然ガスへと流れが変わっていくようでならない。米国も例外ではないだろう。 「お前は、20世紀に日本がエネルギーのほぼすべてを他国に委ねたがために、どれだけ 苦しい思いをしてきたか知ってるのか?」といわれるかも知れないが、それでもあえて原発ではなく、 天然ガスという、これまた他国にほぼすべてを委ねなければならない、その天然資源に切り替えていくことを 選択すべきだと思う。そして今このときだからこそ(たとえ温暖化政策を後退させることになろうとも) 世界に向けて脱原発を宣言したとしても、いったいどの国が批判できよう。もとより日本は世界で唯一の 被爆国であるのに。
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