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レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU
中国がGDP世界ランキング第2位??

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中国がGDP世界ランキング第2位??
762 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/26(金) 12:38:20 ID:/EIvsU/F
日本と支那の関係 その1(序論)

ユーラシアにおける都市と農村の伝統的図式は宿痾(しゅくあ)の如しであるが、アメリカ合衆国は、その
問題を超克した社会である。、農民人口の国全体に占めるシェアが2%である事実、それにも関わらず、世界の
穀倉的な生産量を可能ならしめている理由は極限までに合理化のなされたその農業形態にある。(オガララ
帯水層の存在も大きに力添えしている)しかしながら、一方で、遺伝子改造された大豆や狂牛病の原因となり
得る動物性蛋白の混入した飼料の使用等、悪魔的なまでの功利主義に貫かれてもいる。

悪魔的農業であるにしても北米社会はユーラシアとは異なり、都市と農村の問題を内政的には克服した
のである。しかしながら、支那はこの都市と農村の問題を抱えたまま産業国家の道を歩み始めたのである。
この問題に関し、支那の出した回答は、「一人っ子政策」である。これは、農村部の人口を粛清するマクロ
人口政策である。

グローバリズムの進行において農業が養える労働人口とは国家全体の2%である事は、既にアメリカが
答えを出している。しかし、よく考えて見ればそのアメリカの2%の農業人口ですら、市場としての世界規模の
消費者を想定しているのである。北米の3億の人口だけでは、合衆国人口の2%の農民すら養えないのである。
中国がGDP世界ランキング第2位??
763 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/26(金) 12:39:34 ID:/EIvsU/F
日本と支那の関係 その2(本論の1)

支那の人口における農業従事者は正確には不明であるが、全人口の7割とも言われているのであるから、
8億は下らないのであろう。アメリカと比較すれば70対2である。しかも、沿岸部の都市の過密は既に飽和点
であろう。沿岸部の都市が農村の人口を吸収すると言っても空間的キャパ、インフラ的余力が都市には無い
のである。故に都市への移住は裏経済を介在して不法に行われているのが現状なのだ。

支那政府の出した結論は農村の間引き、人口の自然消滅待ち。これが「一人っ子政策」の正体である。本稿は
その政策の是非を問うているのではない。それが果たして、可能か、と言う疑問を呈しているのである。計画は
失敗する公算が高いと思われる。支那は男系主義であるから家名を残す要求が農民にも存在するからである。

農村の近代化は農村の業種転換と言う政策を必要とするが、これにも難問が待ち受けている。と言うのも農村は
主に内陸部に存在するが、内陸部を工業団地化すると言うことは、陸上輸送コストと言う深刻な問題を発生させ、
それが輸出競争力におけるコスト上のネックとなる、と言う点が一つ。さらに内陸部に建設された工業団地で
稼動する生産ラインに対応する世界市場の消費能力との兼ね合いがある。世界市場と言えども支那の内陸部に
新たに建設された工場から無尽蔵に生産される製品をことごとく消費するには胃袋が矮小にすぎる。すなわち、
世界市場は支那内陸農村部の工業化を養うことができないのである。インドと言うライバルの台頭も想定される。

中国がGDP世界ランキング第2位??
764 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/26(金) 12:40:56 ID:/EIvsU/F
日本と支那の関係 その3(本論の2)

結局、この問題を解決できる潜在力を有する社会は世界を見渡しても日本社会しか存在しないことは明白であろう。
グローバリズムが、支那の都市と農村の格差を是正できないことは明らかである。国際分業とか市場の要求に依存
していては、百年清河を待ったところでユーラシアの都市と農村の格差は埋まらないのである。

