- 9.11はアメリカ政府の内部犯行@国際21
275 :smac[]:2010/04/22(木) 17:36:08 ID:QIk6aAbI - >>256-259
>a.水平力に対抗するシステムは外注ラーメンで、コアは鉛直荷重のみである。 そりゃそうだろう。 外柱がなければ、コアから張り出された床トラスおよび床スラブは水平方向で不安定になってグラグラするよね。 つまり、コアと外柱とスラブが形成するダイヤアフラムというのは、上(もしくは下)から見た図で、水平応力に対してオフィススペースが、どのように安定を保っているか…という説明だよ。 スラブがなければコアが座屈する…すなわちコア支柱群の構造維持を保つ水平対抗力が全てスラブや外柱に依存しているという意味じゃない。 コア構造(チューブ構造でも良いが)は、主に横風を意識して設計されており、スパンの長い床トラスを如何に水平方向で安定させ、かつ如何にしてビル自体の転倒を防ぐかという課題に対して、 「鉛直荷重はコアが担い、水平対抗力は外柱が担う」という設計思想から生まれてきたものだ。 ツインタワーを例にとるが、 63mX400mの外壁が受ける横風の圧力は相当に強い。 それを、外柱とスラブとコアのダイヤフラムで受け止めるわけだが、水平対抗力はスラブを通じて多くの外柱で分担するため、コアにかかる水平応力は大きく軽減される。 そこで、外柱やスラブがなかった場合、ノッポビルゆえにコアが横風で折れて「転倒」することはあるかも知れないが、構造自体が全部「分解」することは決してない。 また、下層階の外壁が健全なら、極端に強い水平応力がコアにかかる事態は想定できないので、911の事例では「転倒」もあり得ない。 つまりコアは、超高層ビルに特有な突風等、強烈な水平応力を受けないという条件のもとで「自立」しているのであり、構造自体の冗長性は(前記条件つきだが)床トラスや外柱に依存していないのだ。(つづく)
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276 :smac[]:2010/04/22(木) 17:37:56 ID:QIk6aAbI - (つづき)
君も書いている通り、「コア柱ブロックだけで(ビル全体にかかる強烈な)水平力を担うことは考慮されていない」というだけであって、「コアのみなら自立できない」ってわけじゃないんだよ。 そして911の事例では、コアに強烈な水平応力はかかっていない。 そうして見ると、たしかにオレの「全く依存していない」は少し言い過ぎだったかが、 「床トラスの支えを失って座屈」という言い方の方が、よっぽどのデタラメなんだと言うことは分かってほしい。 言い換えると、コア柱群は、鳥かごの外壁システムによって、横風などの強烈な水平応力から防御された上で立派に「自立」していたのであり、構造自体が床トラスや外壁によって支えられていたわけじゃないのだ。 君がもし「コア柱群は床トラスや外柱がなければ自立できずに崩壊する」と思い込んでいるのであれば、それこそ「嘘っぱちな幻想」だと言う事を理解してもらいたい。 あと、BEAMとGIRDERの意味は「逆」だった可能性もある。 オレがよく犯すミスなんだが、概念の近い英語は意味を逆に取り違え易いんだよね。 まあ、それだからこそ「梁」とか「桁」とかを括弧付きで付記して、誤解を避けるよう努力しているわけで、そこは、なにとぞご容赦願いたい。(おわる)
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277 :smac[]:2010/04/22(木) 17:40:34 ID:QIk6aAbI - 訂正(^^)
>>275 X 外注ラーメン ◯ 外柱ラーメン 「外注ラーメン」じゃ出前一丁!だよね。失礼しました。
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