- 刀剣購入 優良店 極悪店 オク 23
257 :名前なカッター(ノ∀`)[]:2020/11/15(日) 19:52:56.56 ID:3kRIaFE1 - >>254
朱印船貿易なら 川口陟氏の日本刀剣全史より引用 川島元次郎氏の『徳川初期の海外貿易』に次のように記している。 応永八年八月筑紫の肥富某を使として、僧祖阿を副使とし、足利義政書を明の王に呈し貢物を送る。 其品左の如し。 金千両、馬十匹、薄様千帖、扇百本、屏風三双、鎧一領、剣十腰、刀一柄、硯管一合、同文台1箇 同十年新帝即位の使者を出し献物す。 生馬二十匹、硫黄一万斥、珊璃大小三十二塊計二百斤、金屏風三副、槍一千柄、太刀一百把、鎧1領、匣硯一面、笄匣扇一百把 彼より輸入する物品は、 白糸、綿糸、布、綿細、錦、繍紅糸、水銀、針、錬鉄、鉄鍋、磁器、古書、古画、薬材、毛毯、馬背毯、粉醋等なり。 其の利益の莫大なる殆ど想像の外に出で、皆十倍以上の利益ありしといふ。 右の記事でわかるように、当時精鉄が輸入されたことは明かである。 また、針とか鉄鍋が輸入されていることを考えてみても、鉄器類が当時わが国に欠乏していたことがわかる。 ところが、海外への輸出の第一品目が太刀なのである。 鉄を輸入し刀を輸出するところはおもしろい皮肉である。
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