- 国際金融資本家について語ろうぜ
187 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 07:45:47 ID:VcwUz/US -
●カライ派について 神からいただいたモーセのトーラー(聖書)よりも、タルムードの方を重要視する ラビ的ユダヤ教に対抗して、神のトーラーのみを重視すべきである、と主張する、 本来的なユダヤ教ともいうべきカライ派というものが登場してきます。 一時期は、このカライ派は相当に人気があったようですが、徐々に姿を消して いくこととなります。現在、このカライ派は、ユダヤ教の中では少数派です。 なぜそうなってしまったのか、その原因や理由は、よくわかりません。
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188 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 07:46:31 ID:VcwUz/US - ●カバラの改革者 イサク・ルリア
彼は輪廻転生やグノーシス思想を好んだ人物です。 カバラは「ゾハール」という書において、一応の集大成をみたと1500年頃までは 考えられていました。ところが、イサク・ルリアという人物が、それまでのカバラを 一変させてしまう新しい解釈をカバラに持ち込んだのです。 彼の解釈では、セフィロト世界は完成されたものではなく、天地創造の時点から 不完全であったのだ、とします。そしてアダムは、これを「修繕」する目的で創られ たが、エデンの園での陥罪により悪の領域に落ちたため「トーラー」の戒律を守る ことにより、この状態を「修繕」していくのだ、という思想です。ユダヤ人が、この 「修繕」を成し遂げたとき、メシアが現れてイスラエルの王になる、というものです。 それまでのメシア像では、人びとの努力とは関係なく降臨すると考えられていました。 しかしルリアは、ユダヤ人ひとりひとりがメシアの出現を準備するいわば小さな メシアだとしたのです。メシアとは、無数の小メシアたちによる努力の結果だと。 ユダヤ人を『世界救済の主人公』にしたルリアのカバラ解釈は、ユダヤ民衆の 人気を博し、彼らの間に急速に広まりました。
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189 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 07:47:30 ID:VcwUz/US - ●マイモニデスとマグヌス
マイモニデスは神を知識によって理解しようと試みた人物です。 その思考は、ギリシア哲学の影響を色濃く受けていました。一神教を理論的 に解析しようとしたそうです。彼の思想は、カバラの書「ゾハール」成立の際 にも大きな影響を及ぼしているようです。 アルベルトゥス・マグヌスは、魔術師であり、魔術に関する著書が何冊もあります。 また、錬金術にも傾倒し、世界で最初に猛毒の「ヒ素」を作り出したことでも 知られています。 そしてなんと驚くべきことに、彼はカトリックのドミニコ会の聖職者であり、1622年 列福され、1932年、法王ピウス11世によって聖人として列聖までされているのです。 またマグヌスは、スコラ哲学およびカトリック神学の世界においては第一人者と 称されているカトリック界の大御所であり重鎮であるトマス・アクィナスの師匠です。
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190 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 07:48:50 ID:VcwUz/US - ●改革者にして偽メシア サバタイ・ツヴィ
サバタイ・ツヴィは、ユダヤ教の歴史における超重要人物です。 彼は激しい躁鬱病患者であったのですが、自分がメシアであるとの自覚を 持っていました。しかし、パレスチナの出身ではないサバタイをメシアと 認める人はいなかったのです。その理由は、旧約聖書の預言においては、 メシアはパレスチナの地から出ると書かれてあるからです。 しかし、彼はカバラ学者のナタンと運命的な出会いをすることになります。 ナタンは、彼をパレスチナのガザにおいて、メシアだと宣言したのです。 ちょうど、バプテスマのヨハネのようなことをナタンはしたことになります。 ナタンはユダヤ人から偉大な人物と思われていたらしく、多くの人が サバタイ・ツヴィをメシアであると思うようになっていったのです。 こうした中、サバタイ・ツヴィは、1666年に救済が起こることを予言したのです。 この予言を信じたユダヤ人の多くは、サバタイ・ツヴィとともにパレスチナの 地へ移り住もうとして、居住区を離れてパレスチナの地へ帰る準備を始めます。 これは、まったくシオニズムの原型ともいうべき出来事でした。 ユダヤ人のあまりの熱狂ぶりに、危険を感じたトルコ政府はサバタイ・ツヴィ をスルタンとよばれる君主の前に連れていき「ユダヤ教を捨ててイスラム教徒 になりなさい。さもなくば死刑とします」と彼に迫ったところ、サバタイ・ツヴィは、 あっさりと改宗することを選びました。 しかし、ナタンは彼のことを弁護して言いました。 「サバタイ・ツヴィは命ごいをしたのではなく、闇の勢力に対して戦うために あえて敵の内部深くに潜入する作戦に出たのだ。」と。
