- 松本・糸井「米国は原爆の事について謝れ!」
2 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/04/09(月) 20:15:43 ID:tkiARfpC - 糸井重里「原爆が落とされたおかげで戦争が終わった、などという理屈はとてもおかしいこと」
★広島に原爆が落とされた日が、8月6日。 長崎は、その3日あとの8月9日に落とされた。 そして、さらにその数日後、8月15日に日本は降伏し、戦争が止った。 8月になるたびに、そのことを思い出す。その時、その場にいたわけではないけれど、 毎年8月になると、そのことを思う。 次の戦争を経験することがないかぎり、8月は、戦争と原爆を思い出す月だ。 原爆が落とされたおかげで戦争が終わった、などという理屈が、 ちょっとでも正しく聞えたとしたら、 「それはもう、とてもおかしいことなんだよ」と、ぼくは言いたい。 いや、仮にその理屈が正しいとしたって、ぼくは正しくない側にいるつもりだ。 去年のいまごろに、ぼくは、『父と暮らせば』という映画を観ていた。 宮沢りえちゃんが、ほんとうによかったし、観てよかったと、心から思えた。 今年は、汐留に、原爆がやってきている。あの壁画だ、『明日の神話』だ。 原爆を題材に、いのちが噴き出すような絵を描こうとした 岡本太郎の、その身体の動き筆の運びの幻が、あの場所に立ち現れている。 夏休みの物見遊山で出かけてもいいと思う。 なんか、本気じゃなくても真剣じゃなくても、同じ場所に立つだけでも、いいんだと思っている。 忘れられっこない8月が、そこにあるから。 8月は、戦争と原爆を思い出す月だ。次の戦争を経験しないかぎり、8月は。 http://www.1101.com/saisin/index.html
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