- 【石工組合】湯駄屋の陰謀【啓蒙協会】49
396 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 08:48:04 ID:jeeG2AYP - 理想の景気浮揚モデル その1(序論)
労働時間と余暇の割合が景気に及ぼす関係を考えて見た。以下、大長文なんでよほど閑な方以外はスルーしてね。 スタハノフ運動や大躍進運動、あるいは、戦時統制下の日本の「日月火水木金金」的な滅私奉公の推進をいくら 続けても消費は伸びない。何故なら、遊ぶ暇がないからだ。即ち、極限まで働き、生産を続けたとしても、消費する 者が存在しない社会では、工場は滞貨の山に埋もれ、投資は永久に未回収に終わる。では、労働と余暇の最も 効率の良いバランスは何か?以下、少々精神衛生に悪い社会モデルをスケッチしたい。 消費を極限まで伸ばすには、どのような形態が効率的か。思うに、それは社会を二極分化させ、生産に従事する者と 消費する者に分離させる。古来、経営者の真意は人件費の圧縮にあるが、労働単価の抑制がアプリオリな経営方針 として存在することは将来に於ても不変だろう。また、シェアを獲得する必要上、ラインは常にフル稼働させなければ ならない訳だから、低賃金で長時間、質の高い労働を提供可能な従業員を雇うことが求められる。これが経営者サイド の基本テーゼだ。 これは市場経済における市場、即ち消費者の要求とも平仄(ひょうそく)が合っており、低賃金で質の高い労働から 生み出される廉価な生産物は、市場の要求をそのまま具現化したものである。
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397 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 08:49:46 ID:jeeG2AYP - 理想の景気浮揚モデル その2(本論1)
では、消費者すなわち、市場とはどうあるべきか。これの理想は、365日のうち365日、休み無く消費し、湯水の如く 消費財を蕩尽し尽してくれる事なのだ。休日出勤、本業以外にアルバイトを持つ、など、もっての外だ。ひたすら、 余暇を満喫することが求められる。365日はジョークだが、最低でも土日の100日プラス、正月と八月のお盆、五月の ゴールデンウィーク等を各一週間づつとして、合計三週間のバカンスを確保してもらわなくてはならない。すると「理想 的な消費者像」とは、土日で年間100日、正月、お盆、ゴールデンウィークの合計で21日間。それらすべての総合計、 年間121日間は最低でも休暇が義務付けられる。できれば他に後、12日間程度、休暇を確保しておくことが望まれる。 これが、「理想的消費者像」である。しかし、いくら休日があっても収入が低ければ、家でごろごろとテレビゲームだけ されてしまい、消費に繋がらないことは明白だ。故に、これらの「理想的消費者像」の収入は派手なレジャー計画を 実行してもらうためにも潤沢なものでなければならない。 これらの「理想」の一部は既に、我々の社会に於て実現化されている。消費を担当する階層と労働を担当する階層だ。 それぞれの労働単価には格差が設けられているが、当然その不等号は「消費サイド>生産サイド」と言う式で表される。 これは必然だ。仮に労働担当の階層の収入をレジャーを満喫できる階層なみに増やしてみたところで、労働者たちは、 本残業やサービス残業、休日出勤に忙しく、旅行やゴルフをする時間が無い。お金を回しても失業や老後の不安に備え、 貯金に回す可能性があり、また、収入が増えたところで、子供を公立から私立の付属校に入学させる高望みを起こす ぐらいが関の山であり、レジャーや高い消費財の買い物に向かわない人々なのだ。こういう者たちにお金を回すぐらい なら、土日は完全休日で、ゴールデンウィークもお正月も夏のお盆もそれぞれ一週間休みを持ち、最初から子供を 私立の付属校に入学させる方針を持っている人々に高い収入を与えた方が、お金を消費に回してくれる訳だ。だから 現実はそうなっている。
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398 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 08:51:06 ID:jeeG2AYP - 理想の景気浮揚モデル その3(本論2)
