- 【石工組合】湯駄屋の陰謀【啓蒙協会】49
131 ：レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]：2010/02/15(月) 21:10:59 ID:oy1iyRcA - 日本をなめるてるとその内、吠え面かかせてやるぜ、アメリカめ その1
少し古いデータだけどね、平成18年（2007年）、内閣府の発表によると、日本ＧＤＰの世界に占める
比率は、昭和55年（1980年）以降の最低になり、9.1％だそうだ。バブルが弾けた直後は、17.9パーセント
だった（平成6年、1994年）事を思うと、今昔の感があるね。情けない話だ。このＧＤＰの世界シェアってのは
なかなか面白いデータなんで、おれは世界戦略を考察する上の道具として昔から重宝している。
まあ、日本史ヲタの間では常識なんだが、有名な歴史資料として使われているデータがあって、それを「慶長３年、
全国総石高」と言うのだが、その数字は、「1851万石」なんだ。歴史ヲタでこの慶長３年（1598年）の全国総石高、
1851万石を知らない者はいない、と言っても過言じゃないな。それほど有名な数字だ。で、その慶長3年なんだが、
それは太閤秀吉が亡くなった年であり、家康が関ヶ原の合戦に勝利して覇権を手にする1600年の直前でもある。
当時の天下を狙う大名として、筆頭の徳川家は関東で255万石。天下を横取りされた豊臣家は200万石。その他の
有力諸侯として、会津の上杉家が120万石。広島の毛利家が120万石。金沢の前田家が83万石。そんなところだ。
それぞれの全国総石高に占めるシェアは、徳川が、0.137、豊臣、0.108、上杉0.0648、毛利0.0648、前田0.0448
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132 ：レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]：2010/02/15(月) 21:14:09 ID:oy1iyRcA - 日本をなめてるとその内、吠え面かかせてやるぜ、アメリカめ その2
さて、話を現在に戻すと、バブル最盛期の日本は世界GDPシェアが17.9％だった訳で、戦国末期（織豊時代）の
慶長３年全国総石高1851万石、と言うデータを使うなら、当時における1851ｘ0.179≒331万石の超々大大名と
同じシェアを天下＝世界に占めていたことがわかる。255万石の徳川や200万石の豊臣が天下の覇権を握れたの
であるから、バブル最盛期の日本の331万石の意味は明白だろう。当時の日本は、関ヶ原合戦前夜における、
331万石の大大名家だったのである。
331万石と言えば、当時の領国で申すなら、摂津、河内、和泉、山城、大和の五畿内（これだけでも110万石は下るまい）
丹波、丹後、但馬、播磨、近江、若狭、紀伊、伊賀、淡路、阿波（これらの合計で220万石）を領する勢力と同じである。
これで天下を取らなかったら不思議だよね。コーエーの信長の野望をやった事のある人ならこの勢力の意味は分かる
だろう。ところが、日本は当時、天下を取れなかった。これが歴史的事実だ。何故だろう？
まあ、答えは簡単で、日本の上にはその倍の勢力のアメリカが存在するからであり、いくら日本が331万石の超絶大大名
であってもそのサイズが倍の660万石の大大名が存在し、アメリカ幕府を開いていたものだから、天下は取れなかった訳だ。
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133 ：レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]：2010/02/15(月) 21:15:20 ID:oy1iyRcA - 日本をなめてるとその内、吠え面かかせてやるぜ、アメリカめ その3
今の日本の世界ＧＤＰシェアは９．１％だね。これは慶長年間、関ヶ原の合戦前夜における、168万石の大名である。331から
168へ。いやはや、とんでもない減封処分を受けたもんだよ。関ヶ原の敗者、毛利家が120万石から37万石に減封された、
上杉家が120万石から30万石に減封された、と言うほどではないにしてもこの減封処分は、御家改易に次ぐ、厳しい御沙汰
だった、と分かるね。一体、おれたちはアメリカ（イルミ）幕府のどんな逆鱗に触れてこんな減封処分されることになったんだろうね。
しかし、ものは考えようでもある。168万石でも相当なもんだろう。やはり、超絶大大名であることは同じである。戦国期、
168万石と言えば、尾張（55万石）、美濃（55万石）、伊勢（50万石）、志摩（３万石）、飛騨（5万石）を併せた領地とほぼ
同じである。これは、1568年に織田信長が上洛軍を起こし、近江の六角氏や畿内の三好、松永の勢力を蹴散らかした時と
同じ勢力なのだ。今のおれたちは、あの信長の上洛前夜と同じシェアを天下に対し、有しているんだよ。
但し、おれは戦争しろと言ってるんじゃないよ。おれは平和主義者だからね。戦争反対。9条護持派。ただ、認識の問題を
言ってるんだよ。おれたちは何も悪いことしていないのに、こう言う減封処分を受けちまった。バカにされてもいる。ブッシュ父の
起こした”湾岸戦争の役”の時には、クウェートの如き虱（しらみ）のような国にニューヨークタイムズでの感謝広告で恥を掻かされ
たりもした。そのくせ、アメリカ幕府に軍役金と称し、何兆円もの資金を提供させられた。こう言う現実を前にした時の心構えを
言ってるんだよ。おれたちは腐っても鯛。168万石の超絶大大名なんだよ。いつでも信長になれるんだ。その気になれさえ
すればね。おれは、それが言いたかったんだ。
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