- ★日高義樹のワシントンレポート★第8部
491 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/09/04(土) 19:32:29 ID:MYfPGVEk - 2010年8月31日、米ハドソン研究所は公式ウェブサイトに、中国も間もなく日本と同じように
「失われた10年」に突入するが、 その苦痛は日本以上になると論じた記事「中国が 日本のようだったら良かった」を掲載した。2日付で新華網が伝えた。以下は その概略。 中国が日本を抜いて世界第2位の経済大国となったことを受け、米中の経済専門家が こぞって「中国は間もなく自らの 『失われた10年』に苦しむことになる」との予測を示している。 日中両国の成長モデルは非常に似ており、今の日本の姿が未来の中国の姿だと 見る向きは多い。だが、経済衰退が緩やかで政府も国民もそれほど大きな痛手を 感じなかった日本と違い、中国共産党と中国国民が受ける苦痛は日本以上に なると考えられる。 輸出と固定資産投資に過度に頼る日本の成長モデルに対し、危険性を指摘する声は 以前から聞かれていた。だが、日本には持続可能な成長モデルに切り替えるための 有利な条件が揃っていると考えられてきた。例えば、執政党が頻繁に変わる西側諸国は 長期的な展望に欠けるが、日本は自民党の一党支配(55 年〜09年)が長く続いた。 加えて日本人は聡明で責任感が強く、勤勉だ。 一方、今や「中国の特色ある資本主義」と揶揄される中国モデルだが、独自の道を歩みながらも 日本との共通点が多々見られる。だが、大きく異なる点は日本経済が低迷を迎えたころ、 日本はすでに安定した法治国家だったということだ。官僚主導型と言われながらも、 大多数の日本人は食うに困らない生活を送り、年をとればそれなりの財産も得られる。
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