さらに「生産(労働)部門担当の人々像」を敷衍(ふえん)すると、彼らはお金を与えて見たたところで、安い第三種の 発泡酒を買ったり、どうせ、近い将来、やり繰りが効かなくなって「自己破産」するであろう多重債務なる自分自身の 近未来に目を背(そむ)け、消費者金融や銀行ローンの利子の返済に回したり(自己破産の儚(はかな)い先延ばし)、 ギャンブルに蕩尽(とうじん)したり、と、碌(ろく)な事に金を使わない。景気の浮揚に繋がらぬ人々なのだ。だから、 そのような労働担当の人々の賃金は低く設定されている。実際、金も無いので在るが、あったところで前述のような 使い方しか出来ない、景気に直結しない人々に余暇を与えたところで意味がないので、彼らにはサービス残業や休日 出勤と言った厳しい労働条件で長時間、生産に従事していただき、上記のレジャー生活担当の、優雅な余暇を満喫 しているところの、消費生活を支える為、ひたすら一所懸命、働くように社会は設計されているのだ。これが最も効率の 良い、景気浮揚のための合理的役割分担なのだ。こうして考えれば、貧乏人に閑なし、とはよく申したものだ。市場 経済とはそのような背景の上に成立しているのだ。 さて、翻って、諸君らよ。以上、縷々述べ来たった資本主義の非情な本質を知った上で、諸君らは今後もそれを看過し 続け得るや?かくの如き、読むだけでも精神衛生に悪い、没義道極まりなき弱肉強食のルールを諸君らは是認し給う や?景気を重視しすぎると言う事は、上記の如き「理想の二極分化のモデル」を肯定することではないのか。二極分化 よりも”平等に社会全体が貧乏”な方が救われる人が多い分、人道的に優れているとおれには思われるが、如何? ユニオン(組合)とは本来、改良主義的に労働者の生活の改善や防衛を目的に活動することが存在理由であるはずだ。 しかし、現実は、上記の二極分化の生産担当の劣悪な条件下の人々の生活改良のための機能を果たしていない。と 言うのも闘争の向きが限定的で自己保全的であり、産業構造のあり方を俯瞰する国家的見地が欠落しているからだ。
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399 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 08:52:16 ID:jeeG2AYP - 理想の景気浮揚モデル その4(結論と結語)
ユニオンとの交渉に於て最低賃金や休暇の割り当てで譲歩した企業経営者は、アウトソーシングや留学生と言った 外国人労働者の導入で生産性維持を図ったが、ユニオンの獲得した組合員の為の条件闘争の果実とは、派遣労働者の ワーキングプア的な絶対的貧困化の犠牲の上に成り立っていることは、明白な事実ではないだろうか。 ユニオンが真に政治的に国家政策に取り組むのであれば、国家予算の使い道が、「産業構造の是正」に向かわなければ ならないはずだ。それは、対処療法的な条件闘争とは次元が異なるマクロ的見地の政策の提言でなくてはならぬ。それは、 国際競争力の確保と国民生活全般の改善の両立以外の何があるだろう。この見地に立つ時、政策の国家主義的独立性の 確保、予算の戦略的投資、研究部門(主に人工知能の開発)への投資といった必然の流れをユニオンが理解しているとは とうてい思えないのである。政策の国家主義的独立とは、国際競争力を回復させるための国家主義的集中投資の謂いだ。 これを推進する事は必然的にアメリカ=国際秘密力の干渉を招来する。パソコン開発時代のOSトロンの流産がその例証だ。 その覚悟がユニオンに有るとは、とうてい思われぬのだ。一体、トロン流産の時、当時の野党は政府を追及したのか? 国際競争力の確保の為には生産技術の革命的開発以外に国民生活の防衛が無い現今の惨状をどこをどう立て読みして 「構造改革の推進」などと言う無意味な政策を提言できるものだろう。改革するべきは、「産業構造」の方であって、重商 主義的な「日本式経営モデル」の方では決してなく、外国からの「構造改革実現」への圧力を跳ね返す、国家の「政策的 独立性の確保」こそがユニオンの基本的テーゼのはずだ。霞ヶ関に協調したり、その内部リークによって政権獲得への エールを受けるなど本来あり得ない姿であったと思うのは、おれ一人だろうか?
