- 寄生虫・人権屋と移民戦略 3 【多文化共生?】
59 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/17(木) 23:42:43 ID:hW6L82eQ - 職求める 日本への研修生、内陸部から続々――第12部〈大陸源流〉
農業や製造業などの研修生として日本へ行く人は、発展する中国沿海部で減る一方、貧しい農村が 多い内陸部では増えている。供給源は西へ向かう。一方、沿海部からは、就職難の若者たちが 「日本にでも行くか」と飛び立っている。 日本の入国管理局によると、農業や製造業などで働く研修生の2008年の新規入国者数は 約10万2千人。中国人はその7割近い約6万9千人を占め、00年の約2万8千人から2.5倍に増えた。 ■派遣前に軍隊式合宿 「右向け、右!」 「敬礼!」 大理の体育施設。人民解放軍から派遣された教官の命令で、迷彩服の男女15人がぴっと姿勢を 整えた。日本に向かう研修生たちだ。徳島県の農業法人に行く予定の女性(31)は「体力だけでなく、 自己を厳しく律するために訓練が必要です。2人の子どもがいますが、親が見るから安心です」と話した。 地元の労働者派遣会社、大理州国際経済技術合作公司は、出国前に3〜4カ月の合宿を行っている。 朝6時半に起きて走る。いかなる理由でも休暇は認めない。布団のたたみ方、コップや靴下を置く場所 まで軍隊式に決まっている。日本語などの授業の合間に軍事教練もする。 同社は03年の開業以来、約300人の研修生を静岡や千葉などに派遣してきた。韓国や中東などにも 出すが、日本の待遇が一番良いという。研修生になる可能性がある人材は、人口約4500万人の雲南省 で200万人にのぼる、と同社はみる。 労働者を海外派遣すると、国、省、地元の大理白族自治州政府から1人あたり計900元(約1万2千円) が派遣会社に支給される。出国手続きや審査は04年から大幅に緩和した。労働力輸出は貴重な収入源 だからだ。和社長は「雲南省の労働者派遣は始まったばかり。日本への研修生派遣はあと10〜20年は 続くだろう」と意気込む。 上海で日本語学校を運営する魏海波(ウェイ・ハイポー)さんは「中国の志望大学に入れない、 いい就職先が見つからない、との理由で留学を考える人が増えている」と話す。日本にでも行ってみるか、 という感覚の生徒が同校で3〜4割いるという。 ttp://www.asahi.com/special/kajin/TKY201004270233.html
|
- 寄生虫・人権屋と移民戦略 3 【多文化共生?】
60 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/17(木) 23:47:41 ID:hW6L82eQ - 商機開拓 新華僑ネットで海外市場へ進出――第13部〈世界商網〉
世界の華人社会で、「新華僑」「新移民」と呼ばれる人々が力を持ち始めている。中国の改革開放 以降、大陸から世界各地へ渡った若い世代だ。留学経験者など知識や技術をもった人も多く、IT (情報技術)ビジネスでネットワークを築いている。 ■新移民、シンガポールへ続々 資金蓄え、日本進出狙う 世界最大の華人社会を抱える東南アジア。その中でも華人の比率が高いシンガポールに近年、 中国から若い起業家たちが続々と押し寄せている。株や不動産投資にかかわり、日本を視野に入れる 人たちも少なくない。 高級マンションや緑地に囲まれた高層ビルにオフィスを構えるある投資会社は、中国内陸部出身の 男性(40)がファンドマネジャーとして率いる。6年前に妻子と移住し、2007年にシンガポール国籍を 取得した。 「中国国籍を捨てることにこだわりはなかった。今は中国人ではなく、シンガポール人であり、華人だと 思っている。私の人生観と価値観では、何よりも家族が大切で、国家が中心なのではない」。 シンガポール政府も中国人の企業家ら富裕層の移住を歓迎する。男性の次のターゲットは日本だ。 〈東南アジアの華人〉 華人研究の拠点、中国福建省のアモイ大学南洋研究院の調査によると、 2009年時点で中国と台湾以外に住む華人・華僑の総数は4530万人、うち3200万人余りが 東南アジアに集中する。 中国の改革開放後、教育水準が高い「新移民」が増え、最近は富裕層も多い。シンガポールなど 経済発展が著しい国のほか、ミャンマー(ビルマ)やカンボジア、ラオスなどにも進出し、同研究院の 推計では、東南アジアの「新移民」総数は270万〜280万人。 「新移民」の豊富な資金力と人脈で、東南アジア経済は中国との結びつきをさらに強めることになり そうだ。同研究院の荘国土院長は「経済の一体化が進むにつれ、新移民の存在感が高まり、中国に 精通した新移民が、国家関係にも影響力を発揮することになるのではないか」と話す。 ttp://www.asahi.com/special/kajin/TKY201006140325.html
