- 【ベネズエラ大統領】ウーゴ・チャベス5
228 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/12/04(火) 18:59:23 ID:XZFER6ZW - 同氏は、チャベス大統領がイベロ・アメリカ首脳会議でスペインのフアン・カルロス1世(Juan Carlos I)を激怒させ
「黙れ」と言われたり、コロンビア政府によってコロンビア武装勢力との仲介役から外されたりした外交上の失敗の つけが国民投票結果に現れたと分析する。一方で、Urrutia氏は、スペインやコロンビアから距離を置き、欧米と 対立するイランに接近するチャベス大統領の外交姿勢は、ベネズエラを国際社会から孤立させるだけだとの懸念も示した。 また、反政府系のナシオナル(El Nacional)紙の論説委員Fausto Maso氏は、国民投票での敗北はチャベス政権 の正当性のみならず同大統領の強みであるカリスマ性にも大きな打撃を与えたと論じた。 一方、ベネズエラの2700万の人口の半数以上を占める貧困層の間では、国民投票では「ノー」を突きつけたものの、 依然としてチャベス大統領への支持は高い。石油産業の国有化や貧困地域における電力供給、健康センター設立、 教育政策などが支持されたためだ。同大統領の任期が切れる2013年まで、こうした幅広い貧困層の人々がチャベス 政権を穏やかに支持していくとみられる。 しかし、Hernandez教授は、貧困層の人々は「社会主義」を望んでいるわけではなく、まともな家屋と日々の食糧を 求めているにすぎないと分析する。一方で、国有企業の民営化を妨げ、中央銀行に過剰に干渉したチャベス大統領の政策 に煮え湯を飲まされてきた産業界は国民投票結果に勢いづいており、今後、チャベス大統領はこうした反対勢力とも対峙して いかなければならない。民間経済調査会社「MetroEconomica」のエコノミスト、Pedro Palma氏は、「中南米のインフレの一因 は非生産的な社会保障に予算を費やしてきたことにあることは明らかだ」と指摘する。 チャベス大統領が、失敗に終わった2002年のクーデターを支持したベネズエラ最古の民放テレビネットワークRCTV (Radio Caracas Television)の放送免許更新を許可しなかったことも反発を招く要因となっている。このほか、調査会社 DatanalisisのLuis Vicente Leon氏は、憲法改正案の否決には学生が大きな役割を果たしたと指摘。今後は、こうした学生が 新たな反体制勢力として成長していく可能性を示唆した。(c) http://www.afpbb.com/article/politics/2321108/2425663
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