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検証家
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目

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【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
868 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 01:10:16.41 ID:ElAF2v0Q
砥ぎが実務に役立つ話
本日の商談  10μX10μの角線ができないかとの相談があった  多種な方法はあるが数センチと短いので
研磨で仕上げる方法を提示した。バリ不可 隅のRは1μ以下  こういった「どうやって作るんだろう」と言う難題が持ち込まれる。

本スレの上級者レベルなら、方法を教えれば簡単だ。刃物を精密に研げるセンスがあれば応用が効く。アイデア次第  雑談
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
871 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 01:25:04.80 ID:ElAF2v0Q
↑ 私の仕事の7割ぐらいは「どうやって実現したの?」という秘密の方法でやっている。ノウハウともいうしブラックボックスとも言う

先日も客員教授(情報工学博士 出身は機械工学)が来訪し、創造性論議をした。そして作り方が分からない
ブラックボックス数点を開示した。分野違いなのでマネされる心配不要。説明すると「なるほど その手があったか」と。

当然2ちゃんでノウハウを開示できるはずがない。
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
878 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 01:55:21.77 ID:ElAF2v0Q
読後の消化不良を覚悟で書く

ベルトグラインダーのベルトを自在に自作できたら粒度が多様になる。市販研磨紙(耐水研磨紙とラッピングフィルム)を
長手に切って(25幅)それを繋ぐとベルトになる。しかし繋ぎ方が難しくフィンガージョイント(指を互いに組んだような)式を
数種類作って実験した。段差はゼロでスムーズに繋がった。これで任意の粒度が得られる。

ま、ここまでは普通の延長線にある。ブレークスルーはここから。ある方法を採ることで研磨面をリアルに観ながら研磨することができる
刃に薄く青マジックを塗り、それを観ながら最小限の研磨で済ませられる。

刃物砥ぎの宿命として研磨状況をリアルタイムでは見られない。研磨し裏返して砥ぎ具合を確かめ再度研磨、この繰り返しが普通である

もしリアルタイムで研磨状態を見られるなら作業性も刃先品質も上がる(持ち替えがないので角度が安定)

これもブラックボックスだが、信用できる同業が来訪したときに開示した。曰く「発想の転換ですね その手がありましたか」と。

他には随分前に書いたが、ワンパスで完全な包丁砥ぎのできるマシンの構想が進化した。砥石を成型せず研磨紙を
貼るだけで実現できそうだ  貼る接着剤が進歩し、研磨紙をレーザーで切ることも可能になった。 これは作ったらレポるがまだ先になる
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
880 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 02:19:58.49 ID:ElAF2v0Q
では波刃を研ぐ丸棒タイプの砥石の作り方を伝授。

鉄製の丸棒(Φ1ミリ)に研磨紙を螺旋に巻き付けるだけ。

1 研磨紙に両面テープを貼る
2 3ミリ幅にカッターナイフと定規でスリット状に切る
3 螺旋状に棒に巻き付ける  多少のスキマは空いてもいい
4 両端は放置してもいいし、接着剤で留めてもいい 

きれなくなったら棒ごと捨てる 棒はステンレスがいい  Φ1.2のときは研磨紙外径が1.6になる

自在な粒度と直径が得られる。安い。実際は波刃はマイクログラインダーとラバーダイヤで研いでいるため本品は使わないが
簡便に作れるので数本作っておくと楽
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
881 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 02:22:32.18 ID:ElAF2v0Q
両面テープは使わなくてもいい  そのときは両端を接着剤で留める
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
885 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 03:41:20.74 ID:ElAF2v0Q
↑ それもアリ。透明な荷造りテープを裏に貼って試作は作ってある。繋ぎ目は少し斜めにした方が衝撃は少ない。
ただし張力をかけていると少しずれてくる。

これが精密研磨では障害になる。そこでフィンガージョイント式のパンチとダイを作り研磨紙を抜いたところ意外にも
キレイに抜け断面に接着剤を付けるだけでガッチリ付いた。それがダメになるころは研磨紙も寿命になっている。

接着剤の付け方もコツがあり、瞬間接着剤で留めた直後にPP(ポリプロピレン=文具用クリアシート)同士で挟み静置すると
段差が全くない繋ぎ目ができる  接着剤の箇所は研磨されないが全く問題なし 瞬間接着剤は割れる?は杞憂 薄ければ弾性体と同じ

私は研磨紙の応用ではプロ級で、特殊な研磨をそれで実現させているが、一枚\80で200ピースほど取れるため1ピース当たり1円以下である。
それで、特殊形状の研磨をしているが1ピースで5個(\7000分)研磨できる タダみたいな金額で各種の高額品を研削している。