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400 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 12:07:21 ID:jeeG2AYP - ↑注釈ですが、上記の「産業構造の改革」とスーパー301条の恫喝に担保された「構造改革」は、水と油の正反対の政策
です。似た言葉ですが、誤解の無きよう、敢えて注釈させていただきます。 「産業構造の改革」とは、発注元企業、下請け、孫請け零細企業のシステムの中で搾取が行われている現状の改善の事。 輸出による外貨を稼ぎ得る業種の従業員と輸出競争力の無い業種(建設、サービス等)の従業員の収入の懸隔の是正も 含まれます。 国際競争力の確保と言う至上命題をクリアする為、今後、極限まで企業が人件費を合理化する事は不可避であり、それは 必然です。しかし、その結果、正社員の地位を失った国民の生活を護るのは”護民官”たる政府の役割であり、その時には、 全ての企業に対し、国家の名の元に強制力が発動されるのも必然です。それは、多国籍企業の唱える、グローバル・スタン ダード、マネタリスト的国家不介入の原則と決定的に対立する政策です。この強制力を保障する政党こそが、真の政権党の 資格者であるのは論を待ちません。またその政府の強制力を担保するのは今後国家の名の元に集中投資されるべき技術 開発の成果如何に掛かっており、(企業を説得する論拠は政府の手になる競争力確保の為の支援と言うカードのみ)それを 妨害する国際資本、国際秘密力の代理人との激烈な闘争が予想されます。この闘争に敗れた時が、独立国の完全な滅亡 への序曲となるのも必然でしょう。日本がこの闘争に敗れた時、国際資本の背後勢力は最終的勝利を宣言するでしょう。 以上、5連レス、どこをどう縦読み駄文まことに申し訳ありません。
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- ユダヤの最上層部は宇宙生命体かその憑依【4】
729 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 21:36:07 ID:jeeG2AYP - ほー。なるほど。全会一致は無効だそうですよね。サンへドリンの議決。
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- 【石工組合】湯駄屋の陰謀【啓蒙協会】49
412 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 23:21:34 ID:jeeG2AYP - >>409
リンク先ちらっと覗いて来たよ。 こりゃナポレオンヒルとおんなじじゃないか。ニューソート。アメリカ人が 好きな「成功の哲学」(ニューソートの別名)。日本では「生長の家」。うわっ。 「生長の家」だよ。まあ、ニューソートでググってごらん。悪い事は言わない。 障らぬ神に祟りなし。すべての新興宗教の誘惑を斥けましょう。全ての、ね。 いいかい、ニューソートの思想こそ悪魔の誘惑なんだ。一種の念力じゃないか。 念力、まじない、信念の具象化、超能力。すべて暗黒からの誘惑だよ。新興宗教は それを神の救いだと説く。いっそ無宗教の方が救われる、とおれは確信しているね。 カバラではニューソートと真逆の事を言っている。量子力学もね。どうせなら、 ニールス・ボーアや「創世記」や「ヨハネ黙示録」や「般若心経」を研究するべき。 ニューソートのインチキぶりが分かる。一番いいのはアラユル新興宗教に拒絶反応を示すこと。
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- 【石工組合】湯駄屋の陰謀【啓蒙協会】49
414 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/03/16(火) 23:52:44 ID:jeeG2AYP - >>413
うん。まだ、斜め読みしかしていないが、出だしの部分でナポレオンヒルと同じ匂いを感じた。 しかし、全部を読まずに断定するのはよくないね。これから全部読むよ。 カバラでは鏡像が反転すると言う奥義がある。これは量子力学で言う観測者効果のことかも知れない。 断定はしない。思うことの真逆が現実化することが実生活にはままある。これは何故か?理由は確たる 事は言えない。しかし、想念、思念と真逆の結果が起こることは、人間にとって或種の救いではあるだろう。 でなけりゃ、縁起の悪い事が頭をかすめた時、人はそれを振り払う為に自意識過剰の七転八倒、ノイローゼ になっちまう。想念に具象化の力を与えず、想念とは裏腹の結果を起こすことは、もし、神がいますのなら、 それは神の人間への大いなる救済だ。想念を意識しすぎて七転八倒の強迫神経症を起こさせぬ為の ストッパーとしての慈愛に満ちた贈り物なんだ。 これが鏡像反転の真の奥義だよ。公開するつもりはなかったが、ニューソートと聞いては看過できなかった。 思うことの真逆が実生活で多々発生することは、縁起の悪いことに遭遇したと時の呪文、「くわばら、くわばら」を 考えれば分かる。これが魔除けになる理由を考えれば、ね。それが鏡像反転の奥義なんだ。「くわばら」とはかんばら、 つまり、カバラって事さ。
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