トップページ > 刃物 > 2020年07月28日 > bYpW5kbS

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名前なカッター(ノ∀`)
刀剣購入 優良店 極悪店 オク 22

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刀剣購入 優良店 極悪店 オク 22
113 :名前なカッター(ノ∀`)[sage]:2020/07/28(火) 00:24:17.20 ID:bYpW5kbS
>>108
おお。中河内やな。えらい渋いとこ見つけてきたやんか。
わしもな、爺さんから形見でもろた初代國助、いわゆる親國助を持っとるんや。
それからやな。わしが剣客商売を好きになったんは。
小兵衛の差し料が師匠から譲り受けた形見の親國助でな、めっちゃ親近感湧いたで。
まあ、そんな話はどうでもええか。

長さについては、すでに諸兄からレスがあった通りでやな、特に中河内の刀っちゅうんは戦乱のない平和な時代に作刀されとるんやけど、武家連中にはあんまし受けへんかったらしいんや。鍛えが硬すぎるんやな。

ほんでも、拳丁子のえらい見事な刃文が話題になって、値段もそこそこお手頃やったさかいに、差し料を許された商人やったり庄屋やら名主やらの百姓さんが買うたらしい。
ほんでもな、何が幸か不幸か分からんもんでな、武士には不人気やったからやろか、誰も中河内の刀で試し斬りしたりせえへんかったんやろな。
めっちゃええ状態のもんばっかし残っとんねん。

反対に親國助やら親国貞なんかの方は、まあ、天草の乱もあったし、まだまだ戦雲たなびく時代やったんやろな、そらもうゴリゴリの実用刀を作っとるから、健全な姿のもんはあんまし残ってへんねん。
中河内と一緒に作っとった井上真改なんかな、めっちゃ斬れるって話題になってしもうたさかい、いろいろ斬り過ぎて、研ぎ疲れてるもんが多いんや。

今回の刀も、刃区も深く残っとるし、刃角も立派なままやんか。写真では分かれへんけど、いわゆる生ぶ刃区っちゅうやつかも知れへんな。
刃長もおそらく、注文通りの長さなんやろ。
茎の状態も、鑢目がばっちし残っとって、ええ感じやがな。ほんま健康優良児やな。

さて、銘やけど、お前さん、ええとこに目つけたやないか。確かによく知られとる中河内の銘の切り方とちょっと違うんやな。「河」のさんずいへんのとことか、「守」の六画目とかな。
よう勉強したやん。偉いもんや。

ほんでもな、わし、いっぺんだけ、この銘の切り方をしとるほんまもんの中河内の刀、見たことあんねん。
どうやら、初期の頃は「河内守藤原國助」って切っとったらしいんやけど、藤原姓で銘を切った時には「河」も「守」も、こういう字体になっとんねん。

で、その刀がなんでほんもんか分かるか、言うたらな、それ、同志社大学創始者の、新島襄の遺品庫に保管されとって、中河内による注文打ちやっちゅうんが分かっとるもんなんや。
http://www.mugenkan.com/katyo/katyo_065.html

読んだら分かるけど、この刀も数奇な運命辿っとるなあ。まあ孫に贈るのに中河内ってのがちょっとケチくさいんやけどな。

っちゅうわけでや、この刀は、ほんまもんや。
胸張って買うたらええと思うで。
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114 :名前なカッター(ノ∀`)[]:2020/07/28(火) 00:34:16.64 ID:bYpW5kbS
>>112
さすがやな。ええとこに気ついてる。
焼き出しんとこが中河内の作風と違うんやけど、初期の作風やと、普通の焼き出しになっとるんがいくつかあるんや。
この刀も、藤原姓を使うてるとこ見ると、初期の頃の作刀やから、たぶん、こう言うもんなんやろな。
せやから時代が「正保頃」と極められたんやと思うんや。

目釘穴やけど、わしの持っとるんもおんなし風になっててな、この刀も恐らくやけど、戦争んときにサーベル拵にされてたんやと思う。
生ぶ穴の場所やと、サーベル柄の短さに合わへんかったんやろな。

まあ、他の店にあるんよりも少し安いんは、大阪焼き出しになってへんっちゅうのと、目釘穴が二つついとるのが理由やろと思うで。
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118 :名前なカッター(ノ∀`)[sage]:2020/07/28(火) 22:53:37.69 ID:bYpW5kbS
>>115
ええやんか。どっちも捨てがたいなあ。
いっそのこと、両方買うてやな・・・あかんか。

珍しい言うたら兼常やな。室町頃の作刀はよう見るけど、代の下がった江戸後期の兼常はあんまし見たことあれへん。そもそも兼常の脇差自体も珍しいんや。
しかも真面目な作りで素晴らしい。
茎の様子を見ても、再刃された形跡もあれへんし、これはええ一振りや。
鍛えもよう練れとるし、たぶん、めっちゃ斬れるで。

一方、存在の貴重さで言うたら、水戸徳宗やな。
この人は弟子の徳勝が有名になったしもたさかい、「勝村徳勝の師匠」みたいな紹介のされかたしよるけど、本来なら「勝村徳勝、徳宗の弟子」と言われなあかんねん。この短刀を見ても、腕前はピカイチや。
ほんでも、いかんせん、遺っとる刀がめっちゃ少ないねんな。せやから銘の研究もあんまし進んでへんから、真偽はちょっと分からへん。
槍はいくつか経眼したことあんねんけど、ちょいと銘の切り方が違うてるんや。

まあ、欲しいもんには、ほんまもんかパチモンかはあんまし関係あれへんからな。
もし徳宗の短刀を買うんやったら、将来、息子の水戸関内徳兼の一振りも、どこかで手に入れて、一緒に世話したってな。


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