- 二畳庵主人「漢文法基礎」復刊
752 :名無氏物語[sage]:2012/09/10(月) 00:04:45.47 ID:wxgNkjv0 - 用例が殆ど挙がっていない。
少なく共、『孟子』『史記』辺りから、可能な限りの用例を挙げて呉れないと、 言うてる事がわからない。 挙例上紙数に限りあるなら、漢文解釈上重要でない記述を全部削るべし。 引例の訓読文に典拠が無いから当該解釈の根拠が不明。 七五調でない訓読文があり、意味ニュアンスが変わってしまっている。 漢文の勘所は語順。語順を呑み込めば全て解決。文法と言うなら語順こそ文法。 全ての文言に既存の語順用例有り。 この語順に重点を置いて述べ尽くす配慮が無い。。 「矣・焉・夫・哉・乎・與・歟・邪・也」等は、使い分けが大事なのでは無い。 その位置が大事。 有ってはおかしい位置に「矣」等が置いてある日本人漢文の何と多いことか。 漢文の教科書というのは、こういうものでは無い。 字を間違えても何とか通じ然程嗤われるものでないものと、意味不通になるそれとの違いを明確にしなければならぬ。 たとえば、「非」とすべしを「不有」と間違えても語順さえ用例通りなら何とか意味は通じるし訂正はされても莫迦にはされない。 こんなことを初学の高校生に事細かく教える一方で、頼山陽の「不獨以立其一身也」「足以維持國家定天下之安危」なんて噴飯物の漢文を教科書や入試問題に採用している。 第一、教えなくても良いことが高校参考書等にいっぱい書いてある一方で、大事な文例を覚えている生徒が殆どいない。 そもそも、漢文の先生に、中国の文言学者と交流していない者が今程好条件の時代に、 なお存することが問題。
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