- 【石工組合】湯駄屋の陰謀【啓蒙協会】49
99 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/13(土) 14:28:40 ID:BUjxGDwZ - やっぱアシモフはお勧めだわ 1
アイザック・アシモフの晩年の作品に「ファウンデーションの彼方に」ってあるだろ? 80年代前半かな。「ファウンデーション・シリーズ」が発表されたのは50年代だから、 実に三十年ぶりの続編の執筆だったんだ。で、おれも80年代にwkwkしながら読んだんだが、 出だしは素晴らしいのに結末は実に不愉快だった。まあ、読んでいない人は早川書房に版権が あるので全シリーズを通読されることをお勧めするよ。で、何が言いたいか、と言うと、 その「ファウンデーションの彼方に」の結末に登場する「ガイア」(或いは「ゲイア」かな) と言う「宇宙生命体」なんだ。「宇宙生命体スレ」の方に書き込むべきかも知れんが、まあ、 本スレもたまに「宇宙生命体」論議をしてもいいか、と思ったんでね。この「ガイア」(ゲイア)は ね、おれが思うに、アシモフの心の中の「日本」ではないかな、と最近思えて来たんだよ。 アシモフは日本嫌いだね、たぶん。彼はアシュケナージなんだ。ロシア移民。日本嫌いのね。 それなのに日本の「ハードSF」ファンたちは、みんなアシモフ大好きなんだよ。おかしいよね。
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100 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/13(土) 14:29:56 ID:BUjxGDwZ - やっぱアシモフはお勧めだわ 2
トロツキーもアシュケナージだよね。彼、「くるみ割り理論」の提唱者だよね。それなのにおれも含めて トロツキー好きな日本人、結構多いよね。それにしてもこっちは大好きなのに向こうは大嫌いな事って 結構あるんだよね、実に皮肉だ。で、閑話休題。本題なんだが、アシモフが想定した「ゲイア」が、 日本だと言うのは、作品が発表された1982年と言うのは、日本がアメリカ&西欧資本主義を完全に 追い越そうと追い越し車線をひた走っていた最中だったんだ。「第2ファウンデーション」とは、 マソン結社、もしくはイルミナティーのことだろう。これを喰っちまうのが「ゲイア」。そう言う 目でこのシリーズをご覧になられることをお勧めしたくてね。とにかく、弟一巻から退屈でも 我慢して 読み続けてごらんなさい。第二巻ではエンターテインメントを満喫できるし、第三巻を読了すれば、 アシモフが1950年代に世界の陰謀構造をスペースオペラに名を借りて、暴露していることが納得できる から。とりとめも無いカキコ申し訳なかったね。でも、たった四冊読むだけで、SFの最高の作品を読書 経験に加えられるのだから、手間は報われると思うよ。シリーズは10冊以上出ているし、後継作家も 競作の形で続編を書いている。
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101 :レブリガーテロッセ ◆wGBUioIHjU [sage]:2010/02/13(土) 14:36:21 ID:BUjxGDwZ - やっぱアシモフはお勧めだわ 3
つまりね、イルミの実態をスペースオペラの形式の作品で暴露したアシモフでさえ、日本を「ゲイア」と言う 「宇宙生命体」扱いしたんだよ。当時、80年代と言うのはリヴィジョニストが日本異質論を提唱し始めた時期 なんだ。こっちは、彼らを「宇宙生命体」、爬虫類視しているのに向こうも日本をリヴァイアサン視してるんだから 可笑しいよね。で、この「ゲイア」なるリヴァイアサンを構想したのは、アシモフ作品中では、ダニール・オリヴォー と言うロボットなんだ。同じダニールが、天才学者ハリ・セルダンに構想させたのが第二ファウンデーション。 つまり、リヴァイアサンである「ゲイア」(リヴァイアサンとは聖書にある怪物の事)もファウンデーションも 同一人物(ロボット)が生み出した訳だ。これを日本とイルミの関係にあてはめると、ハリ・セルダンに相当する のが、アダム・ヴァイスハウプト、もしくは、カール・マルクス。ダニール・オリヴォーはI am that I am氏だろうか。 ここに不可能と思われた陰謀論の統一理論がSFの形で実現していることが、おれには驚きなんだ。 不可能、と言うのは、他でもない。シリウス星云々の「とんでも」と日猶同祖論と言う「とんでも」は決して統一 理論は現れないだろうと思っていたからなんだよ。でもアシモフの世界では、狂人ロボット、ダニールの手に なる兄弟としての「ファウンデーション」と「ゲイア」、宇宙生命体、リヴァイアサンとしての「ゲイア」と言う形で 同祖論と宇宙生命体論が見事に統一されているんだよ。 (前はトリップを忘れて困ったよ。器的にコテっちゅう柄ではないね。今回のが元のトリップ)
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