- 【ベネズエラ大統領】ウーゴ・チャベス7
115 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/03/27(金) 14:22:48 ID:N6xFJqme - >>113
もう一点はメディアに独立性が「実質的」に保障されていること。 アメリカのように金でメディアが特定の連中に牛耳られていて、 偏向報道で世論が作られる様では民主主義は機能しない。 共和党系メディアが民主党政権を批判しようが、 民主党系メディアが共和党政権を批判しようが、 民主党か共和党のどちらかが必ず政権を取る様では、 政権を二大政党間でキャッチボールしているだけで意味がない。 そもそも共和党になろうが民主党になろうが経済政策では 両党共に違いは小さく、アメリカを実質支配する一握りの人々は どちらに政権が転んでも痛くも痒くもないのだから、 こうなってくると政府批判自体がある種のやらせになってくる。 現に二大政党の双方が吹き飛ぶようなまともな報道ってまずないから。 金で買える民主主義なんてアメリカ人が言ってんだから終わってる。
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- 【ベネズエラ大統領】ウーゴ・チャベス7
116 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/03/27(金) 14:25:56 ID:N6xFJqme - 報道機関絡みだとこんな問題もある。
アメリカはロシアを筆頭とする敵対国、そして日本や他の国々でメディアを支配し、 アメリカ資本に都合の良い新自由主義を国民が支持するよう仕向け、 同時に反米勢力が力を持たない様に世論操縦を図る反民主的策謀を働いている。 特に日本ではこの問題って有名だよね。 産経と朝日が左右双方に新自由主義改革を支持させる為の 強力なプロパガンダ機関として機能してきた話はよく知られてる。 メディアは広告料収入に依存しているので、外資―電通のラインで主要メディアを押さえ、 外資とアメリカ政府に益のある年次改革要望書の要求内容を、 要望書の話は出さず優れた改革案として国民に訴えるネオリベ系野党議員(主に民主)、 改革と称し実行する小泉自公政府を猛烈に推し世論が支持するよう仕向けた事など。 アメリカは、この種の卑劣な行為を、様々な国でやってきた。 酷い国はエコノミックヒットマンやジャッカルを送り込まれ経済植民地にされた。 結局、ロシアは英米がメディアを悪用して悪質なプロパガンダを行なうので、 それに対処する為に報道管制を敷く羽目になったが、それをアメリカは反民主的と非難した。 偏向・捏造・歪曲報道を行ない、もはや報道機関と呼ぶ事さえ困難なベネズエラのRCTV、 ベネズエラ政府が放送免許を更新しなかった件でも、反民主的だとアメリカは非難した。 アメリカは親米政権ならどんな蛮行を働こうが非難せず看過し英米メディアも放置、 逆に反米政権や不都合の政権なら英米メディアに偏向報道させた上でネガキャンと非難を出す。 ま、海外の国々にこんな蛮行を働くアメリカに自国政府批判なんて出来るはずがないんだが、 「アメリカでは政府批判が可能である」という嘘は根強く罷り通っている。 民主党政府批判しても共和党政府に変わるだけ、共和党政府批判しても民主党政府に変わるだけ、 結局のところ、アメリカの政府批判は敵対する政党政権を政党系メディアが叩いてるだけの話。 二大政党すら否定するドラスチックで本質的な政府批判などアメリカのメディアにはできない。
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- 【ベネズエラ大統領】ウーゴ・チャベス7
117 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/03/27(金) 14:35:37 ID:N6xFJqme - >>114
中央集権化を進めると独裁国家になるんですか。 初耳ですね。中央集権の対義語は地方分権なんですけどね。
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- 【ベネズエラ大統領】ウーゴ・チャベス7
118 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/03/27(金) 14:42:50 ID:N6xFJqme - ベネズエラ本体の話が弱いのでこっちについて書くかな。
そもそもベネズエラでは長きに渡る腐敗した二大政党体制が続いていた為、 主要メディアは全て二大政党の味方であった。 チャベス政権はそんな中から登場し、主要メディアにある事ない事言われて 出鱈目な批判を浴びせられながら政権運営してきた現実がある。 言うなれば敵だらけで四面楚歌の中の孤独な戦いをしていたわけだ。 ところが国民はチャベスを支持し、主要メディアの偏向報道に耳を貸さなかった。 クーデターも失敗に終わり、背後にアメリカがいた事から反チャベス派は信用と信頼を失った。 そしてチャベス政権に安定感が出てきて反チャベス派の巻き返しが困難になると、 遂に主要メディアは白旗をあげ、偏向報道を控え、普通のメディアになった。 大体、国民の多数派の支持を受ける大統領が、主要メディアからずっと袋叩きに合う、 しかも何年にも渡って延々と、なんて状況は、普通に考えて異常だろう。 こんなものは政府批判とは言わない。単なるプロパガンダだ。 つまり主要メディアが悪質なプロパガンダをやめたというだけの話だ。 恐らくメディアの報道の独立性に関してはベネズエラの方がマシだろう。 アメリカに件については、もっと解り易く言い換える事も可能だ。 例えば民主党系のメディアで、世の中に激震が走る政府批判のネタがあったとする。 共和党政府と共和党だけでなく、民主党にも飛び火して信用を一気に喪失する特ダネだ。 そのネタを報道しようと記者が動けば、上層部はこう言って止めるだろう。 「そんなネタを報道したら民主党も吹き飛ぶじゃないか。それは断じて許さない」 本気の政府批判なら、二大政党が吹き飛ぶネタだったとしても、記者魂でやり抜くだろう。 だが、少なくともアメリカのメディアではそんな事はまずできない。
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