- イランについて語るスレ Part9
630 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/04/21(水) 20:09:39 ID:P9DT+6++ - 「1億5千万もの人口について語る代わりに失業問題を解決せよ」:大統領発言に対する有識者たちの反応(上)
2010年04月15日付 Mardomsalari紙 http://www.mardomsalari.com/Template1/News.aspx?NID=74554 テレビの生番組『ベドゥーネ・ハーシーイェ』でのアフマディーネジャード大統領の新たな 発言が、再び波紋を広げている。大統領は今回、「子供は二人で十分」というスローガンに 疑問を呈し、このようなスローガンは西洋のものでしかないとの認識を示した。 西暦1970年代から1980年代にかけて、出生率が高く、国内の人口増加の原因となった。 人口爆発の結果、西暦2000年代には、失業率の増加と職の不足、そしてそれに起因する 社会的混乱の増大を目の当たりにすることとなった。 政府は失業者数の計算方法を変更し、一週間のうち一時間以上働いた人を就業者に含める ことにしたが、それでも失業率を一ケタ台にすることはできず、就業や住宅の問題など、 結婚への道筋をめぐる若者たちの困難が解決されることはなかった。こうしたことはすべて、 大統領の提唱する人口増加策と同じ過去の誤った政策に起因するものなのである。 大統領によると、西洋諸国は少子化スローガンにおいて行き詰まりにぶち当たっており、 このことが自らの意見の正しさを証明しているのだという。しかしその一方で、10年間の人口 増加率が17%であるイランの福祉の充実度合いが、人口の減っているヨーロッパ諸国よりも 極めて貧弱であるということは、周知の通りである。 専門家たちは、現在の人口に対して十分な福祉を提供できるようになって初めて、人口増加 の必要性を語り、人口抑制に反対を表明することができるのだ、との見方を示している。 しかし、人口のおよそ3分の1が貧困ライン以下の生活環境にある今の状況下で、このような 問題を提起することは、まさに驚きであろう。 大統領は、「子ども未来基金」創設について、「今年の3月21日以降に生まれる子供全員を 対象に、政府は彼らに投資するための口座を開き、家族もその投資に協力することを条件に、 年間いくらかをその口座へ振り込んでいく。20年後には就業、住宅、結婚のために、最小限度 の資金がこれら若者たちに用意されることを想定したものだ」と語った。
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