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名無しさん@お腹いっぱい。
28
■■■尖閣諸島に関する疑問■■■

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■■■尖閣諸島に関する疑問■■■
28 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/11/08(月) 18:58:10 ID:ckME4MQK
無茶な言いがかりの歴史の例 〜地中海の有名な昔話〜

紀元前264年〜紀元前201年、
新興ローマは経済大国カルタゴを邪魔者扱いします。
ギリシア植民市メッシナを巡る争いが発端となり
第一次、第二次ポエニ戦争においてローマが連勝します。
負けたカルタゴは軍隊を自衛の範囲まで大幅にカットされ、
50年分割の巨額の賠償金をローマへ支払うことになります。
加えて、ローマの開戦許可手続きのない戦争も禁じられます。

紀元前187年、軍備費の要らない敗戦国のカルタゴは
経済大国へと再び復活し、50年間割払いであるはずの賠償金の
残額をその余ったお金で一気に完済するとローマへ申し出ます。
(いくら叩いても不死鳥のように蘇るカルタゴの経済力にローマは羨望と恐怖心を持ちます。)

経済大国カルタゴの最大の悩みは、隣国のヌミディアでした。
ヌミディアは、騎馬兵団で有名な、戦争に強い国です。
自衛力しか持たないカルタゴを侮り、その領土を侵犯します。

カルタゴは、ローマに調停を頼みますが、黒幕のローマはもちろん取り合いません。
ついに、カルタゴとヌミディアの間で戦争が起こり、
平和の国カルタゴは、敗北します。

ローマの事前許可のない戦争開始は、条約違反でした。
ローマは、カルタゴに対して、突然宣戦布告をします。
驚いたのは、カルタゴです。ローマの許しを得ようと、
300人の貴族の子供を人質に差し出します。
しかし、8万人の世界最強のローマ兵が、上陸し、カルタゴに進軍します。
カルタゴの使者が、「どうすれば、許していただけるのですか?」と
ローマの司令官に聞きます。
■■■尖閣諸島に関する疑問■■■
29 :28[sage]:2010/11/08(月) 18:58:56 ID:ckME4MQK
「全ての武器を差し出せ。」司令官は、答えます。
カルタゴは、20万人分の鎧、投げやり、投げ矢、2000の石弓を司令官に差し出します。
すると、司令官は、最後の要求を使者に言い渡します。
 我々は、カルタゴの街を根こそぎ破壊することを決めた。
 フェニキア人には、今の街より10マイル内陸部に
 新しい居住地帯を造ることを許可しよう。
使者からローマの意向を聞いた20万人のフェニキア人は、
驚愕して、嘆き悲しみ、最後に激怒します。
「こんなひどい仕打ちがあろうか。街を破壊するだと。
内陸部に引っ込めだと。どうせ死ぬなら戦って死のう!」

カルタゴのフェニキア人は、丸腰で戦う覚悟を決めます。
返事の猶予期間の30日間、密かに戦争準備がすすめられます。
武器職人は、連日徹夜で武器を作ります。
若い女性は、長い髪を元から切って石弓の弦が作られます。
こうして、始まったのが、第三次ポエニ戦争でした。
(戦争というより、ローマによるフェニキア人の民族浄化です。)
カルタゴは、ここで奇跡的な粘りを見せます。
なんと丸腰で三年間ローマの猛攻を食い止めたのです。
しかし、戦闘と飢えと疫病で、20万人のカルタゴ市民は、10万人に減ります。
そして、ついに、ローマ兵は城壁を破り、街へ進入します。
女、子供までがレンガを投げて抵抗しますが、5万人が虐殺されます。
ビュルサの砦に逃げ込んだ5万人のカルタゴ人は、オリーブの枝を掲げて投降します。
彼らは、一部が処刑され、残りは奴隷として売られます。

カルタゴの街は、十数日燃えつづけ、灰は1メートル積もります。
カルタゴの復活を恐れたローマ人は、この地に塩を撒き不毛の土地にします。
700年続いた経済大国カルタゴと世界の富を独占したカルタゴのフェニキア人は、
BC146年こうして滅んだのです。
海洋民族フェニキア人独特の文化については徹底的に破壊されたため、ほとんど記録が残っていません。
■■■尖閣諸島に関する疑問■■■
30 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/11/08(月) 18:59:43 ID:ckME4MQK
ある通商国家の興亡―カルタゴの遺書 (文庫)
森本 哲郎 (著) PHP研究所 (1993/10)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569565883

繁栄と衰退と―オランダ史に日本が見える (文庫)
岡崎 久彦 (著) 文藝春秋 (1999/01)
http://www.amazon.co.jp/dp/4167362031
■■■尖閣諸島に関する疑問■■■
31 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/11/08(月) 19:00:19 ID:ckME4MQK
  マキアヴェッリ

 一国の国力を計る方法の一つは、その国と近隣諸国との間に、どのような関係
が成り立っているかを見ることである。 もしも近隣の諸国が、友好関係を保ちたい
がために貢納してくるようならば、 その国は強国と言えよう。

 反対に、弱体であるはずの近隣諸国であるのに、それらの国々に対して金銭を
もって援助する関係である場合、その国家の国力は弱いと思うしかない。

 この原因は、一に、自国の武装を怠り、他国民の傭兵に頼ったことにある。
このように近視眼的な国策は、ひとまずの現状打開には役立っても、終局的に
は国家の命取りにつながらざるを得ないのである。


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