- 包丁の切れ味を追求する男たちのスレ
342 :名前なカッター(ノ∀`) (ワッチョイ 5fa2-XYX4)[sage]:2017/11/25(土) 00:05:14.85 ID:MHDchM950 - >>308-341
詳細かつ実践的な内容ですばらしい! 大変おつかれさまです >>310 >>328 ペナペナしなる薄手のナイフは、ウエスタン・スタイルの押し研ぎストロークが研ぎやすいかも? ウエスタン〜 といっても砥石はふつうに縦置きにして、ミネに左手をそえてやると力が逃げなくなります ただし、よほどナイフ研ぎに慣れた人でないと高精度のエッジが付けられないですし、砥石がカーブエッジに負けない表面硬度のあるものでないと刃が喰いこんだり砥石が削れたりします… ワンストロークでアゴからポイントまでスライドさせる研ぎ方なので、裏(左面)に糸刃をつけたり、エッジに均等にでたカエリを均等に磨りおとしたりできますから、ひとつのスキルとして身につけておくと便利だとおもいます ウエスタン・ストロークは高坊時代にナイフ+アーカンサスオイルストーンでさんざん練習し慣れ親しんだ研ぎ方ですので、自分にとって縦研ぎはこれの応用のようなかんじです 実際のところ、縦研ぎはブレードベベル(切り刃・シノギ面)の研磨用やエッジのタッチアップ用の方法というのがもっぱらで、きちんとした刃付けは引き研ぎなり押し研ぎでやってますよ
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343 :名前なカッター(ノ∀`) (ワッチョイ 5fa2-XYX4)[sage]:2017/11/25(土) 00:07:09.03 ID:MHDchM950 - >>341
> 一番大事なもの > ぐらつかない「台」かもしれない はげしく同意です むかし作った未塗装の木板の研ぎ台が反ってしまって廃棄して以来、ここ数年は台所シンクの水切りブリッジで雑巾をクッション代わりにして使っていましたが(砥石の木台も吸湿して歪んでいました ←顛末は研ぎ本スレで報告しました) 砥石の木台と研ぎ台を新調したら仕上がりが別物になりました 砥石がブレるのを手先の加減で補正するという訳のわからないスキルを研鑽した無駄な数年間でした… LOL
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344 :名前なカッター(ノ∀`) (ワッチョイ 5fa2-XYX4)[sage]:2017/11/25(土) 00:19:05.57 ID:MHDchM950 - >>305 昭和の包丁:復活編 第@回 の補足
堺刀司 ツバの切断と中の掃除 切断砥石ディスクとダイヤモンドポイントを使用 https://i.imgur.com/ETln7VI.jpg サビの除去に使用した研削ビット類 https://i.imgur.com/63B5Uai.jpg ホビールーターでの黒サビ除去作業でもっとも使用した研削砥石ビットは白いディスク砥石でした → ミツトモ製作所 RELIEF 3枚組 C材 ディスク砥石 マンドレル付き (C#100 φ22×3mm) 研磨剤粒子が一般的なPA砥石よりもパワフルなC(SiC)で結合も堅いので、アルミナ系のディスク砥石(褐色・ピンク・ブルー)のものよりも減りにくく、ステンレスなどの高硬度のワークにガツガツあてられますよ ※注) RELIEFディスク砥石の穴径は1.8mmなので、固定ネジの太さが1.6mmのサンフレックスやPROXON製の軸(マンドレル)への取付はできない ディスクグラインダー+研削砥石だと、ブレードをバイスにくわえさせてもハンドル部分がビヨンビヨンあばれて危なっかしく、削る量を調整しづらかったので、ホビールーターでの作業になってしまいましたが 2時間以上でも回しっぱなしにできるところがRYOBIのいいところ♪ 存分に活躍してもらいました 自分の経験値で無理なく安全に作業できる範囲での方法を選択すると時間ばかりかかりますが、商売でやっているわけではないので仕方のないところですね ゴーグル、マスク、革手袋と整理整頓、KYで、安全第一!