- 寄生虫・人権屋と移民戦略 2 【多文化共生?】
304 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/06/18(金) 19:39:34 ID:t6Dh4Frr - その日の朝、「隠れ家」は家宅捜索を受けた。隠れ家からつまみ出された汗まみれの不法就労者たちは、
手錠を掛けられ、疲れ切った表情で黙って縁石に座っていた。 その24時間以内に私はもう1つ強制捜査を取材した。 車が2台置ける車庫付きの家で、数十人の移民が家具もない部屋に押し込められ、 窓には内側から板が打ち付けられ、靴やベルトがクロゼットの中に積み上げられていた。 スタンガンや銃身を短くしたショットガン、拳銃2丁も発見された。 別の日、フェニックス市警がある豪邸に強制捜査をかけると、前に止めてある白い車から 約140キロ分のマリフアナが見つかった(アメリカに持ち込まれるマリフアナの60%はアリゾナ経由だ)。 この家も国境から遠い富裕層向け住宅地にあった。 ◆合法的な入国を増やせ こうした現状があるからといって今回の移民法が妙案だというわけではない。私が以前住んでいたロシアでは、 市民は常に身分証明書を携帯する義務があった。警官は普通、肌の浅黒いカフカス地方出身者や、 不法就労者の多い「スタン人」(国名にスタンの付く中央アジアの国々の人)に抜き打ち検査をする。 不法就労者たちは人種を理由に暴力を受けて殺される場合もあるが、平均的なロシア人は気にしない。 アメリカにはそんな方向に向かってほしくない。 入国するメキシコ人の圧倒的多数は犯罪者ではない。大半はまっとうな仕事を必死に求めている。 ただ、彼らを不法入国させる業者に対策を講じる必要があることは確かだ。 アリゾナ州のデービッド・ゴンザレス連邦保安官は昨年、組織犯罪に関与するフェニックス近辺の メキシコ人に対し約200件の逮捕令状を取っていると私に語った。 今年4月下旬に聞いたところでは324件だった。 解決策はあるのか。ゴンザレスは、当局や移民の専門家の多くが推す方策に賛成する。 つまり、連邦政府がメキシコ国境を厳重に取り締まる一方、より多くのメキシコ人が犯罪組織の 「助け」を借りずに合法的に入国できるよう、制度を改正すべきなのだ。 http://newsweekjapan.jp/stories/us/2010/06/post-1361.php
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