- 【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】35ストローク目
543 :検証家[sage]:2014/10/19(日) 06:13:07.74 ID:OokCFalw - 刃物の仕上げ研磨は押すべきか引くべきかの考察
机上論ではどちらも同じ刃が付く。しかし実際は微妙に違う これを微視的な視点で考えてみたい カエリが出たら裏返してそれを取るが、その粗い段階でなく仕上げのレベルの話。 仕上げでは目視できるほどのカエリではないがそれに近い「箔状」のものが引いて研磨したときにできる。 これに気づいたのは針の鋭利な研削で鋭角にΦ1μまで仕上げたときだ。回転する研磨板に針を当てて先端を顕微鏡で 観ながら仕上げ研磨するのだが、引いて研磨するとき(針の先端方向へ円盤は回転)は、大根の髭のようになり その髭は剛性がないためそれ以上に研磨は進展しない いつまでも髭が残る では逆方向に円盤を回すと今度は髭は取れるが砲弾型になる。これは先端径Φ3〜1μレベルの話であり目視やルーペでは分からない 以上は固定砥粒の話だが、仕上げ砥石は固定砥粒と砥クソ、つまり遊離砥粒と混在した研磨になる。 刃を押しての研磨は砥粒を巻き込む感じになり、それが砲弾型になる。ドライな研磨紙を使っても脱落した砥粒や研磨屑で遊離砥粒の傾向を示す ダイヤモンドペーストは遊離砥粒そのものなので方向の違いが如実に表れる ダイヤモンドペーストで仕上げる場合は、アクリル板に塗り押して砥粒層を掻き取るようにしてするといい刃が付く タモリ倶楽部の放映で、仕上げを押すでも引くでもない横方向に軽く滑らせていたのはそういう理由からである
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