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191 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 20:11:49 ID:VcwUz/US - サバタイを信じるユダヤ人たちの多くは、このナタンの説明を受け入れました。
このことにより、サバタイ派ユダヤ人の間で、表向きは他宗教に改宗するものが 増えていくことになります。隠れキリシタンならぬ、隠れユダヤ人として生きていく という方法を、ナタンとサバタイ・ツヴィが計らずも、ユダヤ人たちに手本として 示したこととなったのです。 ●ハシディズム ハシディズムの概念は、簡単に言えば、カバラの大衆化です。 ハシディズムは、カバラの用語と観念を、日常の言葉に置き換えました。 このハシディズムの指導者のことを「ツァディク」(義人)と呼びました。 このツァディクが救済の中心者であるとし、霊的指導者として共同体ごと に現れる小さなメシアでもあり、この「ツァディク」を神秘的リーダーとして、 敬虔な生活を実践し、結果としての神の王国実現を果たそうというのです。 この「敬虔な生活」という概念が、具体的に何を指しているかが問題では あるのですが、このハシディズムは、現代のユダヤ教、すなわちサバタイ ・ツヴィ以降のユダヤ人の共同体にとって中心的な思想となっています。 すなわち、ハシディズムとはユダヤ教とカバラの一体化であり、それは、 イサク・ルリアによって示された、ひとりひとりが「小さなメシア」である、 という概念を推し進めるものであるのです。 ここにおいて、「小さなメシア」の共同体こそがメシアとなったのです。 ハシディズムにおけるメシアとは、団結せるユダヤ人自身のことです。 自分たちユダヤ人を救うのは、「小さなメシア」の集合体である団結した ユダヤ人であって、自分たちの力で、自分たちを救うのだ、という現世的、 現実的な概念へとメシア思想を変異させました。
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192 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 20:13:46 ID:VcwUz/US - ●ヤコブ・フランク
ヤコブ・フランク (1726-1791) は、ポーランドで生まれたサバタイ・ツヴィ のような自称メシアです。しかし、その思想の恐ろしさはサバタイの比 ではないようです。 以前からユダヤ教には「この世の悪が満ちたときにメシアが現れる」 という伝説のがあったらしいのですが、この人が、「この世の悪や不幸を 人為的に頂点にまで満たして、この世を破壊し尽しメシアを到来させる。」 という怖ろしい思想をユダヤ教に持ち込んだ張本人です。 このヤコブ・フランクと、その信者(フランキスト)たちは、正統派ユダヤ教 のラビからは破門されました。しかし、その後もフランキストたちは、自らを 「改革派ユダヤ教」という名前に変え、今もユダヤ教の中では一大勢力 となっています。ロスチャイルドは、このフランク派に所属しています。 フランス革命時に、フリーメーソンのトップにまでなった「モーセ・ドブルカ」 はフランキストでした。もっとも、「モーセ・ドブルカ」は、ヤコブ・フランクの 甥なのですから、フランキストと秘密結社とは、まるで兄弟か親子のような ものですが、どちらが母体なのかは知る由もありません。 フランキストたちは近親結婚を行い、ポーランド上流階級にフランキズム は蔓延しました。ヤコブ・フランクは、タルムードに対して不道徳な崇拝 をしたため、ラビによって非難されました。基本的にフランキストは、 タルムードやトーラーを拒否し、ゾハールを評価するとのことです。
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193 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2007/11/16(金) 20:15:23 ID:VcwUz/US - フランクの思想は、共産主義思想、特にトロッキズムに近いものがあり、
全世界に「死」と「既存の権威の崩壊」をもたらした後に、理想世界を築く という点では一致しています。団結するユダヤ人をプロレタリアート、 ユダヤ人以外の異邦人をブルジョアジーに置き換えるとそのまま、 トロッキズムはフランキズムであるでしょう。このフランクの思想が、 全世界を混乱と不幸に陥れている、と言ってよいと思います。 フランキストたちは、サバタイ・ツヴィのやり方を真似て、キリスト教へと 「偽装改宗」したのです。ですから、フランキストは、ユダヤ教改革派 としてにとどまらず、見た目は普通のクリスチャンとして生活している 者もかなり多いのです。 ちなみに「モーゼス・ヘス」というユダヤ人は、マルクスとエンゲルスの師 ですが、彼はフランキストであり、シオニズムの計画も練っていた人物です。 つまりシオニズムとは、フランキズムの延長線上にあるということなのです。 また、言うまでもないかもしれませんが、マルクスの父親もフランキストです。 このように共産主義思想も、フランキズムの思想によって書かれたものです
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