めざせゼロ災! 続きはハンドル材などを用意してからになるので、来月になってからです マイカルタ材を付けたいところですが、ダイヤ砥石やセラックス両面もほしいから、ハンドル材2丁分で5千円をポンとだせません… 1本めのほうの堺刀司のほうですが、タングとハンドル材とのスキマがいっこうに埋まらないで吊るし状態継続中です すでに表面の導管が完全に埋まって、マイカルタみたいにツヤツヤになっているんですけどね カシメピンを余分に買って、接着&カシメだけやり直したろか、コイツ >>307 解体屋ではなく修復師とかいってほしかったです…
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347 :230 (ワッチョイ 5fa2-XYX4)[sage]:2017/11/25(土) 10:48:17.86 ID:MHDchM950 - 堺刀司 <本格派シリーズ> 辻勲撰 肉切包丁 21cm
副題: 『仕上砥をかけると切れなくなるんです?』 の件 (ハンドルのスキマはとりあえずそのままで、) >>232,241-244 でいただいたアドバイスどおりにペーパー#1000+青棒による片面マイクロセレーションを脳内でイメージしながら仕上げたところ 『産毛は剃れるようになるけれど、丸めたチリ紙には切れこめなくなる』の状態を解消して、繊細かつ食い込み&カカリのよい刃付けができました 的確なアドバイスをいただきまして、本当にありがとうございました ふだんの研ぎにペーパーや青棒を使用する習慣がない自分のばあい、1.5mm幅のエッジに革砥でストロップかけるとダレやすい点が課題になりそうです 包丁の潜在能力を確認できたところで、引き続き、砥石を使っておなじイメージで研ぎあげられるようにと試みたところ WA1000+合砥でもなんとか近い仕上がり具合にもできましたので、しばらくはこのメソッドを精密化していこうとおもいます まず肝要なのは、>>325,357氏らが言及しているとおり、中砥(#1000)で望ましいエッジをつくるべしということで WA1000で平らなエッジ面をしっかりと意識しながらオモテ(右面)・ウラ(左面)と研ぎ、オモテにごくわずかなカエリが均等に出たところで仕上砥に移行 戸前にうすくドロをだしてからオモテのみを引き研ぎの1cm往復ストロークでじわじわとカエリを磨りつぶして、あらたなカエリがウラに付いたかも?というところでウラをWA1000でワンストロークだけ押し研ぎしておしまい さいごに広告紙でストロップしてしあげたら、ヒゲは剃れないものの産毛と丸めたチリ紙はクリアできました 新聞紙についてはエッジのすべての部位で垂直押し切りまでにはいたっていませんが、アゴをさげて45度程度での押し切りならできるようなので、あとは精度さえつめていければ良い刃付けができそうです 軽い負荷での「引き研ぎの1cm往復ストローク」がエッジの仕上げ精度におけるミソなのでしょうが、砥石ノリがわるい鋼材なのでストーローク数が多くならざるをえず、丸っ刃にせずカエリだけを磨りおろせるようになるまで練習がいりそうです なんかそれなりに刃持ちのよさそうな包丁ですし、牛刀は炭素鋼18cmがメインなので、マメに研ぐ必要がなく長期戦になりそうかも… エグイほど研ぎにくいのと引きかえに研いでも砥石があまり減らないという奇妙な包丁ですが、一応これでなんとか付き合っていけそうですね とっぴんぱらりのぷう 中砥#1000を電着ダイヤでやってみる → × エッジの平面度は向上するがカエリの肌理が粗くて仕上げてもザラついた刃になる (そもそも包丁の研ぎ減りがはやまるのでボツ) 仕上砥を黒幕#12000でやってみる → △ よほど丁寧にあてないとWA1000のカエリをおとしたあとに "カカリ" が残らない (1勝3敗) 合砥でエッジの両面とも仕上げる → × いまのところ天然砥石らしい "カカリ" がだせない (ウデがわるいだけなんでしょうが)
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