- 鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 3
655 :名無しを整える。[]:2020/05/23(土) 00:45:27.51 ID:EGjM05OD - >>650
28 淫風家国喪亡の愁(うれい) 君看(み)よ雎鳩(しょきう)彼(か)の洲に在り。 例に随って宮娥主恩の夕 玉盃夜々幾春秋ぞ ・くま訳 昨今の風俗の乱れはひどい。亡国の憂いをを禁じえない。 雌雄別々に暮す鶚(みさご)をみならえ。 宮城の夕暮れ、君主の寵愛を受ける女性が、ちゃんど順番を待っている。 夜毎の美酒に、どれだけの夜々を過ごしてきたことか。 今夜の一休さんは、ちょっぴといつもと違うのである。 ちょっぴと、まじめに語ってるのである。 この詩の前に当時の状況を2つの詩に歌ってるのである。 29 同居(す)牛馬犬兼(と)鶏(と) 白昼(の)婚姻十字街 人(は)道(いう)悉是(ことごとくこれ)畜生道 月落(つ)長安半夜(の)西 *李白の子夜呉歌 参照。 くま訳 牛、馬、犬、鶏、と変わるところが無い。、 白昼堂々と男女が交わる歓楽街 畜生道に落ちたというべき。 暗い世情を照らす月も無い。 29 仏露柱(ろしゅ)に交じって一に途を同じうす 邪法此の時扶(たす)くること得難し 榮衒の徒作家の漢に似たり 仏法胸襟に一点も無し ・くま訳 そのときも仏は、その場に居るのだ。 しかし、言葉で語られる邪法では、何も助けられない。 大流行の芸娼妓周旋人は、禪の師匠と似ている。 奴等の心には仏法など微塵も無いのだ。 (´・(ェ)・`)つ
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