- 【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
715 :検証家[sage]:2014/08/26(火) 00:16:06.82 ID:sSmvzjOp - 私見だが、裁ちバサミで紙を切ってはダメ。のいわれはこういう成り立ちではと思う。
1 昔は裁ちバサミは高価だった。嫁入り道具の一つになるほど。できるだけ丁寧に使いたい。 2 紙の質も悪かった。不純物(砂などの微粒子)も多かった。 3 紙を切ることを容認すると他者がそのハサミを使うようになる。(ちょっと貸して ダンボール切るから) 高価なハサミの持ち主としては布をスッキリと切りたいのに、紙を容認したばかりにハサミはどこかへ行き返ってこない 返ったと思ったらホッチキスの針ごと切った痕跡がある ダンボールを強引に切ることもある ついでに棒も切る 学校工作でつかうなら糊も付く ハサミを開いたまま机から落下させると噛み合わせ部は凹みパーになる 紙を切ること自体が悪いのではなく、その環境がハサミにとって危険であり、持ち主の管理外で使われるのを嫌ったためではないか。 紙はダメ、と宣言しておけば裁縫箱から移動することはなく自分の管理下に置ける。 これが最大の理由と考える。刃先が劣化するのは後付け講釈であって、大事な物を管理するための方便と思う。 因みに私の母も同じく紙を切らせなかった。でもコッソリと工作用氏を切ったことは何度かある。金物店から嫁いだので 秀逸なハサミなはずだ。そういう視点でそのハサミを先日見てきたが劣化の後はなかった。 理由は「ダメなものはダメなの 紙は切っちゃダメ」 非論理母から論理派が育った。
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- 【研ぎ/研磨/ 砥石/sharpening】34ストローク目
720 :検証家[sage]:2014/08/26(火) 01:31:43.08 ID:sSmvzjOp - 閑話休題
理美容鋏の切断特性と切れ味の定量的評価に関する研究 という膨大な研究がある http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/5343/3/Honbun-4190.pdf 鋏のどの要因が官能的な「切れ味」に繋がるかの研究で132ページもある長文だが一読を勧める 参考文献のタイトルだけでも価値がある 惜しいのは再研磨に関しての記述がない。あくまで市販品を対象にしている。 例えば同じ鋏をコーンベックスに研ぎ直したら体感上どう変化するかとか、そういう実験が欲しかった
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728 :検証家[sage]:2014/08/26(火) 09:27:44.11 ID:sSmvzjOp - ほんとうに紙を切ると刃が劣化するのか検証してみたい。見た目の柔らかさと硬度が違うのはガラスウールが
そうであるように、フンワリしていてもそれはガラスそのものである。そのような乖離が紙にあるのかもしれない。 しかしそうなら普通の文房具の鋏は紙用なので、急速に劣化するという理屈になるが、そうは感じない。 迷信なのか、男子厨房に入らず的な「布を切る者 紙に触れぬべし」のような作法が古い時代にあったのか。 僅かな紙による摩耗が布にとっては作業性悪化に繋がるからなのか、少し実験してみる。
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