- 9.11はアメリカ政府の内部犯行@国際21
936 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/05/31(月) 14:57:41 ID:bDnzSgWh - これらは正しいかな?
ーーー 上のリンクは「kikulog」の「9.11陰謀論」のエントリー(現在14ある)ですが、見て分かるように、あまりまとまった書き方がされていません。 菊池教授の「911陰謀論」に対する考えが最も良くまとまっているのは、コメント欄に書かれているこれだと思います。 「さて、9.11陰謀論を否定するのに必要なものは単なる常識だけです。もっとも重要な点は「その陰謀を実行するのに、どれだけの人間が関わらなくてはならないか」です。陰謀論ははじめから破綻しています。 「ビルの崩壊のしかたがおかしい」なんていう話はそういう根本的な問題からすれば、些末な問題です」 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1189579585#CID1189607858 物理学者として、ツインタワーの崩壊などの物理的な現象についてどのように考えているかというと、つまりは上記リンクの406のコメントにある 「専門家じゃないからわからないですね」 ということのようです。
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937 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/05/31(月) 14:59:58 ID:bDnzSgWh - 以前がんばってタイプしたので、せっかくですから貼っておきます。
菊池教授の著書『科学と神秘のあいだ』P108〜P109からの引用です。 「もっとも、月着陸捏造説にしろ世界貿易センタービルのアメリカ政府による爆破説にしろ、 その真偽を判断するのに、月面についての専門知識だとか、ビルについての専門知識だとかが 本当に必要なのかというと、実のところそうじゃない。映像の不自然さなんていうのは、 本質的とはとてもいえない細かな話で、そんなことを知らなくたって判断できる。むしろ、 映像の不自然さのような細部にこだわりすぎると「木を見て森を見ず」になっちゃうので、 かえってよくないのだと思う。 なんのために捏造だの爆破だのをしなくちゃならないのか、とか、政府による陰謀の ためにはどれくらいの数の人間が秘密を守らなくちゃならないのか、とか、そういうおお ざっぱな問題を考えるだけで、そんな陰謀はありえないことくらいすぐにわかるはずだ。 特に、彼らが言うように9・11がアメリカ政府のしわざなのだとしたら、同じ国にすむ人 たちを犠牲にするために多くの人間が秘密を守り通さなくちゃならない。本当にそんな陰謀 を信じているのなら、それはやっぱり決定的に想像力が足りない。 だいじなのは想像力だ。陰謀を信じる人たちなら、僕のような立場こそ想像力が足りない のだといいそうだけど、それは想像力と妄想力を混同しているだけなんだ」
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938 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/05/31(月) 15:00:53 ID:bDnzSgWh - 常識や想像力が科学的な根拠にならないのは明白だが、菊池教授がそれらを持ち出すのは、大体次のような考えがあるのだと思う。
911陰謀論、「911に何らかの陰謀があったか否か」という問題は、科学の範疇からは外れているだろう。科学者であっても、たとえば神を信じていても構わないように、物事を常に科学的に考える必要はないのだ。911陰謀論についても同様だ── と。だから菊池教授は、「常識で判断せよ」という自分の非科学的な考えを安心して言える。まあ安心はしてないかも知れないが、少なくともブログのコメント欄に書き込むくらいはできる、と。
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939 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/05/31(月) 15:02:11 ID:bDnzSgWh - その本ですが、どうも科学について書いた本ではないようなのです。
以下のリンクに、著書の「はじめに」の部分があります(僕は全部はちょっと読めないけれど…)。この「はじめに」があるからこそ、「だいじなのは想像力だ」と言えるのかも知れません。 「このちょっと風がわりな(じゃないかと思う)エッセイの中で、僕は科学的な「ものの見かた」や「考えかた」にまつわるあれこれについて、書いてみた。 といっても、もちろん科学の教科書を書きたかったわけじゃないし、科学とはなんだろうなんていう大きなテーマの本でもない」 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1269445156
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940 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/05/31(月) 15:03:37 ID:bDnzSgWh - 菊池教授は現在、本格的なニセ科学研究本を執筆中です。7のリンク先には次のようにあります。
「本格的なニセ科学研究本を期待されていたかたには申し訳ありません。懸案のは別途書いています。毎日少しずつ書いてます。必ず出します」 が、菊池教授のファンの方は、その本で9.11陰謀論について本格的な批判がなされることは期待しない方が良いでしょう。なぜなら、「9.11陰謀論」はニセ科学ではないからです。 以下は菊池教授の論文『「ニセ科学」入門』からの引用です。 「「アポロは月に行かなかった」というのは陰謀論としてポピュラーなもので、 反証はいくつでも挙げられる。オチを聞かなくても冗談だとわかりそうなものだが、 信じたいことだけを信じる人間は常識から目をそむけてしまうものらしい。これは いわゆる”陰謀論”である。広い意味では「ニセ科学」かもしれないが、本稿では対象としない」 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/nisekagaku_nyumon.html 菊池教授の考えに変化がなければ、新著での「陰謀論」の扱いもこれに準じたものになるでしょう。 そもそも『科学と神秘のあいだ』なる科学風味のエッセイ集で#2のような主張を するくらいのことが、菊池教授のする9.11陰謀論批判の全てなのです。最初からそのくらいのことしか言っていないのです。
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