- サバイバルナイフ総合雑談スレ61
521 :名前なカッター(ノ∀`)[sage]:2014/05/29(木) 13:13:53.82 ID:ifXXOj0Q - 石狩沼田幌新事件より
ヒグマは囲炉裏で盛んに燃え上がる火を恐れることもなく踏み消し、部屋の隅で恐怖に震えていた母親・ウメ(56)[note 4]を 咥え上げると、そのまま家を出ていこうとする。 三太郎は自らの深手も忘れ、半狂乱になってヒグマをスコップで打ち据えるが、 意に介すこともなく向かいの山中へとウメを引きずっていく[2]。 ウメが助けを求める叫び声が2、3度響いた後、かすかな念仏が何度も続けて聞こえてきたが、 それも次第に遠ざかり、夜風に吹き消されてしまった[1]。 22日のうちに、惨劇は沼田町全域に知れ渡った。 翌23日には、熊撃ち名人として名高い砂澤友太郎をはじめ雨竜村(現在の雨竜町)の伏古集落在住の3人のアイヌの狩人が応援に駆けつけた[2]。 そのうちの1人・長江政太郎(56)[note 5]は凶悪なヒグマの話を聞きつけて憤慨し、 「そのような悪い熊は、ぜひとも自分が仕留めなければならない」と、周囲が留めるのも聞かず単身でヒグマ退治に赴いたものの 、山中で数発の銃声を響かせたきり行方をくらませてしまった[1][2]。 (中略) 凶悪なヒグマもついに斃された。 この現場のすぐそばで、23日に行方不明になっていた長江政太郎が、頭部以外をすべて食い尽くされた状態の遺体として発見された[2]。 結論。 「羆が出るような場所には最初から行くな」。 これが父親としての正しい行いです。
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