- 料理刃物総合スレ 二寸目
314 :ブランキー ◆dQFybMSTKM [sage]:2014/10/17(金) 17:47:09.55 ID:zLhkbVou - 【吉田刃物・青紙スーパー・スーパーバトンリレー】ブランキー最終版
とうとう砥石を当てた。顛末記。 1.黒幕#1000を5分間給水で当てた。 研げる。しかし滑る。研ぎ音はするが滑る。 気分が悪いので、電着ダイヤ#400で砥泥を出して研ぐ。 黒幕的な、「研げていますよーー!」というシャリシャリ音が出始める。 カエリがいつ出るかよく分からない。 刃先を立てて、強引にカエリを出したい気持ちを抑えながら研いだが、止めた。 「この刃物には合わないと」思った。 所有の全メーカーを刃先に当てて、探った。ここは省略。 2.キンデラ#800にスイッチした。 3分で、思った量のカエリが出た。キンデラが良かった。すごく合う。 滑らず、研げすぎず、キンデラの面が狂う前に刃先から刃元まで「ほんの少しのカエリ」が出た。 すごく満足だ。次は、裏研ぎをどうするか考えてみた。 3.裏にもキンデラ#800を当ててみた。 カエリは、取りにくくは無い。 しかし「カエリが硬い!」 「カエリ取り」では無く、「研ぎ」でカエリを無くしていくという感じだ。伝わるだろうか? 珍しく、裏も全面的に「研いだ」。表に逆マクレは出ない。が、よれたバリが残っている。 このままでもゴボウなどを切らせたら、「すごく切れる!」という感じになるのだろうが、もちろんこのままでは全く駄目である。 4.しばし考えた。この後は、何が一番良いのだろうか? 砥石が呼んだ気がした。 表はここで、北山#8000に飛ばした。キンデラ#800-北山#8000。 普段は絶対こんなことはやらない。しかし、この刃物にはこれがいい、となぜか思った。 5.表は、満足だ。自分なりのベストは尽くした。次は裏だ。 黒幕#5000を当てた。少し当ててみて、「あ、良かった」と思った。 表返しは一切せずに、終了出来た。残ったカエリの残留は指先で確認した。 刃のセンターに飛び飛びに残っている。 ゆっくり、ゆっくり、縦になぞって、終えた。 http://i.imgur.com/NlKR7sv.jpg 最後に、革を当てた。研磨剤は無し。赤い革の表で10数回撫でた。 ふと思い、ベージュの厚革の表で、「研ぐように」仕上げた。 厚革が削れてしまった。 http://i.imgur.com/HFKmax2.jpg
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