- 中東、アフリカの反政府デモ総合
427 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/02(水) 01:07:48.22 ID:TBaO87Va - コラム:リビア革命と欧米の偽善 2011年02月27日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20110228_192156.pdf 日産160万バレルのリビアの石油輸出が半減し価格が1バレル110ドルを超えるまで、欧米各国は、 リビア国民の革命に真の同情を示さなかった。ヒラリー・クリントンは、バハレーン国民の蜂起にはしかるべく 同情を示さず、イラク各地で続いている国民蜂起、あるいはスライマニーヤでジャラール・タラバーニーの 政府と彼の政党の汚職に反対する人々について、ひと言もない。 クリントン氏がイラク、バハレーンでの蜂起に同情的でないのは、まず第一に石油に起因する。 欧米はイラクからの石油供給が途切れることに耐えられない。そして、それより割合は少ないがバハレーン からの供給も、リビアを巡る情勢が不透明な現在、途切れさせるわけにはいかない。リビア情勢によって 石油価格は1バレル300ドルを超えるかもしれない。もしそうなったら、欧米経済を現在の低迷状態から 脱出させるべく兆単位を費やして行われている努力が水泡に帰す事態である。 欧米世界は、リビア政権が汚職まみれであり、人権侵害について悪しき記録を保持し、自由と尊厳ある 生活を送る権利を奪って国民を迫害していたことをよく承知していた。しかし、ほんの2年前イタリアの ラクイラで行われたG8サミットでは、賓客として赤いじゅうたんをひいてカダフィ大佐を歓迎することを 全くためらわなかった。大佐は、米英、イタリア、フランス、日本、ドイツ、中国、ロシアの首脳と肩を並べ、 ブレアと仲良しになり、ライス国務長官はトリポリの彼のテントを訪問した。ベルルスコーニー首相も サルコジ大統領も同様のことをやっており、お仲間は大勢いる。 リビアの大佐を二年ばかりで犯罪的テロリストから親友へ変えた魔法の言葉が石油であった。それに加え、 2千億ドルを超えるリビアの資産と商取引、その元首が自分の破たんした理論の実験場にした国、つまり インフラも上部構造も何もない国の再建という巨大なビジネスチャンス。
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428 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/02(水) 01:08:28.95 ID:TBaO87Va - カダフィ大佐は、核プログラムと生物化学兵器を放棄し、水面下であるいは表立ったチャンネルを通じて
イスラエルと対話し、専門分野でムスリム諸国に技術支援を行っていたパキスタンの核科学者アブドゥル カーディル・ハーンの活動を暴露した。そのとたん我々は、欧米の各都市に大佐のテントが設営される のを見ることになる。牝ラクダ、美貌の革命防衛隊、魅力的な欧米女性へのイスラーム解説講座などの アクセサリーも一緒に。 民主主義、人権、自由は、欧米首脳陣にとって重要なアジェンダである。しかしそれらは、利益によって、 石油価格によって、前進したり後退したりするのだ。キャメロン英首相が、自国軍需産業振興のため 代表団を率いてアブダビの軍需見本市IDEXへ赴き、腐敗したアラブ諸国の独裁政府と数十億ドルの 取引を行ったのには驚かされた。腹立たしいのは、少なくとも私の憤りを招いたのは、キャメロン氏が 民主主義とそれを求める国民の革命を支持しながら、この革命により放逐されるべき政権首脳らと交渉し、 彼らの抑圧的軍事力増強に貢献したことである。 我々がリビア、チュニジア、エジプト、イラク、イエメン、バハレーンで見ている輝かしい国民革命は、 腐敗した独裁政権の排斥だけではなく、欧米との関係の根本的見直し、少なくともこの30年間続けられた 従属的政策を終わらせることを目標としている。 ところでリビア政権は、欧米に対する立場を180度転換させ、欧米の政策の従順な召使となり、 ネオコンと組んでイラクとアフガニスタンという二つのムスリム国を破壊したトニー・ブレアの親友になった。 その政権が現在、欧米の帝国主義的介入、つまりNATOが監視する飛行禁止区域の設定を警戒している。 しかし、このような国際的介入が発生するには、革命勃発以来、非武装のリビア人に対して行われてきた 虐殺、自国民に対抗するための傭兵招集、あらゆる政治経済改革の拒絶、国を腐敗した腹心のための 領土と化すこと等々を経なければならなかったのだ。 もし国民蜂起がサウジアラビアへ至ったら、欧米の不安は頂点に達するであろう。そこには世界の石油 資源の40%が存在する。日に900万バレルのサウジの輸出が減少したら、我々は、欧米首脳がかぶる 偽の民主主義マスクが音を立てて崩れ落ちるのを目の当たりにするだろう。
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439 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/02(水) 21:20:11.02 ID:TBaO87Va - 米英仏がリビアに数百人の軍事顧問団派遣 3月2日 Akhtar Jahmal
http://pakobserver.net/detailnews.asp?id=78009 アメリカ、イギリス、フランスは反カダフィ勢力を支援し訓練を施すために数百人に上る「防衛顧問団」を 反乱武装勢力が占領した石油の豊富な東リビアに派遣した。 この地域のリビア外交官によって確認された特別なレポートによれば、この地域で親カダフィ勢力に 対する抵抗を続けている反乱勢力を強化するため、「欧米の三カ国は特殊部隊をシリナシアに上陸させ、 基地と訓練センターを造成しつつある」 匿名希望のリビア高官は、アメリカ、イギリスの軍事顧問らは、2月23日から24日の夜に掛けて、 アメリカ、フランスの軍艦と小艦艇で、リビアのベンガジとトブルク港に到着したという。欧米のこの勢力は、 石油の豊富なこの地帯を効果的に統治し、トリポリの親カダフィ勢力による進行に反撃できるようにする ために、リビアの反乱勢力でできている民兵のための訓練基地を造成する準備をしている。 その他の報告では、カダフィの支配を完全に根絶できずとも、すくなくとも制限するためにリビア空軍を 「骨抜き」にする試みがなされているという。 一方、インドの3隻の軍艦が、リビアの反乱軍が支配する地域に展開するために派遣されたという。 いくつかの情報筋では、インド海軍は既に2隻の軍艦と最大の水陸両用艦船であるINS Jalashwaが 派遣されたという。専門家によれば、ジャラシュワは、元アメリカ海軍のトレントンで、インド海軍の艦船 では最大の艦船で、4年前にアメリカから引き渡された。ジャラシュワは、水陸両用部隊のさまざまな 装備を積載し運搬し陸揚げすることができる。また、機械化揚陸艇、シーキング・ヘリコプター、 艦対空ミサイル、速射砲などを装備している。 専門家らは、ジャラシュワは揚陸用ドックを持ち1000人の完全装備の兵を乗船させられるとしている。 この軍艦は沿岸警備、特殊作戦、偵察および救助、その他の軍務にも使用される。
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