- ユダヤの最上層部は宇宙生命体かその憑依【4】
669 :森繁ブランショ ◆1984ZViphA [sage]:2010/03/05(金) 22:41:16 ID:31UeXOoG - メカ沢さんおもしろい!
中沢先生、かく語りき ttp://d.hatena.ne.jp/super-tsuchinoko/20091206/p1 中沢氏の本との最初の出会いは、声の経験である。はじめ本は、読み聞かせられた。それは、 父の声だったか。母の声だったか。いずれにしても彼は、文字が読めないから、 読んでくれた人の声を模倣した。真似ながら、声に出して、本を読んでいる“ふり”をしていた。 後に彼がチベットに行ったとき、はじめチベットの文字が読めなかった。しかし、師匠の僧侶たちは、 「ただ真似をすればいい、入門したての小僧たちもそうやって覚えていく」と語った。 それからさらに時代が下り、クロード・レヴィ=ストロースの自宅にうかがったとき、 幼いクロードが本を読んでいる絵だか写真だかがあった。 それを指して、彼は、「このとき私は文字が読めなかった」と語った。 中沢氏は、なんとなく老人類学者の声真似をしていたように思う。 声と模倣とが、まるで縒り合わされた一本の糸のようにして、 ぼくたちの体に巻きつき、やがて体の一部になってしまう。 「家」に生まれるということ、「ある環境」に生まれるということは、ひとまずは、そういうことなのだと思う。 * ↑の漫画版(?) ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=7598841
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