日本はこのことを正面から支那に発言すべき時期がいつか必ず訪れるであろう。何故ならこの問題は国益とか国家の
面子とか民族のプライドとかの枠を超えた、全人類的な問題であるからである。この都市と農村の格差はユーラシアの
歴史の方向性を裏面から左右してきた潜在マグマであった。イルミの拠って立つ啓蒙主義はこの問題の慣性運動を
揚力にし、レトリック、イシューのすり替えと言った技巧を駆使し、小市民(プチブル)に与えている幻想が、農村をも
網羅する理想であるかの如き大法螺を吹きつつ、社会の趨勢を自在に操作して来たのであった。しかし、それはまぎれも
なく欺瞞であった。啓蒙主義が保障したのは都市の住民の権利と安全であって、農村の生活の改善は二次的案件で
あったからだ。

或る国の或る局面では農村は種籾(たねもみ)まで没収され、或る国の或る局面では農村は国民皆兵の兵卒の供給源と
みなされ、或る国の或る局面では農村の政治的要求に対し砲弾と銃弾で報いられたのである。これがユーラシアの農村と
都市の古典的関係であった。農村と都市ブルジョアの市民生活の間には大きな懸隔が存在しているのである。

中国がGDP世界ランキング第2位??
765 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/26(金) 12:42:24 ID:/EIvsU/F
日本と支那の関係 その4(結論)

ユーラシアにおける都市と農村の格差を是正するには、国際分業と市場経済の法則を超克する技術上の革命が必要で
ある。アメリカの出した人口の2パーセントと言う答案を参考にしては、支那の農村は枯死を待つしかない。すなわち、
農業生産物をガット対象外に指定する国際的趨勢を実現させる以外にアメリカと言う誤れる教科書の呪縛は断ち切れない
のである。農産物は戦略物資であることを考慮すればこの案件の正当性は国際的に必ず日の目を見るはずだ。

すなわち、農業における産業革命であり、遺伝子操作を禁止してなおかつ、アメリカの農業の生産性を上回る農法の確立
である。それは結果として2パーセント以下の農業従事者で済む農業の構築であるにしてもプロセスが異なる。農業の技術
革命は農村の労働人口の余剰を生む。余裕こそが次のステップに繋がるのであって、人口の間引きや過当競争による値下げ
合戦が農村の繁栄につながる訳がないのである。この場合、予想されるアメリカの圧力は工業製品への制裁措置、ガットの
協約にもとづく工業製品輸入禁止と言う恫喝であろう。

日本は脱工業化の先進国として支那の生きた手本となるだろう。確かにアメリカの農業従事者2パーセントと言う数字は、
脱農業化における金字塔である。世界の趨勢は脱農業化、次いで、脱工業化と進捗する運命にあるとすれば、支那社会も
例外ではあり得ない。しかし、支那がアメリカの真似をしようと試みても国の立地が違いすぎる。決して、幸福な結末は得られ
ないだろう。すなわち、アメリカの発動する工業製品締め出しに対抗するには、輸出に頼らない工業ラインの維持と言う変革を
遂げなければならない。その見本は、これから日本社会が支那の工場によって一旦壊滅させられた自国のローテク産業を今後
ロボットの導入と言う「新産業革命」によって復活させるであろうから、よきサンプルとして後を追随すればよいのである。

中国がGDP世界ランキング第2位??
766 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/26(金) 12:44:32 ID:/EIvsU/F
日本と支那の関係 その5(結語)

この場合の日支関係はどのようなものになるか、本稿の筆者にも分からない。しかし、日本は生き残りのために、必ず、この
失われたローテク産業の復活を達成するだろう。例えそれが、雇用に繋がらない(当然だろう、究極の合理化のなされた生産
ラインなのだから、人件費は極限まで圧縮されているはずである)改革であっても達成しなければ国民は工業製品を手にいれる
すべがないのであるから。

けれども、こうした変革を遂げ、再び、三度、世界に手本を示した社会を支那社会がどのように評価し、どのような対応をとるかは、
興味深いものがある。そう考えるとアジアにおける盟主争いなどと言う小さな小さな取るに足らない些事を我々日本人も支那と
言う地球上の(アジアではなく地球だ)同胞も拘泥する何らの必要性も無いと筆者には思われるのだ。



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