- イスラエル情勢総合スレ Part3
357 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/03/28(日) 20:04:46 ID:ASS2/dAR - イスラエルのエルサレムポスト紙は、「我々は和平プロセスの失敗に備えなければならない」
というタイトルの記事を掲載した。その記事は、アラブ連盟事務総長のアムル・ムーサ氏が、 極め意味慎重な発言をしたことを報じている。受け取り様によっては、アラブ諸国に対し、 イスラエルとの戦争を覚悟しろ、という内容になるものだと私は受け止めた。 リビアの中間に位置する、地中海に面した街シルテでアラブ首脳会議が開催されたが、 その席上でアムル・ムーサ事務総長は、イスラエルの東エルサレムにおける入植地建設 という侵略行為を、激しく非難したのだ。彼は「我々は和平が完全に失敗した場合に備え なければならない。イスラエルに対し立ち上がる時が来た。我々は別の選択を見つけなけ ればならない。なぜならば状況はターニング・ポイントに到達しているからだ。」 といった内容の発言をしたのだ。 これを受けてトルコのエルドアン首相も、「イスラエルによるエルサレムの平和と、 ムスリムの聖域に対する侵犯は、受け入れられないものだ。」とイスラエルを非難し、 「東西エルサレムを自国の首都としようとする行為を、狂気に満ちたものであり、 東エルサレムにおける建設行為は、全く正当性を持たないものだ。」とも非難している。 アムル・ムーサ事務総長はイランの核について話し合う必要があるとし、同時にイスラ エルの核も、討議の対象だと主張し続けてきている。アラブ各国首脳も一様に、中東地域 を非核地域にすべきだと主張している。 このアムル・ムーサ事務総長の発言内容を、日本はどの程度重要に受け止めるだろうか。 そしてそれと共に、トルコのエルドアン首相が同じような厳しいイスラエル批判をしたことを、 どう日本人は受け止めるだろうか。少なくとも、このアムル・ムーサ事務総長の発言を取り 上げたイスラエルは、その内容が「イスラエルとの戦争」という最悪の選択をアラブ各国 首脳に迫ったものだと受け止めたのではないか。
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