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名無しさん@お腹いっぱい。
西ヨーロッパ諸国総合スレ
イスラエル情勢総合スレ Part4
中東、アフリカの反政府デモ総合

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西ヨーロッパ諸国総合スレ
50 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/25(金) 18:33:33.82 ID:6PwQc83c
リビアへのNATO諸国の軍事介入が始まった。
その一方で、NATO・欧州諸国内部で介入に対する意見の対立が目立っている。
特に重要なのはドイツ・ロシア・トルコの反対である。この反対の理由について分析してみる。

ドイツ以外の主要欧州諸国はいずれも軍事介入に賛成している。
具体的にはイギリス・フランス・イタリア・スペインである。残る大国であるポーランドの意向は
よく分からないが、ポーランドはリビアまで軍事力を派遣する能力が欠けている可能性が高い。

イギリス・フランス・イタリア・スペインはいずれも経済的に弱体である。かつての植民地時代
のように、アフリカを半植民地化して支配しその収益(具体的には石油資源など)で繁栄する
ことを狙っているのだと思われる。一方のドイツは経済的に繁栄しており、植民地を必要として
いない。この違いが対リビア政策に現れたのではないかと考えている。

トルコの反対は尤もである。イスラム諸国が次々と半植民地に転落するという事態はトルコ
の国益に合致しないからだ。また、ロシアは既に十分な半植民地をシベリアや中央アジアに
領有しており、今後英仏伊などがこれらの地域の資源を狙って軍事介入してくることを恐れて
いるのだと思われる。

やはり一番重要なのはドイツの反対とフランスの賛成である。強固な独仏連合はこれまで
EUの中核となってきたが、独仏両国の経済的格差がリビア問題での重大な意見の相違に
繋がっている。近い将来に独仏連合は解体し、新たな植民地を必要としないドイツ・ロシアを
中心とする東EU諸国と、植民地からの収奪なしには繁栄を維持できない弱体国家からなる
英仏伊などの西EU諸国にEUは分裂していくのではないかと私は想像している。その過程で、
オランダ・オーストリア・ベルギー北部などの広義ドイツ語圏は統合されていくことになるだろう。
イスラエル情勢総合スレ Part4
69 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/25(金) 19:25:50.61 ID:6PwQc83c
今週の水曜日に、エルサレムで7年ぶりに爆弾テロが起こった。
一人の婦人が死亡し、30人が負傷した、とイスラエル政府は発表している。

以前にもエルサレムで大規模な爆弾テロが起こっているが、今回の爆弾テロとは異質なものだった。
以前のテロは特攻テロであり、一人が爆弾とともに死亡し、多くの敵を殺害する形のものだったが、
今回の場合はそうではなく、小型の爆弾を用い、その実行犯は逃走する、という形のテロだった。
そのことは同一犯人が何度でも爆弾テロを実行できる性質の犯行だということだ。それは決して、
イスラエルを楽観視させるものではなかろう。

そもそも、今回のテロが起こる以前の状態は、どのようなものであったのだろうか。イスラエルの
治安部は、パレスチナ自治政府がイスラエルの言いなりになって、危険な者は逮捕投獄するという
対応を採っていたことから、エルサレムとヨルダン川西岸地区は安全だと高を括ってのではないか。
フェンスでイスラエルとパレスチナ側とを分けているゲートのチェック・ポイントでも、エルサレムの
中心部でも、イスラエル治安部の監視は甘くなっており、治安対応は緩んでいたという報告がある。

イスラエル政府はこうしたパレスチナ自治政府との馴れ合い関係が出来上がっていたことから、
ガザだけに治安の関心を集中させていたのかもしれない。イスラエルの治安部は今回のテロ事件
を受けて、アラート・レベルを最高の3に引き上げ、第一級の監視状態に変えたということだ。
しかし、それだけでは不十分だと思われる。ハマースとの間には公式非公式の交渉が行われており、
ハマースはイスラエルへの攻撃を控えているが、イスラム・ジハード組織は全く攻撃姿勢を
緩めていないということだ。
イスラエル情勢総合スレ Part4
70 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/25(金) 19:26:33.37 ID:6PwQc83c
このためハマースのイスマイル・ハニヤ首相は、イスラム・ジハードの書記長のアブドッラー・
ラマダン・サーレハ氏に対し、イスラエルへの攻撃を手控えるように要請したという情報もある。
しかし、イランが供与した高性能グラド・ロケット弾を手にしたイスラム・ジハード組織は、今後も
イスラエルに対するグラド・ロケット弾攻撃を継続する意向のようだ。この高性能グラド・ロケット弾は、
ハマースがイスラエル攻撃に使っていた手製ロケット弾とは異なり、イスラエル国内のビール・
シェバまで容易に到達してしまうのだ。

