- イスラエル情勢総合スレ Part4
32 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/12/22(水) 22:18:46 ID:VgtE6yxo - 2007年にガザで起こったファタハとハマースの武力衝突の折、ファタハ側はイスラエルに支援要請を
したという話が、今回のウイキリークスの情報で明らかになった。もちろん、ファタハ側はこの情報を 全面否定し、イスラエルの噂工作だとしているが、そうではあるまい。 このウイキリークスの情報については、イスラエルの情報機関のトップであるユヴァル・デスキン氏が、 アメリカの外交官にもらしたものだということだが、イスラエル側もこれをほぼ認めている。イスラエルの 情報機関シンベトの話によれば、当時ガザでファタハ側は窮地に立たされており、アッバース議長の 護衛隊の重機関銃まで奪われる状況だったということだ。つまり、ファタハはゼロサム・ゲームの状況に あったために、イスラエルに対し支援要請がなされたということだ。 ハマースはアッバース議長の金銭に絡むスキャンダルを暴露し、パレスチナ自治政府の汚職まみれの 実態を暴露している。パレスチナ自治政府はイスラエルとの和平交渉を継続しているというポーズを とり続けることによって、諸外国から寄付を集め、それで贅沢な暮しを幹部が送れるようにすることが 第一義となっている。しかし、ハマース側はイスラエルを認めようとせず、アッバース議長の見せかけの 和平交渉を激しく非難している。これでは、元々和平合意をしたくないイスラエルに対し、パレスチナ側に 意志の統一が出来ていない、と交渉と合意を遅延させる口実を与えているのだ。 ガザ地区ばかりではなく、パレスチナ自治政府が本部を置くヨルダン川西岸地区からも、イスラエルに 対する武力攻撃を計画しているハマースのメンバーに対し、パレスチナ自治政府は逮捕と拷問を繰り返し、 死者まで出しているというのが実情だ。もちろん正式な裁判などは、ほとんど行われていない。 アッバース議長の進める和平交渉は頓挫し、イスラエル人によるヨルダン川西岸地区での入植が 進むなかで、次第にハマースの主張する武力によるパレスチナの解放が、パレスチナ自治政府の 主張する平和的な交渉による解決よりも、大衆の支持を増やしてきているのではないか。 それがあってか、イスラエルの情報関係者は、2012年にはアッバース議長が失脚するだろうという 予測を出している。
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