- イランについて語るスレ Part9
559 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/02/20(土) 18:21:16 ID:yIybhNuZ - 1月半ば過ぎに起こったドバイでの暗殺事件は、その後も真犯人探しが続いている。
もっとも、最近になって有力な犯人はイスラエルのモサドだという説が語られ、ドバイ警察 によって暗殺容疑者が公表され、彼らが入国時に所持していたパスポートが、イギリスの 偽造のものだったことも判明している。 ドバイ警察はこのパスポートが偽物であり、彼ら容疑者の写真も公表しており、11人の 関係者のうちの6人が、イスラエル在住だと発表されてもいる。イギリス政府は偽造パス ポートの所持者がイスラエル人であることから、その真偽を確かめるべく、イスラエル 政府との連絡を取り始めてもいる。 イスラエルが犯行を行った可能性は、暗殺された人物マブフーフはパレスチナの ハマース組織の幹部であり、外国で武器を調達し、ガザに持ち込んでいた人物である ことから、十分に疑いの根拠があるということだろう。 しかし、この事件は派手過ぎるのではないか。容疑者はイギリスのパスポート保持者が 6人、アイルランドのパスポート保持者が3人、ドイツとフランスが各1名だったということだ。 パレスチナ人も2名が容疑者として上げられているという情報もある。まさに、全ヨーロッパ を揃えての暗殺という感じがする。しかも映画並みに、彼らは別々にドバイに入国して 犯行に及んだということだ。当然、犯行後は別々に、ドバイから逃走したということであり、 これだけの証拠が揃っていても、なんら事件の解決に進展はないし、誰も捕まっていない。
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- イランについて語るスレ Part9
560 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/02/20(土) 18:22:43 ID:yIybhNuZ - では結果的に、この事件が何を生み出すのかを考えてみたい。
:ハマースの武器調達資金調達担当責任者がいなくなった。 :そのことからイスラエルに対するテロは、沈静化することが期待される。 :もし、イスラエルが犯行を行ったのであれば、英独仏などから激しく非難されよう。 :そのことは、ヨーロッパで広がっている、反ユダヤの流れに拍車をかけよう。 :世界的に、イスラエルは危険な国家というイメージを広まろう。 :イスラエルのイラン非難に対する支持は、低下するのではないか。 :もし、マブフーフに対する資金と武器の提供がイランであるならば、イランも非難を受けよう。 :しかし、マブフーフは金で武器を買っていたようなので、イランだけが供給国とは限らなくなる。 そうした諸々のことを考えると、イスラエルが犯人と限定できない部分もある。イラン問題 への制裁支持をアメリカのクリントン国務長官が取り付けようと、必死の外交を展開している なかで、何故その時期にマブフーフを暗殺する必要があったのか、疑問が沸くからだ。 国際関係は実に複雑に出来ている。とんでもないところに真犯人がいるのかもしれない。 ハマースは最近でこそイスラエルのモサドによる犯行と言い出しているが、当初はパレス チナのファタハによる犯行だと語っていた。 あるいは、武器取引をめぐり、死の商人同士のトラブルが原因だったのかもしれないのだ。 以前、パンナム・ジェットが爆破されたとき、麻薬商人武器商人と、アメリカの情報部、 PFLPが絡んでおきたものであり、リビアは関係ないという情報が、流れたことがある。 この事件も、モサド犯行説だけで、ファイルを閉じるべきではないのかもしれない。
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- イスラエル情勢総合スレ Part3
332 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/02/20(土) 18:32:58 ID:yIybhNuZ - ドバイ警察、ハマース幹部暗殺事件の詳細についてビデオ映像など公開 2010年02月16日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100219_200606.pdf ドバイ警察は昨日、先月起きたハマース幹部マフムード・アル=マブフーフ氏暗殺事件の 詳細をビデオテープで公開した。テープは実行犯らが先月19日にドバイ空港へ到着してから、 枕で「窒息」させるという方法で、或いは感電させることによって暗殺を遂行した後、出国する までの動きを追っている。一方でドバイ警察は、マブフーフ氏暗殺に協力した容疑でパレス チナ人2人を拘束したと発表した。二人はヨルダンから引き渡されたという。 ドバイ警察のダーヒー・ハルファーン長官は、マブフーフ氏がドバイに到着して数時間後に 起きたホテルでの暗殺事件の背後にイスラエルの対外諜報機関「モサド」がいる可能性を 否定しなかった。ハルファーン長官は昨夜の記者会見で、法的なネットワークやインター ポールを通じて「何処にいようと」マブフーフ氏殺害犯らを追跡すると誓った。また、アラブ 首長国連邦の指名手配犯として世界各国のメディアに写真を配布したという。 ハルファーン長官は、ドバイ当局はハマースに捜査内容について今まで報告しておらず、 これからもする予定はないと述べ、ドバイ警察は「公式な方面以外とは連携しない」として、 ドバイ当局は捜査の経緯についてUAE駐在パレスチナ大使館に報告を行ったと話した。 またハルファーン氏は、UAEはマブフーフ氏暗殺について「マブフーフ氏によるイスラエル 兵士捕虜2人の殺害が犯罪であるのと同様に犯罪だと看做している」と指摘した。またUAE は「いかなる類のものだとしても、いかなる理由があるとしても、関与した者の所属如何を 問わず、UAEの領土が物事を清算する場所として利用されることを認めない。暗殺は 卑怯な行為だ」と語った。 事件の詳細に関してハルファーン長官は、欧州諸国のパスポートを持つ11人以上が 空港近くのアル=ブスタン・ロタナ・ホテルでの暗殺を準備し遂行したと述べた。殺害犯 の中にはアイルランド国籍を持つまだ若い女性もおり、残りはフランス、イギリス、ドイツの 「偽造であることが証明されない限りは真正と見られる」パスポートを持っていたという。(後略)
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