この動きをイスラエルはどう受け止めるべきかについては、なんとも判断し難いのだが、あるいは
イスラエルでも、中東のアラブ諸国で始まっていると同様の混乱がスタートしたのかもしれない。
この場合は権力側はイスラエルであり、抵抗側はパレスチナ人だ。

マハムード・アッバース議長が君臨するパレスチナ自治政府は、大衆から信頼を失なっているし、
パレスチナ人の間には抑えきれない程の不満が鬱積している。こうした状態を考えると、今回
エルサレムで起こったテロは、ガザばかりではなく、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人の
武力による抵抗が始まる前兆かもしれない。その場合、今のイスラエルには、十分な対応策が
あるとは思えないのだが。

シリアは勿論のこと、レバノンのヘズブラも、何時でもイスラエルを攻撃できる体制が整っている。
そして、革命後のエジプト政府からは、大衆の不満爆発を防ぐためか、極めてハマース寄りと
思われる発言が増えてきている。つい昨日も、エジプトのエルアラビー外相は、ガザに対する
イスラエルの攻撃を控えるよう警告している。

イスラエルにとって不安なのは、対話に応じ、穏健路線を採るように見せ始めたハマースが、
今回のエルサレム・テロの背後にいるのではないか、ということだ。もし、ハマースとの部分的な
信頼関係が崩れた場合、対応が益々困難になろう。イスラエルのシルバン・シャローム副首相は
「武力衝突阻止の期間は過ぎた」と語っている。
中東、アフリカの反政府デモ総合
628 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/25(金) 19:55:06.54 ID:6PwQc83c
トルコが非常に難しい立場に立たされている。
それは、リビアに対するNATOの対応に、どう関与するかということだ。トルコはNATOのメンバー国で
唯一のイスラム教徒国家である。それだけに、ことはますます複雑になっている。

イスラム諸国の中では、今回のNATOによるリビアに対する攻撃は、石油資源を奪うことが第一目的
であり最終目的だとする捉え方が、一般的になっている。つまり、NATO諸国が主張しているような、
カダフィ軍による反政府国民を救うための攻撃、という論理は認められていないのだ。実際に、トラブル
が始まった段階でカダフィ大佐側が使ったのは、催涙弾でしかなかったのではないか。それが結果的に
実弾や爆弾による攻撃に変わっている。

その裏の事情について語られているのは、トルコがアメリカとカダフィ大佐の仲介を行い、カダフィ大佐
が権力の座から降りることによって、この問題の解決を図ろうとしていたということだ。一説によれば、
カダフィ大佐はそれを受け入れたのだが、NATOによる攻撃が開始されたことによって、全ては台無しに
なってしまったということだ。

いまトルコにとって問題なのは、リビアとの間に膨大な額に上る大型プロジェクトの契約事業があるが、
それが帳消しになるのではないかという事と、未払い金が取れなくなるのではないかという事であろう。
もう一つの問題は、リビア国内には出稼ぎに行ったトルコ人が、いまだに80万人もいるということだ。
もし、都市部への攻撃が激化すれば、彼らが危険にさらされ、やがては食料や水が手に入らなくなる
可能性が高いということだ。

トルコはこうした事情から、リビア攻撃が持ち上がった段階で、真っ向から武力行使に反対してきた。
そして、ついに軍を派遣することになるのだが、その目的はあくまでもリビア沖でリビア向け兵器武器を
積載した船の、リビアの港への接岸を阻止することに限定している。それとともに、リビア攻撃が許容
範囲を超えないように、トルコのギュル大統領はカダフィ大佐に対し最高権力者の地位を降りるように
説得している。トルコはカダフィ大佐に対し、トルコへの亡命を打診したのではないかと思われる。


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