- 捕鯨問題議論スレッド 9頭目
598 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/05/20(木) 14:16:52 ID:EH/NRFvW - 毛髪水銀「4倍」の不安/AERA
http://www.fujisan.co.jp/images/products/nakazuri/25.jpg (2010年5月24日号) WHO基準超える人も 神経症状が表れる毛髪水銀濃度の水準を20〜30ppmとみる論文も内外にあるが、少なくとも世界保健機構 (WHO)下限値として示している「50ppm」を超える者は、国水研の全国14地域調査では存在しなかった。 だが、太地町では、男が26人(被側定者の5・6%)、女が6人(同0・9%)出た。 毛髪濃度の被測定者に妊娠中の女性はいなかったが、妊娠可能年齢とされる15〜49歳に該当する人は夏季調査で 147人おり、このうち、これ以上毛髪の水銀濃度が高まると胎児に影響が出ると05年に内閣府食品安全委員会が 決めた11ppm(「胎児影響の最大無作用量」)を超える者が15・6%もいた。 健康調査は不十分 メチル水銀は人間の脳、とくに大脳皮質感覚野を広く損傷し、そこの神経の働きを壊す。これは日本でも水俣病の 研究者たちが確認してきた。 メチル水銀による魚介類の汚染濃度が極めて高かった初期の水俣病の急性の劇症では、人々が錯乱状態になって死に 至った。だがそうした劇症だけではなく、長いことメチル水銀を多少とも摂取していると、徐々に脳を損傷し、本人 も気づかないまま複雑な五感機能が衰えていくとされている。 だが、今度の健康調査では、対象者の脳損傷の有無、程度をさぐる検診が2点識別覚検査(コンパス状のもので皮膚の 2点を突き、その間隔をどれくらい狭めても、2点が突かれていると感じるかを調べる検査)だけで、どれほどの 圧力を掛けると触覚が生じるかとか、ものの形の認識や、背に手を回して紐を蝶結びにできるか、といった、脳損傷の 有無を調べる他の基本的検査が行われていない。 その2点識別覚検査も、健康検診がほとんど終わった後に、慌てて65人に追加実施した模様だが、いかなる基準で 182人の被検者から65人を選んだのかも、この65人の毛髪水銀値の平均値も明らかにされていない。
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