その研磨紙で仕上げた製品の合計額は2、3千万だが、要した研磨紙は数千円。ハサミと研磨紙は使いよう。

薄い砥石はまだ挑戦中
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
886 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 04:19:19.96 ID:ElAF2v0Q
一言余談  ブレークスルー案件について

あまりにも革新的だと理解されない。科学史ではよくあることだ。(電話網すら切手の方が安いと否定された)

ブレークスルーは数件もっている。ワンパスで完全な砥ぎができるマシンもそれに入る。
嘘と思っても構わないが、ステントを日産1万個作る方法を考えた。これが10数年で最大の案。

もともとは半導体検査部品のある部分の製造方法を考案していたのだが、形状がステントに似ていることが分かった。
それを進化させ5分で500個同時加工できる方法を考えた(複合的な除去作用による 切削とか放電とかレーザーではない)

相場は工場出荷価格で1個1〜3万らしい。  仮に\5000としても一日で\5千万になり純利益は少なくても\4900万になる

これを実現すると医療関係の革命になるが、秩序を乱し既存のメーカーや流通を混乱させることになる。製造特許は取れない。
(既存の原理の複合なので抜け道が多すぎる) 仮に特許申請したら中韓がマネするだけで液晶TVの二の舞となる。

ある革新的な製法を実現するため市販品では不可能なため刃物は自作するしかなかった それが本スレの刃物談に繋がっている 余談おしまい
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
889 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 10:08:36.83 ID:ElAF2v0Q
私の言うベルトグラインダーの仕様は理容鋏がコーンベックスに過不足なく最小限の研削量で一発で仕上げること。
市販品はないので作る。実体顕微鏡下にセットして使う。

ハサミの実験で布を切った。それでTV番組の布生地店の話を思い出した。その店主がいうには良いハサミとは
前方に滑らせたときにナイフのように切り進む、といって実演していた。私はそのとき、確かに一理あるがそれが品質に比例するか?
と疑問に思った。

ナイフのように角度を鋭利にして(実際はそう研がないが)そういう切れ方が高品質なハサミのように振る舞うことはできる
しかし耐久性と作業性に逆行するのではないか。邪道か迷信に近い印象をその放映から感じた。

そこで裁ちバサミの実験でそういう切り方(押し進め切り?)をしてみたら切れない。普通の切り方なら問題がないのに切れない。
ふと、この押し切りを維持したいがために紙を切ってはいけない等の「常識」が残ったのではないか

生地店や裁縫のプロはそういう切り方の方が効率的で、少しでも切れ味が落ちるとそれができない。その感性の違いが
ハサミの作法に繋がったのではないか。というのが中間報告
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
890 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 10:29:55.53 ID:ElAF2v0Q
補足  髪の場合はハサミから髪が逃げないように荒めに研ぐのも一法であって刃先にミクロのギザギザを付ける。
布もミそれがあると逃げない。しかし鋭利なナイフ状とは違うため押し進め切りができなくなる。

逃げを抑えるか、押し進め切りを優先するか、相反する砥ぎ方となる。それで生地店主のハサミ評を疑問に思ったワケだ。
単に押し切りができるから秀逸なハサミと評していいのだろうかと。これに関しては裁縫現場の声が聞きたいが本スレにはいないだろう。

理容鋏でも鋭利に研ぐ派と、荒めのギザギザを付ける派はいる(ネット上の研ぎ屋の見解でそれが分かる)
裁ちバサミでも流派はあると思う。意図せぬ進み方が起こらず布が逃げない砥ぎが好まれる場合もあるだろう。
生地店のように直線カットが主で、速さ重視の砥ぎもあるだろう。ここらは現在検証中
【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
916 :検証家[sage]:2014/09/03(水) 22:27:39.99 ID:ElAF2v0Q
>903
研舎(とぎしゃ) 代表:小宮正二
http://www.geocities.jp/togisyakomiya/honnsikikennma.htm

そのサイトの下にこうある  転載開始

切れ刃について (私見)
40年鋏を使い毛を切ってきた(理容)私が考えるに、良い切れ刃は目いっぱい荒く良く切れる刃が使いやすい刃であると思います。
挟んだ毛を逃がす事なく又楽に切る事が理想であると思います。
相反する機能を操る事が出来れば、理容・美容・トリマーのそれぞれの仕事で使い易い鋏になると考えています。

転載終わり

目いっぱい荒く良く切れる刃が使いやすい刃  と記述がある。

私が理容鋏を研ぐときは#1000程度で仕上げている。これは髪を逃がさない程度の粗さと鋭利さの妥協点で
渡すときも「逃げない程度に仕上げたyo」と言う。そこで試し切り(実際の髪でやるときもある)をし納得する

これは髪の切り方でも変わり、男性系床屋と女性系理美容では要求仕様が違いどちらが正解という話ではないと思う


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