|
- 寄生虫・人権屋と移民戦略 3 【多文化共生?】
61 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/17(木) 23:48:35 ID:hW6L82eQ - 「中国産」私の魅力――第14部〈探索未来〉
先月末、横浜に約4万人を集めたアジアビューティエキスポで、ステージを終えた梨衣名(りいな)さん (20)は控室でスタッフを笑わせながらくつろいでいた。 滑らかな日本語、会話の間、おどけるしぐさ……。「本名を言わない限り、中国人とは思われないですね」 10歳の時、機械設計エンジニアの父の仕事で中国山東省から来日し、小中高と日本の公立校に通った。 幼い頃、手書きで図面を引いていた父の姿にあこがれて、茨城大工学部に進学。ロボット工学や人工知能 を学んでいる。 モデルになるまでは、「周りに溶け込みたい」とずっと思ってきた。だから、友達から「中国語、話してみて」 とせがまれるのが苦痛だった。いじめられたわけではないが、知らず知らず、予防線を張っていた。 グランプリに選ばれて「中国出身」と紹介されるうち、「私のうりなんだ」と思えた。にぎやかな絵文字が 満載のブログにも、「中国産です(笑)。中国語は忘れてないです」と書く。「今は、人が持っていない何かを 身につけたい」。自分の中で交じり合う日本と中国を、どう表現していくか。キャリアは始まったばかりだ。 中国の改革開放後に日本に渡ってきた「新華僑」と呼ばれる在日華人。その子どもたちが、社会の一翼 を担う時代が来た。厚生労働省の人口動態調査によると、2008年、親の双方もしくは一方が中国人という 新生児は9134人。都道府県別の新生児順位に当てはめると、37位に相当する。与えられた才能や環境 を武器に羽ばたく子、日中のはざまで戸惑う子。親の世代と異なる感性や価値観を身につけつつ、自分の 役割を探る。ttp://www.asahi.com/special/kajin/TKY201006220261.html
|
- 寄生虫・人権屋と移民戦略 3 【多文化共生?】
62 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/17(木) 23:49:18 ID:hW6L82eQ - 強まる中国依存、残る問題――在日華人
少子高齢化の日本が、人不足の穴埋めを中国に頼り、その構造が強まる。約1年半の連載取材で 実感した。華人100万人突破は遠くない。 後継者難の農漁村、働き手がいない中小企業、定員割れの大学、大勢の技術者が必要なIT産業 ……。様々な分野が中国人を日本へ呼ぶ。日本の社会が回らなくなり、隣国をあてにする。 そんな状況なのだが、日本社会は外国人労働者が増えることへの警戒感が強い。そこで、単純労働 は主に研修・実習生を使う。一方、留学生や技術者は受け入れ、知識層が軸の日本型移民社会が できていく。日本企業に採用される留学生は急増中だ。 だが、置き去りにされている問題は少なくない。 記者たちは不法滞在の元留学生たちに会った。就職や学業に挫折したまま、残っている。生活にも 行き詰まり、犯罪に手を染める例もある。日本社会で孤立する人々の心の問題もあるし、研修生への 人権侵害や、偽装結婚の横行も目の当たりにした。 在日華人の急増に、彼ら自身も戸惑う。「中国人ばかりが増えるのは良くない。外国人反対の運動が、 中国人反対運動になる」と心配する華人もいる。 一方、ビジネスの現場は別の悩みを抱える。大手企業の採用担当者が「光る人材を見つけるのは 難しくなってきた」と語る。有能な留学生を求めるが、力のある中国人学生は中国に残るか、欧米に 行くという。ttp://www.asahi.com/special/kajin/TKY201006220267.html
|
- 寄生虫・人権屋と移民戦略 3 【多文化共生?】
63 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/17(木) 23:50:46 ID:hW6L82eQ - 『中国を拒否できない日本』 関岡英之/著(ちくま新書)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480065902/ この本に、中国人の移民やその有力ルートとなっている留学生を受け入れることの 安全保障上の危険性が説かれている。 内容的には、このスレと資料なども共通するところが多い。
|