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名無しさん@お腹いっぱい。
中東、アフリカの反政府デモ総合
2012年アメリカ大統領選挙

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中東、アフリカの反政府デモ総合
619 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/22(火) 17:41:55.96 ID:A8IBJpUs
エジプトでムバーラク大統領追放後検討されてきた改憲についての国民投票が、3月19日に実施された。
この国民投票には1850万人が参加し、全体の41%に達した。投票結果は改憲に賛成が1400万票以上、
反対が400万票だった。この結果を受け、大統領選挙と国会議員選挙が6ヵ月後に実施されることになったが、
現在最高権力を握っている軍部は、早急な民間への権限委譲を望んでいるということのようだ。

この改憲の結果、大統領立候補の条件は緩められた。いわば誰でも立候補できるようになったというわけだ。
そこで関心が持たれるのは、大統領立候補者の最有力候補と噂されているアラブ連盟事務総長のアムル・
ムーサ氏と、元IAEA事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏の動向だ。

まず、ムハンマド・エルバラダイ氏の動向だが、カイロ郊外のムカッタムで開催された憲法改正の集会に
姿を見せたが、大幅に開催時間に遅れて到着し、しかも尊大に振る舞ったために、激しい非難を浴びたと
いうことだ。彼は投票所でも石を投げつけられ、靴をぶっつけられたと伝えている。つまり、エジプト大衆は
彼の言動に腹を立てているということであろう。外国生活が長かったためか、あるいは彼の性格の問題か、
彼の言動にはエジプト社会では受け入れられない要素が殊の外目立つようだ。

投票を前後しエジプト社会では、憲法改正賛成派はイスラム教徒、ムスリム同胞団支持、アムル・ムーサ
支持という認識が広がった。他方、憲法改正反対派はコプトキリスト教徒、アメリカ支持、ムハンマド・エル
バラダイ氏支持という認識が広がりつつあるようだ。

今回のエジプト変化の口火を切り、大衆動員に成功し、大衆蜂起を成功させ、ムバーラク大統領打倒を
成功に導いたリベラル派の青年層は、こうした状況に大きな失望と懸念を抱き始めている。それは宗教
勢力の政治の舞台への台頭が、民主的な政治が発展していく上で大きな障害になると思われるからだ。
彼らは何処か、エジプトの軍部、国民民主党(ムバーラク大統領時代の与党)とムスリム同胞団との間で、
権力分割の取引が行われたような気がしてるのではなかろうか、それは考え過ぎであろうか。
2012年アメリカ大統領選挙
897 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/22(火) 22:48:31.22 ID:A8IBJpUs
ネル・アーヴィン・ペインター  'The History of White People' 書評
http://www.popmatters.com/pm/review/123622-the-history-of-white-people/

・・・米国社会は、定期的にその白人の概念を拡大してきた。
例えばアイルランド系は、最初は白人から除外されていたが、後に受け入れられた。
アジア系米国人は、20世紀末に白人として受け入れられるに至ったと彼女は主張する。

「白人であること」は、生物学とは何の関係もないのであって、全面的に、階級、経済権力、
そして文化的諸特権へのアクセス、と関係しているのだ。・・・
・・・1930年代から1968年までの間に65,000人の米国人がその意思に反して断種されたことは、
人種的純粋性と「<人種的>退化」という二つの観念によるものだ。
法執行官と福祉関係の役人が協力して各州の女性に犯罪者であるとか精神的に「薄弱」であるとか
その双方であるといったレッテルを貼って不妊(断種)政策を実行した。・・・

彼女は、例えば、「次々に非白人のミス米国となったジェニファー・ロペスとビヨンセ・ノウルズが、
何世紀にもわたった、支配的文化たる古の白い肌と美との結びつけを根本的に変更せしめたと記す。
当然のことながら彼女は、バラク・オバマの選出は、米国における人種的諸構造の歴史における
決定的瞬間であったと記す。

残念ながら、ペインターは、米国におけるこの40年間のこのような変化が意味するところが何であるか
という修辞的疑問にほとんど答えてくれていない。彼女の本を読むと、我々が目撃しつつあることが、
『白人の概念の再度の拡大に過ぎない』のであって、政治的スペクトラムの両極の幾ばくかが唱えて
いるような米国のポスト人種社会入り、ということではない可能性が呼び起こされる。・・・

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最後の書評子の指摘は重要です。それは、白人の概念の概念の拡大によって、米国人全体が
今や、自分達が世界の中において、例外的存在であって優位にあるという思い込みを共有するに
至ったのではないか、という鋭い指摘です。

もしこの書評子の指摘が正しいとすれば、米国は依然として人種主義の国であるということになります。


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